愛蔵の大判本は、トマ・ローカ著『御遠足 <L’honorable partie de campagne>』。1927年刊行のフランス人による、芸者を巡る日本見聞記。初めて日本に行くことを決めたとき、父から薦められたもの。「エールフランスのパイロットだった父は、非常に日本を愛していた。また、アマチュア映画の製作にも情熱を傾け、カンヌでの受賞経験も」。芸術と日本への親しみは、父から譲り受けた部分が大きい
PHOTOGRAPH BY AYUMU YOSHIDA
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