変わらないために、変わり続ける。
“名品”と讃えられる、
定番ウォッチ8選

クロノグラフ × 黒ひげ危機一髪
黒ひげが旅する各国の時間を、それぞれの時計がダイヤルで告げる

（上）パテック フィリップ「カラトラバ・パイロット・トラベルタイム 7234」￥5,070,000
＜ケース径37.5㎜、18KWG、自動巻き、カーフストラップ＞
パテックフィリップは1936年、パイロットが位置を計る特殊時計“サイドロメーター”を製作した。そこから着想を得て、このレトロな航空時計スタイルは生まれた。二つ備わる時針のうち、左サイドのボタンでソリッドな針を1時間刻みで前後に動かし、渡航先の時刻に合わせられる。そのスタイルと機構はそのままに、ケースを小型化した新作は、適度なサイズ感でつける人の性別を選ばない。

パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター
TEL.03(3255)8109
公式サイト

（下）ジャガー・ルクルト「マスター・コントロール・ジオグラフィーク」￥2,760,000
＜ケース径40㎜、18KPG、自動巻き、アリゲーターストラップ＞
左上のリュウズを回すと、ダイヤル6時位置にある扇形の窓に現れる世界24の都市名が切り替わり、小さな第2の時分針がその都市の時刻を示す。1990年に誕生した“ジオグラフィーク”は、わかりやすい操作性でトラベルウォッチの息の長い定番となる。その新作は、第2の時間を示すカウンターにダイヤルとは異なる仕上げを与え、視覚的な切り分けが図られている。ムーブメントも最新のシリコン技術の導入で駆動時間を延ばし、実用性はさらに高まった。

問い合わせ先
ジャガー・ルクルト
フリーダイヤル：0120-79-1833
公式サイト

ニット／ともにスタイリスト私物

（上）ゼニス「エリート レディ ムーンフェイズ」￥1,680,000
＜ケース径36㎜、18KRG、ダイヤモンド、SS、自動巻き、アリゲーターストラップ＞
ゼニスが誇る薄型自動巻きを搭載する「エリート」は、これまで上質なクラシック感を身にまとってきた。その印象を変えることなく、ダイヤルの新たな装飾で、力強さを併せ持たせた。6時位置には、今の空にある月の満ち欠けを示すムーンフェイズを装備。紺碧を背景にゴールドの月が日々、姿を変える様子は、実にロマンティックである。ダイヤルの装飾の名はサンレイ、つまり陽光。月と太陽とが、ひとつの時計で共演を果たした。

問い合わせ先
LVMHウォッチ・ジュエリージャパン
TEL. 03(3575)5861
公式サイト

（下）ブレゲ「クラシック 7137」￥4,660,000
＜ケース径39㎜/18KRG、自動巻き、アリゲーターストラップ＞
オフセットしたダイヤルの上に日・曜日の表示窓とムーンフェイズが並ぶ。初代アブラアン-ルイ・ブレゲの懐中時計に範をとったデザインを今のブレゲは受け継いできた。ダイヤルを異なる模様で彩り分けるギヨシェ彫りも、初代のアイデア。19世紀と同じ原理の手動のギヨシェマシンを自社製造して進化させた結果、スモールセコンド内の繊細でモダンなチェックの新パターンがかなえられた。ムーンフェイズの月は、手業で凹凸がつけられて、リアルな姿で満ち欠けをする。

問い合わせ先
ブレゲ ブティック銀座
TEL. 03(6254)7211
公式サイト

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