いまやスーパーなどですぐ手に入る焼きいもで、手軽に作れる作お汁粉。シナモン風味の白玉をのせ、黒糖をふわりとかけたら、秋色の洒落た一碗に。よい香り、優しい舌ざわり。作っているときも食べるときもちょっとうれしくなるこのおやつは、ビタミンもミネラルも食物繊維も豊富!

RECEPI BY TOMOKO NAGAO, PHOTOGRAPHS BY TAKAKO HIROSE, TEXT BY MIKA KITAMURA

画像1: 長尾智子の日々のスープ
Vol.22 焼きいもで作るお汁粉と
シナモン風味の白玉

「いしや〜きいも〜、おいも!」という石焼きいも屋さんの掛け声も、今は昔。最近はスーパーマーケットでも、季節を問わず焼きいもが手に入る。甘くてほくほく。あるいは、しっとりねっとり。そのまま食べてもおいしい焼きいもで、手軽にお汁粉を作ってみよう。 
 白玉にはシナモンを加え、ひとひねり。白玉粉は水と合わせてまとまればいい、というわけではない。「しっかり練って」と長尾さん。
 「白玉は練るほどに弾力が出ておいしくなります。ボウルの中で白玉粉と水を合わせたら、まな板などに取り出して、しっかり練り上げてください。ゆで上がったら、真ん中を指で押してみて、芯が残っているようなら鍋に戻して、さらにゆでても大丈夫。ただし、ゆで過ぎには注意して」
 仕上げには黒糖をナイフで削ってふわりとのせると、軽やかな口当たりが楽しめる。もちろん、粉状の黒糖でもいい。
「お汁粉も白玉も冷やしてもいいですし、アイスクリームをのせても」。
 ビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含むさつまいも。焼きいもの自然の甘みを生かした、優しい味わいのお汁粉で、秋のおやつ時間を楽しみたい。

<材料約4人分>
・お汁粉
 焼きいも(市販)1〜2本(計300g)
 てん菜糖 30g
 牛乳 200ml
 水 450ml
・黒糖 約30g
・白玉
 白玉粉 120g
 てん菜糖 小さじ1/2
 シナモンパウダー 小さじ1/3
 水120〜140ml

【作り方】

画像: 焼きいもの皮をむき、1.5cmくらいの輪切りにする。ミキサーかフードプロセッサーに入れ、水を半量ほど加えて回す。

焼きいもの皮をむき、1.5cmくらいの輪切りにする。ミキサーかフードプロセッサーに入れ、水を半量ほど加えて回す。

画像: 途中何度か様子を見て、その都度少しずつ水を加え、なめらかなピュレ状にする。水は100〜150ml程度残しておく。

途中何度か様子を見て、その都度少しずつ水を加え、なめらかなピュレ状にする。水は100〜150ml程度残しておく。

画像: 焼きいものピュレを鍋に入れ、残りの水を加えて弱火にかける。木べらで混 ぜながら溶きのばし(硬いようなら少し水を加えて調整する)、てん菜糖を 加えて混ぜ合わせる。よく馴染んだら牛乳を静かに加え、温める程度に煮て火を止める。

焼きいものピュレを鍋に入れ、残りの水を加えて弱火にかける。木べらで混 ぜながら溶きのばし(硬いようなら少し水を加えて調整する)、てん菜糖を 加えて混ぜ合わせる。よく馴染んだら牛乳を静かに加え、温める程度に煮て火を止める。

画像: ボウルに白玉粉とてん菜糖、シナモンパウダーを合わせて入れ、よく混ぜ合わせる。そこに水を2/3量ほど入れ、木べらで混ぜ合わせる。

ボウルに白玉粉とてん菜糖、シナモンパウダーを合わせて入れ、よく混ぜ合わせる。そこに水を2/3量ほど入れ、木べらで混ぜ合わせる。

画像: ざっとまとめたら残りの水を加え、まだ硬ければ小さじ1くらいずつ加えて練り合わせる。

ざっとまとめたら残りの水を加え、まだ硬ければ小さじ1くらいずつ加えて練り合わせる。

画像: なめらかになったらまな板などに乗せる。乾いた手でしっかり練って、ボウルに戻す(手前から押し出すようにして練り、スケッパーでまとめ、これを 10回ほど繰り返す)。

なめらかになったらまな板などに乗せる。乾いた手でしっかり練って、ボウルに戻す(手前から押し出すようにして練り、スケッパーでまとめ、これを 10回ほど繰り返す)。

画像: 黒糖を削るように細かくする。

黒糖を削るように細かくする。

画像: 鍋にお湯をたっぷり沸かし、大きめのボウルに冷水を入れておく。生地を少 しとって丸め、少し平らにつぶしてお湯に落としていく(この分量で約20個 になる。最初に1個だけ10〜12gになるように重さを量ると目安になる)。

鍋にお湯をたっぷり沸かし、大きめのボウルに冷水を入れておく。生地を少 しとって丸め、少し平らにつぶしてお湯に落としていく(この分量で約20個 になる。最初に1個だけ10〜12gになるように重さを量ると目安になる)。

画像: 白玉が浮いてきたら、20秒ほどそのままゆで、冷水にとる。真ん中を押してみて、まだ芯があるようなら鍋に戻し、さらに20秒ほどゆでる。ゆでた鍋の湯はとっておく。

白玉が浮いてきたら、20秒ほどそのままゆで、冷水にとる。真ん中を押してみて、まだ芯があるようなら鍋に戻し、さらに20秒ほどゆでる。ゆでた鍋の湯はとっておく。

画像: お汁粉を弱火で温める。ゆでたお湯にくぐらせる程度に白玉を温める。お汁粉を器に盛り、白玉をのせる。削った黒糖を散らす。

お汁粉を弱火で温める。ゆでたお湯にくぐらせる程度に白玉を温める。お汁粉を器に盛り、白玉をのせる。削った黒糖を散らす。

焼きいもを自分で作るなら

 焼きいもはイチから作っても楽しい。さつまいもをさっと水にくぐらせ、 アルミホイルに包んだら、180°Cのオーブンで1時間半ほど焼く。皮に少し焦げ目がつき、甘い香りが漂ってきたらでき上がり。
「最近はいろいろな品種が出回っています。好みの品種を選んで、好きな量を作れるので、時間があるときにぜひ試してみてください」

画像: 水でぬらしたさつまいもを、軽くクシャッとさせたアルミホイルで包む。

水でぬらしたさつまいもを、軽くクシャッとさせたアルミホイルで包む。

画像: 焼きいものできあがり。オーブンでじっくり焼くことで、甘みが出ておいしくなる。

焼きいものできあがり。オーブンでじっくり焼くことで、甘みが出ておいしくなる。

画像: 長尾智子 フードコーディネーター。書籍や雑誌の執筆、食品や器の企画やディレクションほか、食にまつわる提案を手がける。『料理の時間』(朝日新聞出版)、『ティーとアペロ お茶の時間とお酒の時間 140のレシピ』(柴田書店)ほか、著書多数。自らの目で選ぶオンラインストアSOUP(https://soup-s.shop/) も好評。 公式サイトはこちら 公式インスタグラムはこちら

長尾智子
フードコーディネーター。書籍や雑誌の執筆、食品や器の企画やディレクションほか、食にまつわる提案を手がける。『料理の時間』(朝日新聞出版)、『ティーとアペロ お茶の時間とお酒の時間 140のレシピ』(柴田書店)ほか、著書多数。自らの目で選ぶオンラインストアSOUP(https://soup-s.shop/) も好評。
公式サイトはこちら
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