BY EMI ARITA
イコ・パリージの「パ 1947」
イタリアデザイン界の巨匠、イコ・パリージが1947年にデザインした「パ 1947」は、無垢材と脚部先端の真鍮の金具のコントラストによるエレガントな佇まいが印象的。紙にスケッチした数本の線から着想を得てデザインを起こしたもので、まっすぐに伸びる天板の水平線と、脚部を構成する2本の斜めの線が描くフォルムは、まるで今にも走り出しそうな子馬の姿のよう。直線的なパーツでありながら、有機的な動きを感じさせ、見るものを魅了する。
サイズは幅151cm、奥行き40cmとコンパクトなため、リビングや寝室の一角などにワークスペースを設けたい時にもおすすめ。
カッシーナ・イクスシー 青山本店
TEL. 03-5474-9001
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ジョージネルソンの「ネルソン スワッグレッグデスク」
「ネルソン スワッグレッグデスク」は、ミッドセンチュリー期を牽引したジョージ・ネルソンが1954年にデザインした棚付きデスクの名作。ネルソンが開発したクローム製の「スワッグレッグ」を採用し、すっきりとしたデスクのラインに、「スワッグレッグ」の優美な曲線がアクセントを添える。
備え付けられた棚の仕切り板が、オレンジ、イエロー、ブルーと、カラフルなのも魅力。また、天板下には引き出しもあり、書類や筆記用具を収納できる。デスクの後ろには配線ケーブルを通すグロメット、脚にはアジャスター付き。
ハーマンミラーストア 丸の内
TEL. 03-3201-1820
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アルヴァ・アアルトの「ドロップリーフ テーブル DL81C」
1933年にアルヴァ・アアルトがデザインし、2024年に待望の復刻を果たした「ドロップリーフ テーブル DL81C」。アアルトの名作「スツール 60」などと同様、脚部にはフィンランドバーチ材を直角に曲げる技術「L-レッグ」を採用し、無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインが光る一台。
さらに、「多目的な家具」というコンセプトの通り、天板の片側は折りたためるようになっているため、普段はコーヒーテーブルに、リモートワークの日は広げて作業用デスクに......と、省スペースを活かしながら、フレキシブルなライフスタイルに対応してくれる。天板のカラーは、定番のナチュラルラッカー、ブラックリノリウム、ホワイトラミネートの3種類のほか、2024年の復刻を記念し、ツートンカラーリノリウムの特別モデルもラインナップ。
アルテック
TEL. 0120-610-599
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フランコ・アルビニの「フランコ アルビニ ミニ デスク」
“イタリア合理主義の旗手”と称され、モダンデザインを象徴する数々の名作を生み出してきた建築家・デザイナーのフランコ・アルビニ。1928年にデザインした「ミニデスク」は、ガラス、スチール、木の組み合わせにより、透明感とバランスのとれた佇まいが印象的。余計な装飾を削ぎ落としたシンプルなフォルムと素材の美しさを引き立てるデザインは、アルビニの合理主義的なデザイン哲学とミニマリズムの美学が凝縮されている。
「ミニデスク」ながら、幅122cm、奥行き67cmと、PCや書類を広げて作業するにも十分なスペースがあり、リモートワークをするのにも快適。2段の引き出しと反対側に小物が飾れるスペースのある木製のドロワーは、ブラックステインドオークまたはホワイトラッカーからセレクトできる。
ノルジャパン
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ジャン・プルーヴェの「コンパス ディレクション」
20世紀のフランス工業デザインを牽引したジャン・プルーヴェが1953年にデザインした「コンパス ディレクション」。まっすぐに伸びる直線と、前方に少し広がる斜線で構成されたスチール製の脚部は、その名の通り、コンパス(フランス語で‘le compas’ )の針を端的に表現。金工職人としての経験を活かし、スチール製のプロダクトを多く手がけてきたプルーヴェらしさが感じられる作品だ。
天板はオイル仕上げのソリッドウッドで、スチール製の脚はディープブラック、ブランコロンブ(アイボリー)、ジャパニーズレッドなど6色からセレクト可能。幅125cm、奥行き60cmと省スペースに収まるミニマルなサイズ感も魅力。
ヴィトラ
TEL. 0120-924-725
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アルネ・ヤコブセン「FH3605™」
シンプルで合理的な北欧デザインを牽引したアルネ・ヤコブセンが1955年にデザインした「FH3605™」。ヤコブセン自身が「ライティングデスク」と銘打った通り、集中して作業できるよう考え抜かれたフォルムでタイムレスな美しさを放つ。脚部から天板方向に斜めに伸びる細いスチールは、強度を補強しつつ、シンプルなデスクの意匠としてデザインされているのも秀逸だ。
天板はウォルナット材とブラックカラードアッシュの2種類。脚部もクロームまたは粉体塗装仕上げを施したブラックのスチールの2種類からセレクトできるほか、無垢材を使用した書類用のドロワー(オプション)も天板同様2種類あり、スタイルに合わせてカスタマイズできる。
フリッツ・ハンセン 東京
TEL. 03-3400-3107
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ピエール・ポラン の「F031 デスク」
1970年の大阪万博で、フランスパビリオンにトリコロールのソファ「アンフィス」を展示したことでも知られる、フランスを代表するデザイナー、ピエール・ポラン。「F031 デスク」は、1950年代にデザインしたもので、彫刻的なフォルムの作品が多い中、直線を基調としたミニマルなデザインが特徴。
天板と木製のドロワーをL字金具でつなぎ合わせ、それらをスチールの脚で支えるという非常にシンプルな構造は、どこから見ても美しく、あらゆる空間に溶け込んでくれる。奥行きは61cmとパソコンデスクにも最適なコンパクトなサイズ設計。ドロワー部分はオーク、チークの2種からセレクト可能。
メトロクス
TEL. 03-5777-5866
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