待望の製品化となったイームズの作品、北欧やイタリアンモダンの巨匠の名作、今、第一線で活躍するデザイナーの注目作など、アートフルなペンダントライトを厳選紹介。消灯時も点灯時も、オブジェのように美しいライトを吊るして、人を招きたくダイニングを目指して

BY EMI ARITA

カッシーナの「ギャラクシー」

画像: 「ギャラクシー 」ペンダントランプ ¥957,000〜/カッシーナ COURTESY OF CASSINA IXC.

「ギャラクシー 」ペンダントランプ ¥957,000〜/カッシーナ

COURTESY OF CASSINA IXC.

 1949年にチャールズ&レイ・イームズが、自動車部品とサイズの異なる真鍮管を組み合わせてデザインしたペンダントライト「ギャラクシー」。デトロイト美術館のエキシビションのために作られたもので、これまで大量生産されることはなかったが、2024年、カッシーナとイームズ・オフィスの連携により、現代の技術と素材で製品化された。
 中心の球体から放射状に広がるのは、15、30、45cmの3種類のサイズを組みあわせた36本のステム。点灯すると各管の先端に明かりが灯り、周囲を照らし出す。その姿は、まるで夜空に煌めく星々のよう。カラーは、マットブラックとアルミニウム・ポリッシュ仕上げの2種。

画像: COURTESY OF CASSINA IXC.

COURTESY OF CASSINA IXC.

カッシーナ・イクスシー 青山本店
TEL. 03-5474-9001
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プチッツ・フリチュールの「ベルティゴ」

画像: 「ベルティゴ スモール」¥242,000/プチッツ・フリチュール(フライミー) COURTESY OF FLYMEe

「ベルティゴ スモール」¥242,000/プチッツ・フリチュール(フライミー)
COURTESY OF FLYMEe

 ニューヨーク近代美術館(MoMA)のパーマネントコレクションにも選ばれている「ベルティゴ」は、ダイニングの主役にしたい大型のペンダントライト。フランス人デザイナーのコンスタンス・ギセが2010年にデザインしたもので、グラスファイバー製のワイヤーフレームが描く美しいカーブは、ひと目見たら忘れられないほど、インパクト抜群!
 点灯すると中央の光源から放たれた光がワイヤーフレームのシェードを透過。周囲の壁には、グラフィカルな影模様を描き出す。サイズはスモール、ミディアム、ラージの3種。ミディアムとラージは豊富なカラーからセレクト可能。

画像: COURTESY OF FLYMEe

COURTESY OF FLYMEe

FLYMEe(フライミー)
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ヴァーパンの「ムーン ペンダントライト」

画像: 「ムーン ペンダントライト」¥236,500~/ヴァーパン(メトロクス) COURTESY OF METROCS

「ムーン ペンダントライト」¥236,500~/ヴァーパン(メトロクス)

COURTESY OF METROCS

 ミッドセンチュリーを代表するデンマーク人デザイナー、ヴァーナー・パントンが1960年にデザインした名作ペンダントライト「ムーン」。サイズの異なる金属製のリングが重なっており、それぞれのリングを少しずつずらすことで、シェル状のシェードを形成することができるユニークな仕掛けになっている。
 各リングの位置により、光の角度や明るさが変わるため、さまざまな表情が楽しめるのも魅力。点灯すると、シェードの隙間から光がこぼれだし、月明かりのようなやらかな光で周囲を照らしてくれる。気分やシーンに合わせて、リングを調整しながら、明かりの演出を楽しんで。

画像: COURTESY OF METROCS

COURTESY OF METROCS

メトロクス
TEL. 03-5777-5866
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ルイスポールセンの「スィルク」

画像: 「スィルク」¥79,200/ルイスポールセン COURTESY OF LOUIS POULSEN

「スィルク」¥79,200/ルイスポールセン

COURTESY OF LOUIS POULSEN

 ストックホルムを拠点に活躍するデザイナー、クララ・フォン・ツヴァイベルクが、気球やメリーゴーランドからインスピレーションを得てデザインした「スィルク」。鮮やかな色彩と、玉ねぎのようなユニークなフォルムのペンダントライトは、ダイニングのコーディーネートに遊び心を添えてくれること間違いなし!
 カラー・コンビネーションは4種。サイズは、直径15cm、22cm、38cmの3種。単品使いはもちろん、色やサイズ違いを数種組み合わせて、グラフィカルなコーディネートを楽しむのもおすすめ。

画像: COURTESY OF LOUIS POULSEN

COURTESY OF LOUIS POULSEN

ルイスポールセン東京 | 大阪
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マイケル・アナスタシアデスの「ピークス」

画像: 「ツイン ピークダウン ホワイト」¥374,000/マイケル・アナスタシアデス(YAMAGIWA) COURTESY OF YAMAGIWA

「ツイン ピークダウン ホワイト」¥374,000/マイケル・アナスタシアデス(YAMAGIWA)

COURTESY OF YAMAGIWA

 幾何学的なパーツを組み合わせた彫刻的な作品を得意とするロンドンのデザイナー、マイケル・アナスタシアデスが、2023年にデザインしたペンダントライト「ピークス」。光ではなく「影」をテーマにデザインされた円錐形のシェードは、角度や曲面が繊細に調整されており、点灯すると美しい陰影を浮かび上がらせる。
 円錐の向きは正体の「ダウン」と、逆さの「アップ」の2種。シェードの数も1連の「シングル」、2連の「ツイン」、3連の「トリプル」からセレクト可能。「ツイン」や「トリプル」は、縦にシェードが連なり、よりグラフィカルな印象に。シェードの向きや灯数、吊るす高さと、自分好みのスタイルで取り入れて、光と影のアートでダイニングを彩って。

画像: COURTESY OF YAMAGIWA

COURTESY OF YAMAGIWA

YAMAGIWA
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フロスの「フリスビー」

画像: 「FRISBI」¥99,000/フロス COURTESY OF FLOS

「FRISBI」¥99,000/フロス

COURTESY OF FLOS

 イタリアンモダンの巨匠、アッキーレ・カスティリオーニが1978年にデザインした円盤状のペンダントライト「フリスビー」。その名の通り、まるでフリスビーが宙に浮いているかのようなユニークなデザインが魅力。
 点灯すると真ん中の穴からは限られた場所を照らす直接光、円盤部分からは周囲をやさしく照らす反射光と拡散光が放たれる。手もとの食事はしっかり照らしつつ、空間全体はやわらかな光で包む。まさにダイニングにぴったりな明かりの演出だ。

画像: COURTESY OF FLOS

COURTESY OF FLOS

フロスジャパン
TEL. 03-6421-0840
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レ・クリントの「プリヴェッロ」

画像: 「ペンダント プリヴェッロ 112」¥396,000/レ・クリント COURTESY OF LE KLINT

「ペンダント プリヴェッロ 112」¥396,000/レ・クリント

COURTESY OF LE KLINT

 1枚のシートを職人の手で折り上げたプリーツシェードで、柔らかで美しい光と影を生む照明を生み出してきた、デンマークの老舗照明ブランド「レ・クリント」。前世紀の伝統的なシャンデリアからインスピレーションを得てデザインされた「プリヴェッロ」シリーズも、縦に連なる筒状のシェードに施された、精巧なプリーツが唯一無二の美しさを放つ。また、伝統的な紙のシェードであるというのも特徴。ふんわりとやらわらかく、温かな明かりで、ダイニングを心地よく照らしてくれる。
 デザインを手掛けたのは、照明をはじめ、幅広い分野のプロダクトデザインを手掛けるデザイナー、クリスチャン・トロエルス。3つのシェードが連なるこちらの「112」のほか、数種のサイズやデザインを展開。インテリアにあわせて、好みのタイプをセレクトして。

画像: COURTESY OF LE KLINT

COURTESY OF LE KLINT

レ・クリント(スキャンデックス)
TEL. 03-3543-3453
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HAY(ヘイ)の「ARCS SHADE」

画像: 「ARCS SHADE」¥47,300 ※コードは別売り/HAY COURTESY OF HAY

「ARCS SHADE」¥47,300 ※コードは別売り/HAY 

COURTESY OF HAY

 シンプルな楕円形を横に連ねることで、フリルのような先端のスカラップシルエットが特徴的な「ARCS SHADE(アークスシェード)」。無駄のないシンプルなデザインながら、おしゃれな見た目と鮮やかなカラーで、ダイニングに明るく、楽しげな雰囲気をもたらしてくれる。
 点灯すると、シェードの上下からやわらかな光を拡散。シルエットがふんわりと浮かび上がり、昼間とは違った表情を楽しめる。カラーはレッド、グリーン、ブルー、自然光を反射する鏡面仕上げのミラーの全4種。別売りのコードは、吊り下げ用と置き型用と、用途に合わせてセレクト可能。ダイニングのペンダントライト、リビングに置くテーブルライト……と、「ARCS SHADE」で住まい全体をコーディネートするのもおすすめ。

画像: COURTESY OF HAY

COURTESY OF HAY

HAY JAPAN
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