「ハイアット セントリック 金沢」でいただける朝食やディナーなど、おいしいものの数々。稀代の‟おしゃれ食いしん坊“のライター・桂まりが、この冬久しぶりに訪れた金沢で堪能した、美味なものをご紹介

TEXT & PHOTOGRAPHS BY MARI KATSURA

「ハイアット セントリック 金沢」で
魅惑のホテルグルメを満喫!

 歩いて回れて、伝統文化やアート、そして美味しいものでいっぱいの美しい街、金沢。今回の滞在先はオープン5周年を迎える金沢駅前の「ハイアット セントリック 金沢」に。館内のそこかしこに金沢の伝統的な要素を配したライフスタイルホテルで、ロケーションも街歩きにうってつけ。窓からは見飽きない街と、刻々と変わる北陸ならではの空模様が望めて居心地がいい。
 

画像: 「FIVE – Grill & Lounge」のFIVE は加賀五彩と、5つの空間に由来している

「FIVE – Grill & Lounge」のFIVE は加賀五彩と、5つの空間に由来している

「パーク ハイアット 東京」のメニューを北陸の素材でいただく

 そして、なんと、30周年を迎えて10月まで改装休業中のパーク ハイアット 東京のシグネチャーメニューが、こちらの「FIVE – Grill & Lounge」にて北陸の食材でいただけると知り小躍り! 東京の「ニューヨーク グリル&バー」のマニアックなファンたちにも推したい能登ポークベーコンのシーザーサラダをはじめ、メニューにあったらオーダー必至なクラブケーキは北陸産の紅ズワイ蟹身、美川のミックスリーフサラダとレムラードソースが添えられていてこの上なく贅沢。上品でなめらかな口当たりのニューイングランドクラムチャウダーにも身も心も温まる。甘やかで頬の落ちる極上の能登牛サーロイングリルには、金沢玄米甘酒のマスタードなどの選べる3種のソースが。デザートのニューヨークチーズケーキとストロベリーソルベも口福だ。

画像: コースメニュー¥10,000からご紹介。こちらはクラブケーキ

コースメニュー¥10,000からご紹介。こちらはクラブケーキ

画像: ニューイングランドクラムチャウダー

ニューイングランドクラムチャウダー

画像: 能登牛サーロインのグリルは+¥4,400 ※表示料金はすべて、税込・サービス料別

能登牛サーロインのグリルは+¥4,400

※表示料金はすべて、税込・サービス料別

画像: とろけるニューヨークチーズケーキ

とろけるニューヨークチーズケーキ

 夕刻なら14階にある「ルーフテラス バー」へ。眺望抜群で数キロ先の日本海も望め、さらに夜景とカクテルもお勧め。北陸の素材を生かしたオリジナルカクテルや、酒どころならではの名水が醸す石川の日本酒を、酒粕の香りがふわっと追いかけてくるオリジナル酒粕入り生チョコレートとペアリングしてもいい。

画像: オリジナルの酒粕入りチョコレート

オリジナルの酒粕入りチョコレート

画像: 街歩きや伝統をモダンに表現したデザインは、BOND DESIGN STUDIOが担当。持続可能なデザインで金沢らしさを表現している

街歩きや伝統をモダンに表現したデザインは、BOND DESIGN STUDIOが担当。持続可能なデザインで金沢らしさを表現している

くつろぎの室内。窓からの眺めも最高

 金沢市生まれの作家・泉鏡花が自身の干支の対角にある干支、うさぎのモチーフをコレクションしていたそうで、部屋や館内にはうさぎのオブジェがさりげなく配されている。そして部屋のデザインももちろん美しい。ベッドボードには、金沢の街中に和紙を敷きかたどったマンホールの跡もくっきり。部屋により2色あり、兼六園にある成巽閣の天井の群青、壁の朱をイメージしたという。

画像: 美しい青が記憶に残る

美しい青が記憶に残る

画像: 窓際のデイベッドのようなソファは金沢ビューの特等席

窓際のデイベッドのようなソファは金沢ビューの特等席

画像: 窓からの眺め。訪れた日は雪が残っていた

窓からの眺め。訪れた日は雪が残っていた

金沢グルメのすべてが揃う、圧巻の朝食ビュッフェ

 ホテルの朝食ビュッフェというだけで心踊るのに、おもてなしの本気度がうかがえるラインナップに感激。地元愛あるれる“スギヨのカニカマ”入りオムレツ、ソースをかけたキャベツを添える金沢カレー、ケチャップライスにスクランブルエッグを載せ、さらに海老フライなども載せるハントンライス、この日は金沢おでんまで! 郷土料理の具沢山のめった汁、石川県産の納豆、加賀野菜の源助大根の漬物、五郎島金時のレモン煮、のど黒の干物などなど夢のよう。日本の醤油の5大産地のひとつ、金沢大野の醤油も数種揃えている。

画像: お皿につい盛り過ぎてしまう充実のビュッフェ

お皿につい盛り過ぎてしまう充実のビュッフェ

画像: ビュッフェには金沢おでんも

ビュッフェには金沢おでんも

目新しいチーズアフタヌーンティーは、ランチ級の満足度

 天井が高く、眺望の良いオールデイダイニング「FIVE – Grill & Lounge」でいただける、3月1日から4月25日までのアフタヌーンティーは、なんと「世界を旅するチーズアフタヌーンティー」。世界各国のチーズを盛り込んだラインナップで、セイボリーには、ゴルビージャックとUSビーフのスライダーバーガー、ニュージーランドのチェダーと能登ベーコンのマカロニ&チーズ、チリコンカンとモッツァレラをまとったフライドポテトのローディットポテトが。

画像: 世界を旅するチーズアフタヌーンティー

世界を旅するチーズアフタヌーンティー

 スイーツは、バニラビーンズたっぷりのサワーチェリークーリーを載せた滑らかなニューヨークチーズケーキ、クリームのような口溶けのバスクチーズケーキ、フルムダンベールというフランスのチーズを使った塩味がアクセントのテリーヌ、シチリアの伝統菓子カッサータなど。一食入魂で挑みたい、チーズ好きにはたまらない、濃厚で満足度最高値のアフタヌーンティーだ。足を運びたいカフェと寿司店が増え続ける金沢ならではの、選りすぐりのコーヒーもあるのでぜひ。

画像: アフタヌーンティーのセイボリーもボリュームたっぷり

アフタヌーンティーのセイボリーもボリュームたっぷり

 また、ホテルに隣接する「ハイアット ハウス 金沢」は、部屋のほとんどがフルキッチン付き。ドッグフレンドリールームもあるので、暮らすように楽しむ金沢への憧れもかないそう。さらに金沢駅には銘菓や老舗のお弁当、寿司店、金沢おでん、金沢のソウルフード8番ラーメンから、お土産も揃うスーパーマーケットまであるので、新幹線に乗る前のショッピングも格別だ。昨年オープンした静謐なガラス作家の辻和美さんのfactory zoomer / lifeや、2022年にリニューアルオープンした石川県立図書館などを巡るのも楽しく、ショートステイでもまた再訪したい。

画像: FIVE – Grill & Loungeのラウンジエリア

FIVE – Grill & Loungeのラウンジエリア

画像: ホテルのフロントエリアにはこんなアートも

ホテルのフロントエリアにはこんなアートも

ハイアット セントリック 金沢
石川県金沢市広岡1−5−2
076-256-1234
公式サイトはこちら

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