BY EMI ARITA
煌めく光沢ボディの「BELL TABLE」
「BELL TABLE」¥135,000/トム・ディクソン
COURTESY OF TOM DIXON
思わず目を奪われるボディの光沢感と、丸みを帯びたアイコニックなフォルムで存在感を放つ「BELL TABLE」。独創的なプロダクトを生み出すイギリスのプロダクトデザイナー、トム・ディクソンが、光沢を放つヴィンテージカーのバンパーから着想を得てデザインしたもので、鏡面仕上げのシェードが周囲の景色を映し出し、空間に視覚的なアクセントを添えてくれる。そんなシェードから放たれる柔らかな光は、無段階調光ダイヤルにより、好みの明るさに調整できるのも嬉しい。
バリエーションは、「BELL TABLE」のほか、ミニサイズのポータブル型「BELL PORTABLE」の2種。サイズ違いで組み合わせてコーディネートを楽しむのもおすすめ。

COURTESY OF TOM DIXON
トム・ディクソン トーキョー
TEL. 03-6421-0846
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電球モチーフの不朽の名作「バルブ」

「バルブ ブラス」¥432,300/インゴ マウラー(スタジオノイ)
COURTESY OF STUDIO NOI
「光の魔術師」あるいは「光の詩人」と称されるドイツを代表する照明デザイナー、インゴ・マウラー。詩的な世界観を感じさせる照明プロダクトを手掛けてきたが、その原点とも言えるのが、こちらの「バルブ」。1966年にインゴ・マウラーが初めてデザインした照明プロダクトで、電球のフォルムをそのままシェードにし、口金部分をクロームのベースにするという遊び心溢れるアイテムだ。
電球をアーティスティックなプロダクトへと昇華させた画期的なデザインは高く評価され、ニューヨーク近代美術館(MoMA)にもコレクションされている。2021年には、ベース部分を真鍮にしたこちらの「バルブ ブラス」が登場。発売から50年以上経った今なお愛され続けている不朽の名作に、真鍮の経年変化を愛でる楽しみも広がった。
スタジオノイ
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モスキーノ×カルテルのキュートなランプ「トイ」

「トイゴールド」¥56,700/カルテル
COURTESY OF TOYO KITCHEN STYLE
前衛的なイタリアンファッションブランド「モスキーノ」のアイコンであるテディベアがそのままランプになったテーブルランプ「トイ」。2018年、イタリアのデザイナーズ家具ブランド「カルテル」と「モスキーノ」のコラボレーションによって生まれたランプで、胸もとでは「THIS IS NOT A MOSCHINO TOY」=「取扱いは慎重に」とも読めるシニカルなメッセージを光らせる。機能性だけでなく、センスと遊び心に溢れた独創的なプロダクトを生み出すイタリアンブランドらしいアイテムだ。
発売後、即完売した「トイ」より、2020年にはゴールドカラーを纏った、こちらの「トイゴールド」が登場。エレガンスなゴールドのボディは、インテリアにアクセントを添えるのにもぴったり。
カルテル
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2つの球体が寄り添う「COPY CAT」

「COPY CAT」¥126,500/フロス
COURTESY OF FLOS
吹きガラスの大きな球体と小さなゴールドカラーののアルミの球体を組み合わせたミニマルなデザインの「COPY CAT」。デザインを手掛けたのは、洗練されたタイムレスなデザインで魅了するロンドンのプロダクトデザイナー、マイケル・アナスタシデアス。「COPY CAT」では、大きい方が親、小さい方が子供をイメージしており、互いに寄り添っている姿が表現されている。
小さな球形にはLEDの光源が隠されており、そこから放たれる光を、大きな球形の吹きガラスが照射することで、なめらかで均一な光を拡散。点灯時にスイッチを押し続けると、100%~10%・10%~100%の段調光となり、好みの明るさに調整することもできる。デザインに込められた物語を感じさせるような柔らかで温かな光は、静かな夜に優しく寄り添ってくれそうだ。

COURTESY OF FLOS
フロスジャパン
TEL. 03-6421-0840
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ハンドメイドの趣愛でるポータブルランプ「Raku」

「Raku SH8」¥49,500/アンドトラディション
COURTESY OF &TRADITION
最新のテクノロジーと伝統的な職人工芸を融合させた作品で魅了し、「フリッツ・ハンセン」など、世界的なインテリアブランドで椅子や照明などのデザインを手掛ける、今、注目のプロダクトデザイナー、セバスチャン・ヘルクナー。
そんなセバスチャン・ヘルクナーがデザインしたテーブルランプ「Raku」は、コンパクトでありながら繊細な工芸品のような風合いが印象的。日本の伝統工芸からインスピレーションを得て製作されたもので、手作業で製作されたセラミック製の台座は、釉薬と素地の収縮率の差により生まれる貫入(ひび模様)が特徴。ひとつひとつ、わずかに異なる個性を楽しめるようにデザインされており、ハンドメイドならではの味わい深い作品となっている。充電式のポータブルランプのため、好きな場所に置くことが可能。さらに、3段階の調光機能付き。

COURTESY OF &TRADITION
アンドトラディション(林物産)
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ゆらゆらとスイングする姿が愛らしい「パーチライト」

「パーチライトテーブル」¥353,100/モーイ
COURTESY OF TOYO KITCHEN STYLE
マルセル・ワンダースがアートディクレクターを務め、洗練された美しさの中に、さらなるオリジナリティをプラスすることで、日常をもっと美しく、そして楽しく彩ってくれるプロダクトを提案しているオランダの家具ブランド「moooi(モーイ)」。止まり木に佇む鳥をモチーフにしたこちらの「パーチライト テーブル」も、そんなmoooiらしさを感じられる作品のひとつ。
木の枝に見立てたゴールドのベースにちょこんと止まるのは、折り紙のように折られた美しい鳥のシェード。くちばしと尾羽根の先端の真鍮色の金属は重りになっており、止まり木の上でゆらゆらとバランスを取るようにスイングする仕掛けになっている。柔らかく拡散される光と、ゆらゆらと上下する鳥の姿は、いつまでも眺めていたくなってしまうはず。

COURTESY OF TOYO KITCHEN STYLE
モーイ
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神秘的な月明かりに包まれる「CRESCENT」

「CRESCENT MINI TABLE」¥198,000/リー・ブルーム
COURTESY OF LEE BROOM
球体に切れ込みを入れてあえて断面を見せることにより、シンプルな球体にアシンメトリーな新鮮さを与えたデザインが特徴的なテーブルランプ「CRECENT」。イギリスを代表するプロダクトデザイナー、リー・ブルームによるデザインで、月の満ち欠けのように、真円の満月が欠けていく過程が表現されている。
点灯すると乳白色の球体から、まさに月明かりのような柔らかな光が放たれ、真鍮部分との美しいコントラストを描きながら、空間を優しく照らしてくれる。サイズはMINIとLARGEの2種類。ペンダント、シーリングもラインナップするので、トータルコーディネートも楽しめる。

COURTESY OF LEE BROOM
リー・ブルーム(林物産)
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黄昏時の空の光を再現した「トワイライト」

「トワイライト」(テーブルランプ)¥282,700/YAMAGIWA
COURTESY OF YAMAGIWA
水平線に日が沈む黄昏の空に着想を得たYAMAGIWAの照明シリーズ、「トワイライト」。上空の大気が太陽光を散乱する様子を表現するべく、シェードはガラス繊維で成形されており、その繊維1本1本に光源を散乱。幾重にも光の輪が広がり、まるでクリスタルシャンデリアのような輝きと、夕日のように温かな色合いの光を放つ。
真鍮ベースの気品満ちた佇まいも「トワイライト」の魅力。ラインナップは、テーブルランプのほか、2サイズのペンダントライト、シーリング、フロアと5つのモデルが揃い、さまざまな組み合わせを楽しみながら、空間全体をコーディネートすることも可能。

COURTESY OF YAMAGIWA
YAMAGIWA
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すべてが一点もの。工芸品のような「BEAT TABLE」

「BEAT TABLE」¥148,000/トム・ディクソン
COURTESY OF TOM DIXON
インドの伝統的な真鍮板金技術を用いた水差しや調理鍋に着想を得てデザインされた、トム・ディクソンの「BEAT」シリーズ。全てのシェードは、北インドの熟練の職人が約4日間をかけ、一点、一点手作業で製作。曲面や打痕の形状にはひとつとして同じものがなく、細かいゆがみや小さな凹みは、まさに職人よるフィンガー・プリント。それこそが「BEAT」シリーズの魅力であり、工芸品のように、世界でたったひとつの“一点もの”として楽しむことができる。
そんな「BEAT」シリーズのテーブルランプ「BEAT TABLE」は、ラッパのようなアイコニックなフォルムが特徴的。アーム部分を曲げて、光の角度を調整できるので、デスクやベッドサイドの手元灯にもぴったり。長く愛用することで味わいが増していく真鍮の経年変化を楽しみながら、大切に使い込みたい。
トム・ディクソン トーキョー
TEL. 03-6421-0846
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