昨年春に東京に日本1号店をオープンした「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」が、京都河原町に2号店を出店。古都の町なみにとけこむ洗練のたたずまいが人々を魅了している

BY TAKAKO OHARA

 そんな二人が2号店の立地に選んだのは、来日するたびに訪れてきた、伝統文化が息づく古都・京都だった。「京都は、伝統のものづくりの心が今も生きている町。私たちの製品づくりに通じるものを感じます。だからこの町にぜひショップを開きたかった」と語るヴィクトワール。

 2号店がオープンした商業ビル「BAL」は、丸善、コンランショップなど上質の暮らしを提案するブランドが集まるスポットとして、京都人に愛されている。その1階奥にできた「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー京都店」は、京都の風情を漂わせる白木の店構え。暖簾をくぐり店内に一歩入ると、そこには古きパリの薬局を思わせる世界が広がり、訪れる人を驚かせる。天井まで届く木の棚に並ぶ、植物オイルなどのボトル。天井の格子には、アンティーク調の婦人の肖像画がはめ込まれている。京都人にとっては、寺院など日本の伝統建築に見られる花鳥風月などを描いた格天井を彷彿させるしつらえだ。

画像: 清々しい白木の店構え。障子やにじり口をしつらえ、日本の茶室をイメージした造りになっている。外観に店の名は一切なく、ただ「香水」との表示がさりげなく灯されている

清々しい白木の店構え。障子やにじり口をしつらえ、日本の茶室をイメージした造りになっている。外観に店の名は一切なく、ただ「香水」との表示がさりげなく灯されている

画像: 18世紀に調香師ビュリーがパリに創業した美容薬局を思わせる店内。オークや楡の重厚感漂う什器やヴェルサイユ式の寄せ木細工を用いた床などはすべて、フランス政府認定の伝統意匠を専門とする職人による手作り。棚に並ぶスキンケアのボトルやパッケージにもいにしえのパリのセンスが漂い、高い美意識を感じさせる空間だ

18世紀に調香師ビュリーがパリに創業した美容薬局を思わせる店内。オークや楡の重厚感漂う什器やヴェルサイユ式の寄せ木細工を用いた床などはすべて、フランス政府認定の伝統意匠を専門とする職人による手作り。棚に並ぶスキンケアのボトルやパッケージにもいにしえのパリのセンスが漂い、高い美意識を感じさせる空間だ

「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーのブティックはすべて、その町に合ったデザインをラムダンが設計するんです。ここには、私たちが感じる京都のイメージが表現されています。特に気に入っているのは、壁面に使われているグリーンの意匠です」というヴィクトワール。その色は、緑の山々に立ち込める霧や雲が作り出す京都の景色「山紫水明」という言葉を思わせる。

 連綿と生き続けてきた美の歴史と、次世代に受け継がれた伝統の手法。パリと京都の伝統が交差し、響きあうショップに、京都人の注目が集まっている。

画像: 訪れる人を迎えるのは、茶室のような空間に生けられた茶花。京都の茶花を専門にする店から、その季節にふさわしい花が生けられる PHOTOGRAPHS: COURTESY OF OFFICINE UNIVERSELLE BULY KYOTO

訪れる人を迎えるのは、茶室のような空間に生けられた茶花。京都の茶花を専門にする店から、その季節にふさわしい花が生けられる
PHOTOGRAPHS: COURTESY OF OFFICINE UNIVERSELLE BULY KYOTO

オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー京都店
住所:京都市中京区河原町三条下ル山崎町251 京都BAL 1階
営業時間:11:00~20:00
定休日:不定休
電話:075(286)3584
公式サイト

 

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