TEXT & PHOTOGRAPHS BY MARI KATSURA
一昨年3月から海外旅行に出かけていないなんて信じられないが、国内の美味しいものを知る機会ともなっている。東京にいながらにしてアジア旅行気分も味わえる素敵な空間も増えていて、心踊る!
八丁堀「椎數莊」(シースーソー)の、“カオクルックカピ”
代々木公園のベトナム料理「ヨヨナム」の姉妹店、アジア料理とワインの店「椎數莊」が八丁堀に7月にオープン。「ヨヨナム」に足繁く通う和え麺好きとしては、無条件でこの新店にも向かい、この店にしかないタイの混ぜご飯,「スパイシー カオクルックカピ」をオーダーする。海老味噌風味のご飯とカラフルでチアフルな具材をよく混ぜて。ピリリと程よい辛さがアクセントで病みつきに! 練乳入りの硬めのプリン、バインフランとベトナムコーヒーもマスト。楽しくて美味しいとビアガーデンが大好評だが、11月からは3階席を開放し、平日限定ビアホールに。ビアホールメニューにも惹かれる!
![画像: 辛味もほどよい塩梅で美味。ランチは、スパイシー カオクルックカピにスープ付きで¥1,300 辛いものが苦手な人には辛味を抜いた「カオクルックカピ」も。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783302/rc/2022/11/21/dbad76e8194eba276347813b809e5ef1dcc6ea1e_large.jpg#lz:orig)
辛味もほどよい塩梅で美味。ランチは、スパイシー カオクルックカピにスープ付きで¥1,300
辛いものが苦手な人には辛味を抜いた「カオクルックカピ」も。
![画像: 建物にも内装にも“ここにしかない心地よいアジア”の風情あり](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783302/rc/2022/11/21/5169dafbc2098201cf516001b196977175438ccd_large.jpg#lz:orig)
建物にも内装にも“ここにしかない心地よいアジア”の風情あり
椎數莊
住所:東京都中央区湊1-9-7 井原ビル 2・3F
営業時間:11:30~15:00(L.O.14:30 )、17:00~22:00((L.O.21:00)
定休日:日曜、隔週月曜
TEL. 03(6222)9133
[公式インスタグラムはこちら](https://www.instagram.com/si_su_so
「インド料理ムンバイ四谷店+The India Tea House」の、
無限チャイ付きアフタヌーンティー
この10月にムンバイ四谷店の2階が、インド・ラジャスタンの邸宅を彷彿とさせる“The Blue Haveli”にリニューアル。大きな窓からは街路樹の木漏れ日が降り注ぎ、ブルーの美しい空間は幾度か旅したジャイプール、ウダイプール、ジョドプールの宮殿の中のようで、たちまちマハラーニ(姫)気分に! 「ムンバイ アフタヌーンティー」は、デーツやナッツ、ニンジンなどの選べる伝統菓子“ミタイ”に、スパイスの効いた温かなおかわり自由のマサラチャイで口福。サモサにはタマリンドソースやミントソースがよく合う。さらに優雅な「ロイヤルアフタヌーンティー」はなんと全14品だそう。
![画像: 華麗な空間でいただく「ムンバイアフタヌーンティーセット」1名¥1,870(写真は2名分)。アフタヌーンティー(14:00~17:00)は電話にて要予約。1名からOK](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783302/rc/2022/11/21/cb3a428bef0e7670e3a6629b33a2b7441e91094c_large.jpg#lz:orig)
華麗な空間でいただく「ムンバイアフタヌーンティーセット」1名¥1,870(写真は2名分)。アフタヌーンティー(14:00~17:00)は電話にて要予約。1名からOK
![画像: “パニールパコラ”やカクテルサモサのスナックと、インド菓子“ミタイ”](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783302/rc/2022/11/21/ed66594ad529011b998f59f1d3de3874eaf59a43_large.jpg#lz:orig)
“パニールパコラ”やカクテルサモサのスナックと、インド菓子“ミタイ”
インド料理ムンバイ四谷店+The India Tea House
住所:東京都新宿区四谷1-8-6 ホリナカビル1F&2F
無休(年末年始を除く)
TEL. 03(3350)0777
公式サイトはこちら
下北沢・「猫米 まおみい」の、魯肉飯定食
下北沢に、台湾人女性の切り盛りする慎ましやかな台湾食堂が9月にオープン。台北で迎えた朝、屋台でよく食べた魯肉飯の定食も、夜市でよく見かけたスパイスで漬け込んだ鶏をさつま揚げやバジルと唐揚げにしてニンニクで風味をつけた〝シエンスージー″も、懐かしすぎて目に涙がにじむ。トマト牛肉麺も素晴らしく、猫型の手作りパイナップルケーキ(店主の愛猫はシャム猫だそう)もおいしく、世界一お茶に情熱を傾ける台湾ならではの、茶葉の産地にもこだわった水出し東方美人茶(?)のボトル入りまであり、とても讃(GOOD)!!
![画像: 魯肉飯(ルーローハン)定食¥1,100。副菜も家庭の味といった趣で癒される](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783302/rc/2022/11/21/e78078b9f82f46466f4dd6b7d6e988893219c99e_large.jpg#lz:orig)
魯肉飯(ルーローハン)定食¥1,100。副菜も家庭の味といった趣で癒される
![画像: 鹹酥雞(シェンスージー)という鶏の唐揚げ¥600](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783302/rc/2022/11/21/f9a41a1685d8a91c2482f1139f9537c61cd74f3f_large.jpg#lz:orig)
鹹酥雞(シェンスージー)という鶏の唐揚げ¥600
![画像: カウンターとテーブル席数席のこぢんまりしたお店](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783302/rc/2022/11/21/a62dcf117b797d7346361368e42e653dd5e7d7d6_large.jpg#lz:xlarge)
カウンターとテーブル席数席のこぢんまりしたお店
猫米 まおみい
住所:東京都世田谷区北沢4-17-7
営業時間:11:30~15:30(L.O.)
定休日:月・火・水曜
TEL. 03(6804)8099
公式インスタグラムはこちら
桂まり
雑誌「SPUR」「eclat」などで、フード&トラベル、インタビュー記事を担当するライター。趣味は世界各国で料理教室に行くこと。温泉保養士。Instagramはこちら