BY EMI ARITA
イッタラの「ルーツ ベース」
世界的に活躍するフランス人のデザインデュオ、ロナン&エルワン・ブルレックがデザインしたイッタラの「ルーツ ベース」。そのフォルムにちなんで、フィンランド語でひし形を意味する“ルーツ”と名づけられており、イッタラ村のガラス工場で、7人の職人たちの手でひとつひとつ、つくられている。熟練の職人が手吹きで鋳型成形した後、手で磨いで仕上げるという高度な技術によって生まれたひし形は、どこから眺めても美しい。
こちらの「ルーツ ベース 205×180mm モスグリーン」は、小さなブーケをそのまま生けるのにもちょうどいいサイズ感が魅力。ほかにもサイズやカラーが数種あるため、単品使いはもちろん、異なるサイズやカラーを組みわせるのもおすすめ。
イッタラ
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ジョージ ジェンセンの「スカイ(SKY)フロアヴェース」
アシンメトリーなフォルムと有機的な曲線が印象的なジョージ ジェンセンの「スカイ(SKY) フロアヴェース」。コペンハーゲンを拠点に活躍するデザイナー、オーレリアン・バーブリーがデザインした、「スカイ(SKY)コレクション」のひとつで、ミラー仕上げのステンレススティールの美しい輝きに目を奪われる。
高さは約46mはあり、玄関や廊下、リビングコーナーと、どんな場所に置いても存在感抜群で、大ぶりの枝ものを生けるのにもぴったり。春には桜、秋にはススキ、冬はヤドリギ......と、季節感を演出する植物をスタイリッシュに生けて楽しみたい。
ジョージ ジェンセン
TEL. 0120-637-146
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アルテックの「ティーリ ベース」
スペインの陶芸家、デザイナーのシャビエル・マニョサがデザインしたセラミック製品が揃う、アルテックの「ティーリ」シリーズ。“ティーリ”とは、フィンランド語で「煉瓦(レンガ)」の意。柔らかい粘土素材にハニカム構造を取り入れることで、まさに煉瓦のように強度と耐久性を持ちあわせているのが特徴。しっとりした陶器の質感は温かな雰囲気を演出してくれる。
「ティーリ ベース」は、曲線面と直線面を組み合わせた、端正なフォルムが魅力。生ける花やその日の気分にあわせて向きや角度を変えることで、さまざまな表情を楽しめる。カラーは、ブルー、ベージュ、ホワイトの3色。
アルテック
TEL. 0120-610-599
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ホルムガードの「2LIP」
1825年に創業したデンマークの伝統あるガラスブランド、ホルムガードの「2LIP」は、光によって表情を変える、ブルーの吹きガラスが印象的。デザインを手掛けたのは、2006年よりホルムガードと協同で作品を発表しているマリア・カリース。
優美な曲線のフォルムは、愛らしいチューリップからインスピレーションを得てデザインされたもの。花を生けているときはもちろんのこと、そのまま飾るだけでも、空間にガラスの煌めきを添えるオブジェとして存在感を放つ。フロアベースになる高さ45cmと、卓上に飾るのにもちょうどいい高さ34cmの2サイズ展開。
ノマド
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ferm LIVING(ファームリビング)の「モアレ ベース」
デンマークのトータル・インテリアブランド、ferm LIVING(ファームリビング)の「モアレ ベース」は、まるでゆらめく波模様のようなフォルムが印象的。独特な造形は、粘土を3Dプリントして作った薄い層を幾つも積み重ね、花器全体のパターンを形成してつくられたもの。彫刻的な美しさを最先端のデジタル製法を用いて表現した、ユニークな作品となっている。
陶器よりも高温で焼き上げるストーンウェア=炻器なため、石のように硬く、ギュッと焼き締まった質感も特徴。どっしりとした重みと安定感があり、汚れた際にはぬるま湯ですすぎOKと使い勝手もいい。一輪挿しとして大輪の花を1本活けたり、曲線シルエットをなぞるように小花を飾ったり。窓辺に置けば、差し込む陽の光とともに移り変わる、光の陰影も楽しめる。
アクタス
TEL. 03-5269-3207
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raawii(ラーウィー)の「クラウド」
モコモコとしたフォルムがアイコニックなraawii(ラーウィー)の「クラウド」。デザインを手掛けたのは、raawii(ラーウィー)設立者の一人であり、 世界的な画家・彫刻家のスヴェン・ウィグハンセンを父に持つ、デザイナーのニコライ・ウィグハンセン。
「クラウド」は父スヴェンのブロンズ作品からインスピレーションを得てデザインしたもので、絶えず変化し続ける雲の性質を、陶器で再現しようと試みた作品。窓から差し込む陽の光や影、飾る角度や見る方向によって、まさに雲のように、その時々の表情を楽しむことができる。サイズは高さ22cmのラージサイズと、高さ17.5cmのスモールサイズの2種。カラーはそれぞれライトグレー、イエロー、グリーンの3色。
ノマド
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オドー・コペンハーゲンの「イシャス ベース」
2024年、日本に上陸した北欧の新生ブランド、オドー・コペンハーゲンの「イシャス ベース」。コペンハーゲンを拠点に活躍するデザイナー、テレサ・ランドが試験管からインスピレーションを得てデザインした作品で、フランス語で竹馬や細く長い脚を意味する「Echasse (イシャス)」という名の通り、ほっそりとした真鍮の脚が、しずく型のガラスベースを支える、エレガントな佇まいが魅力。
緩やかなカーブを描く吹きガラスも美しく、花を生けたときはもちろん、そのまま飾ってもオブジェのように空間にアクセントを添えてくれる。サイズは高さ28cmのS、高さ45cmのM、高さ60cmのLの3種。MとLはアンバー、スモークの2色、Sはアンバー、スモーク、クリアの3色展開。
オドー・コペンハーゲン
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