BY KIMIKO ANZAI
「アフタヌーンティー」といえば、本場イギリス流の“三段重ねのティースタンドに、サンドイッチ、スコーン、ケーキが盛られたもの”が定番。だが、今、日本では、日本独自の進化を遂げたアフタヌーンティーが続々誕生している。
そんななか、ひときわ日本ならではの食文化と独自性を感じさせるのが、パレスホテル東京で9月から始まった、“発酵”をテーマとした「八海山アフタヌーンティー」だ。発酵の魅力を知り尽くした老舗酒蔵「八海醸造」とパレスホテル東京とのコラボレーションが初めて実現したもので、セイボリーやスイーツに、麹や甘酒、酒粕などが多彩に使用されている。たとえば、「鶏胸肉と塩麹のスチーム 柚子こしょう風味」や「麹醤油でアクセントをつけたほうじ茶のクリームブリュレ」など、ここでしか味わえない美味が、日本らしい漆のお重のなかにぎっしりと詰まっている。
また、「八海山アフタヌーンティー」の魅力は、スイーツだけではなく、お酒も同時に楽しめるところにもある。紅茶がセットされているのはもちろんながら、希望すればグラスシャンパンやパレスホテル東京オリジナルの純米醸造酒「壱ノ壱ノ壱」と一緒に楽しむことも可能だ。
そして、ぜひ「八海山アフタヌーンティー」に合わせてみたいのが、この秋に登場する2種の「八海山カクテル」。梅の香りとすっきりした味わいが魅力の「薄紅葉」は「八海山とフォアグラのパン ド エピスボール」などのセイボリーに、またクリーミーな口当たりで甘い「Tsumugi ~紡ぎ~」は日本酒ケーキやスコーンにぴったりで、ここならではのマリアージュが体験できる。
唯一無二のスタイルで、日本の食文化の奥深さを語る「八海山アフタヌーンティー」は、また新たな食の楽しみの扉を開いてくれるに違いない。
「八海山アフタヌーンティー」
場所:パレスホテル東京
1F ロビーラウンジ「ザ パレス ラウンジ」
住所:東京都千代田区丸の内1-1-1
提供期間:~2018年11月30日(金)まで
提供時間:13:00~16:30(土・日曜、祝日は14:00~)
※3時間制。平日13:00~15:00来店の場合のみ予約可
料金:1名¥4,400(グラスシャンパン、または純米吟醸酒「壱ノ壱ノ壱」付き¥6,200。「八海山カクテル」は別途)
電話: 03(3211)5209
公式サイト