BY TOMOKO MANO
間違いなしのハイレベル!一流ホテルメイドのチョコレート3選
帝国ホテル パティスリー ガルガンチュワのボンボン ショコラ
昨年12月に帝国ホテルプラザ東京へ移転・リニューアルオープンした「ガルガンチュワ」。同店で販売しているショコラは、温度と湿度を徹底管理したショコラトリーにて、シェフ ショコラティエ 市川幸雄さんのもと、手間暇をかけて丁寧につくられ続けており、長年のファンも多い。フレーバーの魅力が最大限に引き立つよう、素材の選定、配合、サイズなどひとつひとつ緻密に計算して作られている。コーティングや仕上げなどもひとつひとつ人の手で行うため、温かみの感じられる仕上がりも愛おしい。「ここでしか味わえない品をお届けしたい」という市川さんの想いが強くこめられたボンボン ショコラは、どなたに贈っても喜ばれる極上の味わい。時に培われた大切なものを守りつつ、未来を見つめ進化し続ける帝国ホテルの商品には、贈る相手が誰でも安心できるバリューあり。ちょっと緊張してしまうような相手にも、親世代の方々にも贈って喜ばれる。ここぞというとき頼りになるボンボン ショコラが、バレンタイン限定セレクションとして登場。
フォーシーズンズホテル東京大手町のチョコレートボンボン
スイーツ好きの間で話題沸騰の青木裕介さんがエグゼクティブ ペストリーシェフを務める、フォーシーズンズホテル東京大手町。その手から生まれるお菓子がうっとりするほどフォルムも色味も美しいことから、“ペストリーの魔術師”の異名もとる青木さんのチョコレートボンボンは、落ち着いたトーンのオレンジやレッドカラーも、まろやかなフォルムも実にエレガント。艶やかなチョコレートボンボンを包み込むドゥロワー式のパッケージも素敵なので、舌も目も肥えたひとへの贈り物にぴったり。この季節の手土産や友人へのサンクスギフトにも。
パレスホテル東京「エステール」のチョコレートケーキ
少し趣向を変えて、この時期、家族や友人たちと分け合って楽しめるチョコレートケーキを贈るのもおすすめ。パレスホテル東京にあるフランス料理「エステール」は、アラン・デュカス氏が設立した「デュカス・パリ」をパートナーに、日本のテロワールを存分に活かし、旬の素材を最大限に引き出す料理が魅力のフレンチダイニングで、早くもミシュランの一つ星を獲得。こちらはお菓子も素晴らしく、特に「ル・ショコラ・アラン・デュカス」製の材料を用いたチョコレートケーキは絶品! ルックスもエレガントなので、特別な集いやお祝いにも。バレンタインに乗じて、眼福口福至福のひとときを、大好きなひとたちに贈りたい。
世界屈指の才能が手がける、物語のあるチョコレート
ルイ・ヴィトンとSUGALABOがタッグを組むLE CHOCOLAT Vの、旅へ誘うチョコレート
大切な方に贈るとっておきのチョコレートには、SUGALABOとルイ・ヴィトンが共に創るLE CHOCOLAT Vをおすすめ。全4種類のラインナップから、今回はこちらのチョコレートボックス「Parfums V」をご紹介。端然と並ぶのは、「旅」をテーマに創造されたルイ・ヴィトンのフレグランス・コレクション「レ・パルファン ルイ・ヴィトン」の4つの名香をインスピレーション・ソースに仕上げられた4種のチョコレートである。チョコレートにフレグランスの香り?と驚くひともいるかもしれない。だが、懸念することなかれ。さすが日本が世界に誇るアイアンシェフ、SUGALABO須賀洋介氏のプロデュース。極上のカカオを用いたガナッシュにフルーツのピュレなどを用いて、食感はなめらか、そして軽やか。絶妙なバランスで鼻に抜けるアロマは全く嫌味がなく、華やかな余韻が心地よさを感じさせる。世界各地から厳選されたささまざまなフルーツ、スパイス、ローズ、ハーブなどに厳選されたカカオが、研ぎ澄まされた感性と緻密な計算、卓越した技により、めくるめくハーモニーを醸し出す。ひと粒口に含めば、旅の記憶や未知の土地への憧憬が脳裏に広がる…。一瞬にして“ここではないどこか”へ誘うアロマの魔法を、旅を愛する方や、いつもエレガントなあの方に。もちろん、自分へのとびきりのご褒美にも。
ダンディなあの方に贈りたい、一味違うチョコレート
tealの、サステナブルかつ財運招来期待も大の、ビーントゥボンボンショコラ
「ease」の大山恵介氏と「パスカル・ルガック東京」元シェフショコラティエの眞砂翔平氏がタッグを組んで、2020年に兜町にオープンした『teal』。お店のあるビルは渋沢栄一の旧邸宅跡地。店名のteal(ティール)は、鴨やその羽色の青緑色を表す言葉。鴨は、西洋では「深い智慧」と「財産」の象徴といわれるラッキーシンボル。水運が盛んで、金融の街として栄えた兜町に、幸運を招き呼ぶようにとの思いを込めて、店名に選んだとのこと。
さて、バレンタインに登場するのは、オリジナル ビーントゥ バー を5種使用した特別なボンボンショコラ。チョコレートはまさに眞砂さんの本領発揮、香り高く味わい深く、口どけはまろやか。シックなパッケージはウォッシャブルペーパー製で、小物入れやマスクケースとしてリユースできるようデザインされている。SDG‘s時代にジェンダーレスにフィットし、金運や財運も呼び込んでくれそうなボンボンショコラ。ビジネスの大切なパートナーに差し上げたら喜ばれること間違いなし。
マイアムワイン×ジョンカナヤ、ペアリングで新しいハーモニーを発見
若き時代に海外諸国を漫遊し、比類なき見識とダンディズムを持ち合わせた昭和の粋人、金谷鮮治。その美学を受け継ぐショコラトリー「ジョンカナヤ」と、 ガラスボトルにグラス1本分のフランスワインを詰めたスタイルでワインギフトを展開する「マイアムワイン」の初コラボレーションが実現。チョコレートとの相性が「最高」と称される南フランスの太陽をたっぷり浴びた甘口ワイン 「バニュルス」と,ジョンカナヤのボンボンショコラのマリアージュが楽しめる一箱が登場した。ワインとチョコレートが優雅に響き合う楽しさを、粋を解するあの方に。ひと味違う大人の愉しみをじっくり味わっていただきましょう。
“あの街の記憶を宿す”バレンタインチョコレート
RAUの、京都とフランスの風景の記憶から生まれたクリームサンドサブレ
京都にある「RAU」は、シェフパティシエ松下裕介さんとシェフショコラティエール高木幸世さんが作る、感性豊かで質の高いお菓子にファンが多い人気店。こちらはシェフが、フランスと京都の街で見た屋根瓦の形や風景に着想を得たお菓子。フランスでは瓦を意味する“チュイール”という名のお菓子が昔からあり、日本でも“瓦せんべい”が親しまれています。シェフがフランスと京都の風景の記憶を融合させ、日本人が表現する新しいチュイールとして生み出したのが、この「Nami-Nami」。波型の造形美は、お皿の上にモダンな美しさを創り出すだけでなく、パキっと半分に割って食べられる機能美も兼備。サクサク軽やかな食感と濃厚な板チョコが刻むリズムが心地いい。自由気ままに行き来することが難しい日々が続くなか、美しい街の記憶を宿すお菓子に思いを託して。お取り寄せができるので、離れて暮らす家族や友人にも届けられるのもうれしい。3本入りから24本入りまであるので、贈る相手の事情に合わせて選びたい。
金沢の星付きレストラン「レスピラシオン」のしあわせチーズの限定スペシャル
金沢のモダンスパニッシュのレストラン「レスピラシオン」は、地元はもちろん、全国にファンを持つ星付きの名店。ここの名物バスクチーズケーキ「しあわせチーズ」は、徹底的にこだわったレシピと火入れで作り出される特別な食感と味わいが絶品。期間限定で、クリームチーズとチョコレート(スペイン産カカオ64.5%)とダークラムの芳醇な香りが広がる「しあわせチーズ premium chocolate」が登場! なめらかな口どけのあと、吟味された素材が複雑かつ繊細に交わり、醸し出す余韻の深さに、もう陶然。幼馴染同士の3人のシェフが活躍する「レスピラシオン」。彼らの修行先のバルセロナに近い、ヴィックという町で150年前に創業した「チョコレート ヴィック」のチョコレートが用いられている。お取り寄せ可能なので、この時期だけの極上の味わいを、なかなか会えない大切な方に送りたい。もちろん自宅でミシュランシェフのスイーツを楽しむのも素敵。
「美味しくて美容にもいいんです!」と胸を張れるチョコレート
ラルフローレンのラルフズコーヒー チョコレートバーが秀逸すぎる!
ラルフズコーヒー オリジナル チョコレートバーは、ニューヨーク州ブルックリン発のチョコレートショップ 「ファイン&ロー」によるハンドメイド。精製された砂糖、乳製品、大豆由来の原料、添加物を一切使わず、そのうえグルテンフリー。使用する全ての原材料がオーガニック。カカオ成分と自然なフレーバーを最大限に生かすために低温ロースト技術を駆使し、徹底したレシピの元に作り出されるローチョコレートは、脳や身体が喜ぶ栄養素がぎっしり詰まったスーパーフード。ひと口含めば「なにこれ、おいしい!」と驚くこと請け合い。“健康志向”と聞いて予想されるストイックな味を大きく裏切る、華やいだ深い美味しさがなめらかなくちどけとともに広がります。そのチョコレートバーが、バレンタイン限定のスペシャルラベルで登場。舌の超えた方にも喜ばれる大人の味わいを、可憐なパッケージで。健康や美容に関心の高い方やダイエット中の方にも喜んでいただけます。この季節、いろいろな方にさりげなく贈れるスーパーギフトとしてもおすすめ。
美容に健脳に、これぞスーパーフード。マヤカカオで味わう新感覚のカカオ体験
自然界屈指の抗酸化作用と、ひとびとを幸せにする成分。それらを含む高品質なカカオ豆に魅了された片山吾郎さんが縁を繋いでたどり着いたのは、メキシコのジャングル。マヤの古代遺跡が点在するその地で、農薬・化学肥料不使用で栽培されたカカオ豆を、バナナの葉でくるみ、発酵させた後、天日干しに。さらに時間をかけて丁寧に炭火焙煎したのが、このマヤカカオ。チョコレートとは一味違う、砂糖も乳脂肪分も加えられていない、カカオ豆そのままの力強さが味わえる。カリッカリにローストされたカカオ豆をひと粒口にいれた瞬間、未体験の食感と味わいに目を見開いてしまうはず。カカオ豆は、“ナッツ”であり“果実”でもあるということを実感する香ばしさ、ほろ苦さ。そこへ、グリーンレーズンをひと粒ふた粒合わせると、果肉のしっとりとした柔らかさとほのかな甘味が加わり、口の中は味わったことのない新感覚に満たされる。ポリフェノールやミネラル、食物繊維が豊富なカカオ豆には、様々な健康・美容効果ありというレポートも。美容に関心のある女友達に、受験生のいるご家庭に、研究や勉強に頑張っている方にもぜひ。片山さんは、生産者のことを大切に考え、誠実に向き合って利益を分かち合い、信頼を得てきた。そんな背景の物語も贈りたいマヤカカオ。会話の糸口にもなるので、“初めまして”のギフトにもよさそうです。
センスのよい動物モチーフのバレンタインチョコレート
“猫好きさん”を落とすなら、ラデュレの、ラング・ド・シャ トリコロール
ラデュレのバレンタインは、猫モチーフのコレクションが盛りだくさん。中でもひときわスイートで洗練されたボックスがこちら。猫の舌を模った、ヴァニラ、いちご、紅茶『テ・マリー・アントワネット』のフレーバーをまとうホワイトチョコレート。なめらかな口どけとともに、ほどよい甘さと優雅な香りが鼻腔を優しくくすぐります。トリコロールのリボンを付けたおすましな猫の後ろ姿が描かれたパッケージも、上品で可憐。美しいものや可愛いものを愛する人に、そしてもちろん“猫好き”なあの人に贈りたい、ロマンティックなひと品です。
甘すぎないスタイリッシュさが魅力。ヤン・クヴルーのル テリエール
毎年、この季節限定でフランスから入荷されるヤン・クヴルーのアニマルチョコレート。キツネが丸まっている様子は愛らしいだけでなく、気品が感じられる端正さもあわせ持つ。パリの数々の一流ホテルでキャリアを積み、腕を磨きあげてきた気鋭のシェフパティシェ、ヤン・クヴルーが手がけるこのチョコレート。ルックスのみならず、カカオの芳醇な風味が際立つ洗練された味わいも特筆もの。ルックスも味わいも甘すぎず、スタイリッシュなこのチョコレートは、大人への洒落たギフトにおすすめ。ファンも多く、売り切れることも多々あるので、どうぞお早めに。