BY GAKU FUJIMURA, PHOTOGRAPH BY KEVIN CHAN
男のスキンケアは自身のマネジメントである。また人生100年といわれるこの時代、健康に過ごすためにも、免疫器官である皮膚をケアすることは大切だ。自宅で使うべき<at home編>に続き、外出時に携帯したい7アイテムを男性美容研究家の藤村岳がピックアップ。

女性にとって“化粧直し”は当然の行為。家でどんなに丁寧にケアしても気温や湿度などの外的要因と、汗や皮脂などの内的要因によって肌の状況は刻々と変化するからだ。そんな状態を素早く察知し、出先で足りないものを補充し、多すぎるものを適度にオフすることは、性別を問わず重要なこと。よって、ここからは外にも持ち歩いて使ってほしいコスメを紹介していこう。
FIVEISM × THREE「ゲームフェイス カモキット」
いきなり飛び道具的だが、FIVEISM × THREEの「ゲームフェイス カモキット」は男性用のフェイスパウダー。いわゆる“粉”はファンデーションのあとの仕上げとして使い、テカリを抑えて肌を均一にしてくれる。ネーミングの由来はフットボールなどの試合に際し、恐怖心を見せずに勇敢に戦うときの表情と、カムフラージュからの造語だそう。そんな男らしい謂れをもつこれをさっとブラシで肌にのせると、たしかにクールな表情になる。限りなく透明に近いのでどんな色のベースメイクで整えた肌ともすんなりマッチ。また、植物由来成分や植物油を配合し、スキンケア効果も期待できる。いつも必携して、皮脂が気になったらさっとひと刷毛塗ればいい。

ベースメイクからさらに進んで男性用のフェイスパウダーまで登場。テカリを抑えつつ、すんなりとなじむのは粉体ならでは。とはいえ、粉っぽさが残らない仕上がりはお見事
ゲームフェイス カモキット(リフィル)¥3,800、ブラシ、ケース各¥1,800
FIVEISM × THREE
フリーダイヤル:0120-330-019
COURTESY OF ACRO
アディクション「ユニセックス アディクション」
女性たちの間ではおなじみのブランド、アディクション。クリエイティブ・ディレクターのAYAKOによる10周年のコレクションから「ユニセックス アディクション」が登場した。中〜上級者向けのアイテムだが、時代はもうここまで来ているという証拠。肌のトーンを補正するベースメイクに加え、影をつけるコントゥア、そして光を反射させるハイライトなどをひとつのパレットに集めた。色はベーシックで、肌なじみは抜群。アイブロウやリップクリームまであり、これさえあれば今どきの顔になれるはず。期間限定なので、もし見かけたら早めにゲットするのが得策だろう。

ブラッシュ(=パウダーチーク)にコンシーラー、アイブロウ、コントゥアリング、リップバーム、プレストパウダーと必要なものがひとつのセットに。男性の肌にもなじみやすいカラーセレクトが揃った
ユニセックス アディクション ¥9,000<期間限定品>
アディクションビューティ
フリーダイヤル:0120-586-683
COURTESY OF ADDICTION
クワトロボタニコ「ボタニカル オイルコントロール & UVブロック」
洗う、潤すだけがベーシックのスキンケアではない。日焼け止めを塗って肌を保護することまでして、ようやく完成だ。そんなとき、使えるのがクワトロボタニコの「ボタニカル オイルコントロール & UVブロック」。スタイリッシュなパッケージとほどよい大きさで持ち歩きに便利。このブランドのウリでもある4つの植物エキスは当然ながら、皮脂吸着成分入りで塗ったほうがかえってサラサラに。また、あの日焼け止め独特のニオイが極力抑えられ、ベルガモットとローズマリーの清涼な香りが心地よい。日に何度も塗り重ねる必要がある日焼け止めだが、これなら塗ること自体が楽しくなる。

高い紫外線防御力を誇りながら皮脂吸着パウダーを配合しており、サラサラ感が8時間も持続。また毛穴を光でぼかし、目立たなくもしてくれる
クワトロボタニコ ボタニカル オイルコントロール & UVブロック
<50g、SPF50+ PA++++>¥2,250
リ・ブランディング ジャパン
TEL.078(843)9981
COURTESY OF QUATTRO BOTANICO