BY TERUNO TAIRA
常時マスク着用の生活になって迎える、2回目の夏。これまで夏のベースメイクに求められる条件は、“くずれない”だったが、今はそこに“マスクにつきづらい”が加わった。ファンデーションをあえて塗らないという手もあるが、マスクでカバーされない部分だけ、コの字型に日焼けするという悲劇も。不織布は紫外線をすべてカットしきれないので、やはりベースメイクは塗っておくほうがいい。今月は、シーンや用途別に“マスクにつきづらい”という観点で選んだ今のマイベスト8を紹介。
オンライン会議で肌を自然にトーンアップするなら
イヴ・サンローラン・ボーテ「トップ シークレット インスタント トーンアップ」
オンライン会議で、画面越しに自分の顔色の悪さにげんなりしている人も少なくないはず。そんなわけで今、トーンアップUVやトーンアップ下地がかなり盛り上がっています。血行不良による顔色の悪さにはローズ、黄ぐすみにはラベンダー、炎症による赤みにはグリーンと、下地の段階で色補正できるのが魅力。大注目はYSLの新しい下地。なんと、画期的処方により顔料フリーでトーンアップが可能に!
問い合わせ先
イヴ・サンローラン・ボーテ
フリーダイヤル:0120-526-333
公式サイト
家でくつろぐ休日なら
マキアージュ「ドラマティック ヌードジェリー BB」
家で過ごす日はフレッシュなツヤ肌のほうが気分。だけど近所のコンビニやスーパーに行くことはあるから、やっぱりマスク着用は必須。ツヤ肌ファンデーションだとマスクへの色移りがどうしてもねぇ…… というときにいいな、と思ったのがこれ。“ツヤ肌を保った状態でもマスクにつきにくい”を実現した日中用の色つき美容液、使えます。
問い合わせ先
マキアージュ
フリーダイヤル:0120-456-226
公式サイト
炎天下に外出予定がある日なら
カネボウ化粧品「コフレドール カバーステイWPファンデーションUV」
ますます高温多湿化する日本の夏。そこにマスク着用という悪条件。滝のように流れ出る汗でファンデーションがドロドロに流れちゃうから「何もつけたくない!」という気持ち、よくわかります。でも、そんな炎天下で外出する時こそ、紫外線対策の観点からもベースメイクでカバーすることが大事。そんな日は下地なしでもUVカット力があって、汗に強いウォータープルーフのファンデーションがひとつあると便利です。
問い合わせ先
カネボウ化粧品
フリーダイヤル:0120-518-520
公式サイト
手早くパパッと仕上げたい朝に
アルビオン「ホワイトレア エアー」
暑い夏は、ヨレやくずれの原因になるので、私はあれこれ重ねたくない派。パウダリーファンデーションのような手軽さと、乾燥しがちな大人の肌でもパサつかずリキッドファンデーションのようななめらかな仕上がりを両立するのが、これ。生チョコのような質感が肌にのびるとサラサラに変化。極薄でエアリーな化粧膜だから、マスクの下でもファンデーションが湿気でくずれることもなし。
問い合わせ先
アルビオン
フリーダイヤル:0120-114-225
公式サイト
平 輝乃(TERUNO TAIRA)
ビューティエディター。貿易会社勤務、フリーマガジン編集の後、大阪の女性情報誌『SAVVY』(京阪神エルマガジン社)に在籍。1997年独立を機に東京に拠点を移し、フリーランスエディター・ライターとして活躍。スキンケア、フレグランステーマでの洗練されたビジュアルづくりに定評がある一方、“笑い”の要素を盛り込んだ読み物ページも評価が高い。美容以外にもトラベル、海外ドラマ&映画、趣味であるフィギュアスケート観戦記など守備範囲は広い。「忙しくても、テクニックがなくても、適材適所のアイテム選びと的確な実践方法で、大人の“きれい”は確実に向上します」