大切な気持ちを伝えるための贈り物を厳選したギフト連載。第1回は、ギフトコンシェルジュ、真野知子さんのおすすめを紹介。日本の職人の手仕事と美意識が伝わる逸品を、“ことほぎ”(祝福)の想いを込めて贈りたい

PHOTOGRAPHS BY JOHN CHAN, STYLED BY MASAYO KOORIYAMA, EDITED BY YUKINO HIROSAWA

画像: 菊の小箱¥50,000、蛤香合¥230,000 美都木洋子 mizuki8489@ybb.ne.jp

菊の小箱¥50,000、蛤香合¥230,000
美都木洋子 mizuki8489@ybb.ne.jp

奈良時代から続く“胡粉盛り上げ彩色”。「貝の粉を練り、筆で塗り重ねて厚みを出し、箔押しや彩色を施すゆえの美しい立体感。縁起物の喜久(=菊)や千鳥に祝意を込めて」。

画像: 酒器「花蕾」各¥25,000 黒木紗世 sayo3412@gmail.com

酒器「花蕾」各¥25,000
黒木紗世 sayo3412@gmail.com

漆と錫を用い、自然や植物の繊細な美をかたどる漆芸家・黒木紗世さんの作品。「蒔絵の技法である針描きによる絵柄は、個々で表情が違い、たおやかで女性らしい。普段は飾って愛めで、“ハレ”の日にお酒を味わって」。

画像: 水引のお飾り(鶴亀松竹梅)¥25,000 TIER(タイヤー) info@tiers.jp

水引のお飾り(鶴亀松竹梅)¥25,000
TIER(タイヤー) info@tiers.jp

伝統工芸の水引をモダンに昇華した世界的に注目を集める水引デザイナーの長浦ちえさん。「縁起物がデザインされたハンドメイドのお飾りも素敵です。和の祝いのかたちをこの季節の贈り物に」。

画像: だしいなり2個¥600、長澤 宏美作 博多水引き(別途料金) 日本料理 海木(かいぼく)TEL. 092(738)6564 ※2017年12月20日(水)〜25日(月)は、日本橋三越へ出店予定

だしいなり2個¥600、長澤 宏美作 博多水引き(別途料金)
日本料理 海木(かいぼく)TEL. 092(738)6564 
※2017年12月20日(水)〜25日(月)は、日本橋三越へ出店予定

水分をいっさい含まない油揚げを上品な鰹だしで煮込む、福岡の味。だしがジュワッとあふれるほど潤いに満ちて。「慶事には水引がのったものを贈りたい」。

画像: おたま(松・竹・梅)各¥12,000 宮本商行 TEL. 03(3538)3513

おたま(松・竹・梅)各¥12,000
宮本商行 TEL. 03(3538)3513

「宮内庁御用達の銀製品の老舗。お鍋や湯豆腐などに添えたい美しいおたまは、集いのテーブルにも活躍」。松竹梅それぞれの図柄を、凸凹とつやあり、つや消しで表現。持ち手は熱が伝わりにくい竹製。

画像: 夢つり菓子<柳の枝つき>¥2,700(税込)※製作に時間がかかることもあります 菓子工房 遊々椿 TEL. 0875(25)2731 張り子のお多福達磨(大) 各¥10,000、(小) 各¥2,000、みみずく、犬 各¥3,000 東京ビバリコ

夢つり菓子<柳の枝つき>¥2,700(税込)※製作に時間がかかることもあります
菓子工房 遊々椿 TEL. 0875(25)2731
張り子のお多福達磨(大) 各¥10,000、(小) 各¥2,000、みみずく、犬 各¥3,000
東京ビバリコ

「鯛や小槌、俵など吉祥をかたどる夢つり菓子。前田ビバリーさんの手描きの張り子など、この季節は福を招く贈り物を」。

真野 知子(TOMOKO MANO)
ギフトコンシェルジュ。フードから職人による作品まで、審美眼で選んだオリジナルのギフトが話題に。ブランドのプランニングやウェディングギフトのプロデュースも行う。「今回は独自の作風で創作に励み、いい仕事をなさる作家・職人さんの作品をご紹介」

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