「ドレスほど、着ていて気分が上がるものはないと思います。わくわくするし、着るだけで気分が上がる。その楽しさこそ、ファッションの原点だと思う」と、スタイリストの吉田佳世さんは言う。トレンドなき多様性の時代と言われつつ、ここ数シーズン、新進デザイナーたちが手がけるドレスが目を引く。着てみたいという気持ちを呼び起こす引力のあるドレスとそれを手がける新しい才能を、吉田さんのナビゲートでご紹介。



「モリー ゴッダード」2017年秋冬コレクションより



「モリー ゴッダードはカラフルなチュチュドレスの印象が強いですが、

黒のドレスも独特のフォルムが際立って素敵です」と吉田さん。

モリー ゴッダード 2018年春夏コレクションより

PHOTOGRAPHS BY KAMIL KUSTOSZ / MOLLY GODDARD



 モード界の新寵児、モリー・ゴッダード。ロンドン育ちのモリーが手がけるのは、チュールやタフタをふんだんに用いたドレスだ。「フォルムがユニークかつ美しい。“退屈”じゃない、でも、“攻めすぎ”てもいない。リアルに着られるドレスです」と吉田さん。モリーはセント・マーティンの学生だった頃から、スモッキングやプリーツやクローシェ編みなど、伝統的な手仕事に特化した作品を作り続けている。


「スモッキングでしか表現できない厚みやシルエットが面白いし、美しい。継続性のあるこだわりが強味になって、独特の魅力が進化しています」。吉田さんによると、スモッキングがびっしりと施されたトップは、着ると上半身とデコルテをすっきり美しく見せてくれるのだそう。「一見、ロマンティックでガーリーな印象ですが、大人が着るとなんともカッコよくて素敵なニュアンスになるんです。デニムやスニーカーを合わせて、日常に着るのがおすすめ」




MOLLY GODDARD(モリー ゴッダード)

トレーディング ミュージアム・コム デ ギャルソン

TEL. 03(3486)8590

http://mollygoddard.com