世界で最も薄い自社製機械式ムーブメントで知られる「ピアジェ」。アイコニックなコレクション「アルティプラノ」に込められたメゾンの美意識と哲学に、世界で活躍する3人のアーティストが共鳴する

PHOTOGRAPHS BY TAKEMI YABUKI, STYLED BY NATSUKO KANEKO(P.1~2), NAOKI IKEDA(P.3),HAIR & MAKEUP BY YOSHIKAZU MIYAMOTO(P.2), EDITED BY KAI TOKUHARA

バレエダンサー・上野水香
控えめな中に際立つ本物の個性

「ゴージャスなディテールがありながらもやりすぎた感じがなく、シンプルさと美しさが同居していて、ひと目で時間がわかる機能性もすばらしいです。佇まいから、すごく風格を感じます」
「アルティプラノ」ウォッチの34㎜モデルを眺めながら、まずはそう語ってくれたバレエダンサーの上野水香さん。自社製ムーブメントを作るマニュファクチュールであると同時に世界的なハイジュエラーでもあるピアジェらしい、ベゼルにダイヤモンドが敷き詰められた極薄ウォッチを気品たっぷりにつけこなす。

画像: 「引力のように人の心を自然と惹きつける、内なる美を備えたバレエダンサーであり、ひとりの女性を目指したい」 ピアジェ「アルティプラノ」ウォッチ¥2,640,000 <K18ホワイトゴールドケース、ダイヤモンド約0.5ct> ドレス¥47,000/ミスク トウキョウ ミスク TEL. 03(6705)8424

「引力のように人の心を自然と惹きつける、内なる美を備えたバレエダンサーであり、ひとりの女性を目指したい」

ピアジェ「アルティプラノ」ウォッチ¥2,640,000
<K18ホワイトゴールドケース、ダイヤモンド約0.5ct>

ドレス¥47,000/ミスク トウキョウ
ミスク
TEL. 03(6705)8424

「時計もジュエリーも好きなのでバレエを踊っているとき以外はつけていることが多いですが、好みはどんなお洋服やシチュエーションに対しても違和感がない控えめなデザインで、それでいてさりげなく華やかさが備わっているもの。そのような時計やジュエリーと出会うと、やはり長くともに過ごしたくなります」

 1997年に『くるみ割り人形』で主役デビューを飾って以来、『白鳥の湖』『ボレロ』など数々の名作で主役を務めてきた上野さん。トップダンサーとして芸術性を高め続ける彼女の妥協のない姿勢が、「アルティプラノ」ウォッチに宿るアルチザンの精神とどこか深い部分で共鳴しているのかもしれない。

画像: モーリス・ベジャール振付の不朽の名作『ボレロ』。上野さんは、この作品を踊ることを許された世界でも数少ないバレエダンサーのひとり PHOTOGRAPH BY KIYONORI HASEGAWA

モーリス・ベジャール振付の不朽の名作『ボレロ』。上野さんは、この作品を踊ることを許された世界でも数少ないバレエダンサーのひとり
PHOTOGRAPH BY KIYONORI HASEGAWA

「私がバレエの役作りで最も心がけているのは、まずは役になりきること。そしてなりきった自分が、ほかのどのダンサーが演じる同じ役とも違って見えるということ。そのために、これが正しい、美しいという概念にとらわれず、表情や手足の動かし方など細部にいたるまで独自の世界を追求していくことが、芸術家としてより深まっていくために必要だと考えています。だから必然と身につける時計やジュエリーも、そんな自分の価値観にすっと響くものに親近感を抱くのだと思います。この時計で言うと、ただラグジュアリーなだけではない、控えめなのに内側から際立ってくる存在感に惹かれるのかもしれません。また中のメカニックの部分を緻密に保ちながら外側でエレガントさや新しさを打ち出している点も、バレエに通じるところがあると感じています」

 上野さんの美や表現への追求心。それは紛れもなく、これまでの彼女の輝かしいキャリアとともに培われてきた。「10代、20代の頃は美しさ=見た目でした。でも経験を重ねていくうちに、ただきれいに、正確に踊ることだけが美しいバレエではなく、ダンサーとして、ひとりの女性として、強い引力みたいなものがないと本当の意味で人の心を惹きつけられないことに気がついたんです。私がひと目で引き込まれたように、きっとピアジェの時計にはその引力が備わっているのでしょうね」

画像: 「450Pピアジェ自社製極薄手巻ムーブメント」を搭載した34㎜径の「アルティプラノ」ウォッチ。ホワイトゴールド製のケースにホワイトのダイヤル、シャープなバトン型針でミニマルな表情に仕上げられつつ、ベゼルには72個のブリリアントカットダイヤモンドがさりげなく輝く。上野さんが舞台で履いたというトウシューズとともに

「450Pピアジェ自社製極薄手巻ムーブメント」を搭載した34㎜径の「アルティプラノ」ウォッチ。ホワイトゴールド製のケースにホワイトのダイヤル、シャープなバトン型針でミニマルな表情に仕上げられつつ、ベゼルには72個のブリリアントカットダイヤモンドがさりげなく輝く。上野さんが舞台で履いたというトウシューズとともに

 この先もバレエダンサーとしてその境地を目指しつづける。「ものすごいテクニックを披露しているわけではないのに、なぜか見る人が涙してしまう。ダンサーとしてそんなレベルに達することができたらすごいなと思いますし、バレエを志した以上はそこを目指さなくてはならないとも感じています。バレエや芸術界に限らず、きっとこれからの時代は本物しか残らない世界になっていくと思いますので、よりバレエダンサーとしての真価が問われていると自覚しながら自分に磨きをかけていきたいですね」

上野水香(MIZUKA UENO)
バレエダンサー。1977年神奈川県生まれ。1993年のローザンヌ国際バレエコンクール・スカラシップ受賞を機にモナコのプリンセス・グレース・クラシック・ダンス・アカデミーに留学。2004年に東京バレエ団に入団しプリンシパルに。おもなレパートリーに『白鳥の湖』のオデット/オディール、『ドン・キホーテ』のキトリなど。モーリス・ベジャールが三島由紀夫を題材に振り付けた作品『M』に“女”役で出演予定(2020年10月24日・25日、東京文化会館)
オフィシャルサイト

T JAPAN LINE@友だち募集中!
おすすめ情報をお届け

友だち追加
 

LATEST

This article is a sponsored article by
''.