昨年12月、日本で最初の「グッチ プレイス」に選出された

中目黒にあるカセットテープ専門店「waltz(ワルツ)」

COURTESY OF GUCCI

 グッチの公式アプリ内に、新たなコンテンツとして2017年7月より加わったトラベルコンテンツの「グッチ プレイス(GUCCI PLACES)」。ここでは、グッチにインスピレーションを与えてきた世界中の魅惑的なスポットが、美しい写真とテキストと共に紹介されている。栄えあるオープニングを飾ったのは、英国ダービシャー州の「チャッツワース・ハウス」。グッチがスポンサーを務めたエキシビジョン『House Style』や、2017年クルーズ コレクションの広告ビジュアル撮影の舞台にもなった16世紀の邸宅だ。



店主の角田太郎さん。大手CDショップを経て、

Amazonで10年以上働いたのちに、店舗をオープンした



 昨年12月、新たに発表された6箇所のグッチ プレイスの中に、ひときわ異彩を放った場所がある。それが、東京・中目黒にあるカセットテープ専門店「waltz(ワルツ)」だ。今回の選出にあたり、店主の角田太郎さんに話を聞いた。


「グッチ プレイスに選ばれたと聞いて驚きました。ほかはどこも歴史的建造物だったので、本当にウチでいいんですか? と何回も確認してしまいました(笑)」

 2015年8月、かつて金型工場だった場所にオープンした「waltz」は、今もなお、世界で唯一のカセットテープ専門店だ。女性ひとりでも入れる開放的でセンスのいい店内には、中古のカセットデッキやレコード、日本の古いファッション誌なども並べられており、各地から熱心な客が訪れる。


「海外からのお客さまも多く、たまにファッション関係者らしき方がお付きの方々と来店されることがあるんです。デザイナーのアレッサンドロ・ミケーレさんも、実際に足を運んでショッピングを楽しんでくれたみたいですね」



棚にあるのは中古品だが、テーブルの上に置かれたカセットテープはすべて新譜。

インディーからメジャーアーティストまで世界各国の作品を厳選している。

キャプションは、すべて角田さん自身が書くという



 日本でも注目が集まってきているが、すでにアメリカやフランス、イタリアなどではその流行が大きなうねりとなっているカセットテープ。その証拠に、「waltz」には毎日世界中から、新作を置いて欲しいという問い合わせが入る。厳選された中古のカセットが置かれているだけでなく、ここには現在進行形の“カセットカルチャー”があるのだ。



海外の客には日本の映画パンフレットも人気だという。

価格帯も700~2,000円程度とリーズナブル



「カセットテープは古いメディアですが、そこに新たな価値を付与して今のものとして紹介しているんです。そこに共感していただけたのかもしれないですね。ファッションデザイナーの方も、古い音楽やアートなどにインスパイアされながら今の感性で表現している。相通ずるものがあるのかもしれません」



訪れる客は若い世代から高齢の方まで幅広い。

カセットテープを初めて聴く若者は、そのパンチのある音に驚くという



 今年の春頃には、グッチとのコラボレーションアイテムも発売予定。すでにその製作も始まっているという。また、このアプリでは、「グッチ プレイス」に近づくとプッシュ通知が送信されてチェックインができる機能も装備されており、特製のバッヂをアプリ上で受け取ることもできる。エクスクルーシブなサービスとして、すでにチェックインしたことのある場所でのスペシャルイベントなどの招待状が届くことも。早速ダウンロードして、まずは世界で唯一の場所「waltz」を訪れてみてほしい。



COURTESY OF GUCCI



waltz(ワルツ)

住所:東京都目黒区中目黒4-15-5

営業時間:13:00 - 20:00

定休日:月曜

電話:03(5734)1017

公式サイト