今年のクリスマスにおすすめの、セージ薫る、黄金色のバターローストチキンをご紹介。バターは良質な調味料、この日ばかりは良質なバターをたっぷりと。自分で作れば、安心でおいしくて、そして楽しい。ひとりでもふたりでも大勢でも。もも肉で手間をかけずに作れるのに、すこぶるおいしい。家中に幸福な香りがたちこめ、焼く時間も心弾む一品です。

RECIPE BY YOKO ARIMOTO, PHOTOGRAPHS BY YUKI SUGIURA, TEXT BY MIKA KITAMURA

画像1: 有元葉子さんの
「おしいものは身体にいいのよ」
Vol.30 クリスマスにバターローストチキン!

バターはたっぷり!黄金色に焼き上げる

 クリスマスシーズンに定番のローストチキンはいかが。鶏1羽で焼くのはハードルが高いという方に、もも肉で作るレシピをご紹介しよう。作り方はとてもシンプルだが、味はゴージャス。バターをたっぷり使うのでリッチな味わいだ。

「鶏肉を塩、胡椒、オリーブオイルでマリネして最低1時間、できれば一晩おいておきましょう。塩をすることで余分な水分が出て肉がほどよく締まり、味が凝縮されます。このひと手間で格段においしくなります」と有元さん。

 バターに合うハーブといえば、セージ。この組み合わせで豊潤な味わいに。
「カロリーが気になるなら、バターをオリーブオイルにすれば軽い仕上がりになります。その場合、ハーブはローズマリーが合います。バターを使う場合、カロリーを気にして量を減らしてしまう方がいますが、バターの風味は格別。良質のバターは最上の調味料ですから、たっぷりのせてください。焼き上がる直前に天板に溜まったバターと肉汁をスプーンですくって、鶏肉とじゃがいもにかけましょう。表面はパリッと、中はふっくら焼き上がります」。

 風味絶佳、滋養豊かで、食べた人はみんな笑顔に。つややかな黄金色のバターをまとったチキンとポテトのラグジュアリーな味わいを心ゆくまで楽しみたい。

画像: バターはたっぷり!黄金色に焼き上げる

<材料(2人分)>
鶏もも肉 2枚(約400g)
バター 60g
セージ  4〜5本
じゃがいも 小5〜6個(写真は「インカのめざめ」を使用)
にんにく(みじん切り) 3片分
オリーブオイル 適量
塩、胡椒 各適量

<作り方>

画像: 1鶏もも肉は半分に切る。バットに入れて塩、胡椒をし、オリーブオイルをまぶし、1時間〜1晩冷蔵庫でマリネする。じゃがいもは皮をむいて1cm厚さに切り、水にさらす。鍋にじゃがいもと水、塩を入れてゆでておく。オーブンを200℃に予熱する。

鶏もも肉は半分に切る。バットに入れて塩、胡椒をし、オリーブオイルをまぶし、1時間〜1晩冷蔵庫でマリネする。じゃがいもは皮をむいて1cm厚さに切り、水にさらす。鍋にじゃがいもと水、塩を入れてゆでておく。オーブンを200℃に予熱する。

画像: 2フライパンを熱し、オリーブオイルを入れ、1の鶏肉の皮目を下にして焼く。にんにくの半量を鶏肉にのせる。

フライパンを熱し、オリーブオイルを入れ、1の鶏肉の皮目を下にして焼く。にんにくの半量を鶏肉にのせる。

画像: 3皮に焦げ目がついたらひっくり返し、鶏肉の上に残りのにんにくをのせる。

皮に焦げ目がついたらひっくり返し、鶏肉の上に残りのにんにくをのせる。

画像: 4 1のじゃがいもを3のフライパンのすきまに入れ、セージをのせ、じゃがいもに塩をふる。

1のじゃがいもを3のフライパンのすきまに入れ、セージをのせ、じゃがいもに塩をふる。

画像: 5 バターを適宜切り分け、全体にバランスよくのせる。

バターを適宜切り分け、全体にバランスよくのせる。

画像: 6 5をオーブンで30分焼く。オーブンに入れられないフライパンであれば、耐熱容器に移してオーブンへ。30分経ったら底に溜まったバターと肉汁をスプーンですくい、全体にかける。再度、オーブンに入れて、皮がパリッとなり黄金色の焼き色になるまで5〜10分さらに焼く。

5をオーブンで30分焼く。オーブンに入れられないフライパンであれば、耐熱容器に移してオーブンへ。30分経ったら底に溜まったバターと肉汁をスプーンですくい、全体にかける。再度、オーブンに入れて、皮がパリッとなり黄金色の焼き色になるまで5〜10分さらに焼く。

画像: 有元葉子(ありもとようこ) 料理家。素材を生かしたシンプルで力強い料理と、環境にも配慮した心地よい暮らし方に多くの共感が集まり、著書は100冊を超える。使いやすく美しい調理道具「ラバーゼ」シリーズを提案し、東京でセレクトショップ「SHOP281」を経営。イタリア・ウンブリアと信州にも家を持ち、東京と信州、イタリアでの生活を楽しむ。 公式サイトはこちら

有元葉子(ありもとようこ)
料理家。素材を生かしたシンプルで力強い料理と、環境にも配慮した心地よい暮らし方に多くの共感が集まり、著書は100冊を超える。使いやすく美しい調理道具「ラバーゼ」シリーズを提案し、東京でセレクトショップ「SHOP281」を経営。イタリア・ウンブリアと信州にも家を持ち、東京と信州、イタリアでの生活を楽しむ。
公式サイトはこちら

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