人気の「シニョリーナ」5作目は、弾けるような幸福感に満ちた春らしい香りだ。調香師エミリー・コッパーマンがそのメイキング・ストーリーを語る

BY TERUNO TAIRA

画像: いきいきとした喜びとロマンティシズムを感じさせる「シニョリーナ イン フィオーレ」 COURTESY OF FERRAGAMO PARFUMS

いきいきとした喜びとロマンティシズムを感じさせる「シニョリーナ イン フィオーレ」
COURTESY OF FERRAGAMO PARFUMS

 エレガントに、自由闊達に現代を生きる、フレッシュなフェラガモウーマンのために生まれたフレグランス「シニョリーナ」。2012年の1作目から4作目まで世界的ヒットを飛ばし、フレッシュな香調はとりわけアジアで人気を博した。第5作目となる「サルヴァトーレ フェラガモ シニョリーナ イン フィオーレ」の3月1日発売を前に、調香師、エミリー・コッパーマンが来日。香りについて話を聞いた。

「アジアの女性のために、と聞いて真っ先に桜の花、満開の桜が思い浮かびました。ひと言で表現するなら、ジョイフルな香り。でももちろん、フェラガモらしいエレガントさも忘れるわけにはいきません。
 難しかったのは、桜の花はとても香りがソフトなので、そのイメージを守りつつ香りを創ること。梨やザクロ、ライチでみずみずしさを出したのですが、そこにほんの少しのベルガモットを加えたのがこだわりです。ベルガモットは大人っぽさを添えると同時に重たさにもつながってしまうので、あえて最初の30分程度しか香らない量に調整したのです。フェラガモの革製品のイメージから、ドライダウンにはパチョリとサンダルウッドを選びました。パチョリはインド産が多いのですが、今回は希少なオーストラリア産を使用。パチョリも、“ハイパチョリ”と呼ばれる、最初に抽出した一番搾りのような濃いエキスを使うなど、素材も厳選しました」

画像: Emilie Coppermann エミリー・コッパーマン 調香師。幼少期から香りに囲まれて育つ。13歳の時に著名な調香師に出会い、調香師になることを決意。その意志を貫き、大学で化学を専攻した後、ヴェルサイユの調香師専門学校ISIPCAに入学。数々のヒット香水を世に送り出す。今回、シニョリーナの5作目となる「シニョリーナ イン フィオーレ」を手掛ける。18歳を筆頭に3児の母でもある COURTESY OF FERRAGAMO PARFUMS


Emilie Coppermann エミリー・コッパーマン
調香師。幼少期から香りに囲まれて育つ。13歳の時に著名な調香師に出会い、調香師になることを決意。その意志を貫き、大学で化学を専攻した後、ヴェルサイユの調香師専門学校ISIPCAに入学。数々のヒット香水を世に送り出す。今回、シニョリーナの5作目となる「シニョリーナ イン フィオーレ」を手掛ける。18歳を筆頭に3児の母でもある
COURTESY OF FERRAGAMO PARFUMS
 

 今回はジャーナリストに向けたプレゼンテーションに参加するため、たった半日の滞在のためにパリから来日したエミリー。1ヶ月ほど後なら日本の桜が見られたのにと声をかけると、「そうなの。日本には何度か来てるのですが、残念ながらいつもタイミングが悪く、桜を日本で見たことがなくて。でも、パリにも日本庭園的なところがあって、そこの桜を毎年5月に見るのを楽しみにしています。日本ほどではないかもしれないけど、パリの桜もとても美しいんですよ」。

 調香師とは、人が思い描くイメージを香りに翻訳するという、限られた人にのみ許された職業だ。なぜこの職業に?
「母や祖母からいつもいい香りがしていたせいか、子供のころからとにかく香りが好きで。13歳の時に偶然、著名な調香師さんに会う機会があって、世の中に24時間香りのことだけを考えていられる素敵な職業があることを知ったのよ。その時すぐに、調香師になると心に決めました(笑)。
 私の香り創りのプロセスは、そこに携わる多くの人と対話をし、作ってはフィードバックをもらいながら徐々に創り上げていくというもの。今回は1年ほどかかりました。思いがけない香料と香料の掛け合わせで、自分が想像もしなかった香りが生まれるのが、この仕事の醍醐味ですね」

 今回のシニョリーナ イン フィオーレも、桜そのものの香りではもちろんないのに、その香りが鼻をくすぐると、まぶたの裏にパーッと満開の桜の花びらが舞うイメージが浮かび上がる、絶妙な調香だ。
 この香りが似合うセレブリティといえば誰が思い浮かびますか?との問いには、あまりセレブリティには詳しくはないのだけど…と前置きしながら、「中国の女優のチャン・ツィーさん? 彼女のような清らかなアジア女性が思い浮かびます」とにっこり微笑んだ。

画像: フレッシュで愛おしい、5作目のシニョリーナ。アジア女性のための香りというコンセプトのもと、「桜」の繊細さや美しい花びらの色からインスパイアされたフローラル フルーティ。春の訪れを告げるようにナシシャーベットとザクロがみずみずしく広がり、サクラやジャスミンの柔らかな花の香りが舞い降りる。ラストはホワイトムスクとサンダルウッドがまろやかに余韻を残して サルヴァトーレ フェラガモ シニョリーナ イン フィオーレ <30ml>¥7,300、<50ml>¥10000、<100ml>¥13900 COURTESY OF T.KAWABE

フレッシュで愛おしい、5作目のシニョリーナ。アジア女性のための香りというコンセプトのもと、「桜」の繊細さや美しい花びらの色からインスパイアされたフローラル フルーティ。春の訪れを告げるようにナシシャーベットとザクロがみずみずしく広がり、サクラやジャスミンの柔らかな花の香りが舞い降りる。ラストはホワイトムスクとサンダルウッドがまろやかに余韻を残して

サルヴァトーレ フェラガモ シニョリーナ イン フィオーレ
<30ml>¥7,300、<50ml>¥10000、<100ml>¥13900
COURTESY OF T.KAWABE

  

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インターモード川辺 フレグランス本部
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