BY TOMOKO MANO, PHOTOGRAPHS BY SHINSUKE SATO
クリスマスが過ぎると、まるで歌舞伎の早替わりのようにうって変わって年の瀬ムードに。帰省や新年を迎えるしたくで忙しくなるけれど、年始の挨拶まわりやお年賀のギフトも考えておきたいところ。新春を寿ぐお菓子や小道具で、新しい年の始まりに和みの時間をそっと贈りましょう。
お年賀は、12年に一度の出番を心待ちにしていたかのように登場する干支モチーフがやはり楽しい。中でもおすすめなのが、HIGASHIYAが毎年この季節に限定販売する干支飴。昔ながらの製法で、水飴と砂糖をていねいに煮詰め、口溶けの良さにこだわって作っている。パッケージにも干支のモチーフを用いて、ひと目でお年賀だと相手に伝わるのも魅力。

「干支飴」¥600(2個入り)

子どもにはお年玉のおまけとして、大人は職場の同僚や友人に「今年もどうぞよろしく」の挨拶がわりに。
問い合わせ先
HIGASHIYA
TEL. 03(5724)4738
公式サイト
お正月のお菓子として古くから金沢に伝わり、「ふくとこ」「ふっとこ」という愛称で親しまれている「福徳(ふくとく)」。最中の皮のような薄い煎餅の中に打ち出の小槌や俵などをかたどった小さな土人形が入っていて、かつては子どものお年玉としても贈られていた。

「七福神様入り ふくとこ宝船」¥3,240 ※1月上旬までの期間限定販売

落雁諸江屋の「ふくとこ宝船」は、宝船の煎餅の中に七福神様と福鈴の落雁が入ったもの。次はどの神様が出てくるかな? とみんなでワクワクしながら楽しんだあとは、開運&招福のお飾りに。煎餅はお麩代わりにお吸い物やお味噌汁に入れて味わうことができる。「みなさまにご利益があり、佳き一年となりますよう」――そんな願いを込めて贈りたい。
問い合わせ先
落雁諸江屋
TEL. 076(241)2854
公式サイト
京都・祇園で和装小物を扱う「井澤屋」には、日本の年中行事や季節の風物詩を描いた楽しい楊枝が揃う。中でもこの季節にぴったりなのが、お正月バージョンのアソート。羽子板や凧揚げの凧など、お正月ならではのモチーフが小さな包み紙に色鮮やかに描かれている。

「お好み楊枝(お正月セット)」¥1,200

おせち料理はもちろんのこと、こんな楊枝があればちょっとしたおつまみやデザートもお正月のおもてなしに早変わり。お客さまや家族が集うお正月のにぎやかな時間に、さりげない華やかさを添えてくれるのがうれしい。
問い合わせ先
井澤屋本店
TEL. 075(525)0130
公式サイト