BY EMI ARITA
ル・コルビュジエ×ピエール・ジャンヌレ×シャルロット・ペリアンの
「フォートゥイユ トゥルナン デュラーブル」

「フォートゥイユ トゥルナン デュラーブル」¥539,000~ /カッシーナ
COURTESY OF CASSINA IXC.
4本の脚を中央で束ねたようなスチール脚がおしゃれなスウィベルチェア「フォートゥイユ トゥルナン デュラーブル」。ル・コルビュジエ、彼の従兄弟のピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ペリアンがデザインを手がけた名作家具シリーズのひとつで、1929年にパリのサロン・ドートンヌに出展された回転式の椅子。20世紀を代表するアイコン的存在であり、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久収蔵品としても収められている。
クッション部分の「水平」とスチールパイプの「垂直」というシンプルで均衡の取れたデザインは、誕生から約100年経っても色褪せない美しさで魅了する。ふっくらとボリュームのある背もたれや座面により、座り心地も快適。シートが回転するため自由な姿勢が取りやすく、書斎のデスクチェアやリモートワーク用の椅子にもおすすめ。スチールフレームはクロムメッキ仕上げ、カラー塗装仕上げから選択可能。背もたれやシートも豊富なカラーが揃うレザーやファブリックから選べる。

COURTESY OF CASSINA IXC.
カッシーナ・イクスシー 青山本店
TEL. 03-5474-9001
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アルネ・ヤコブセンの「セブンチェア」

「セブンチェア」¥75,680~/フリッツ・ハンセン
COURTESY OF FRITZ HANSEN
華奢なスチール脚とアイコニックなフォルムのシートを組み合わせた「セブンチェア」。1955年にアルネ・ヤコブセンがデザインした北欧モダンを代表する名作椅子であり、どんなインテリアでもコーディネートしやすいタイムレスなデザインで、今なお絶大な人気を誇る。
特徴的なシートは9層のベニヤで構成された成形合板で作られており、強度と耐久性を持ちながら、程よいしなりで体を心地よく支えてくれる。スタッキングも可能なため、普段使い以外にも、来客用に数脚ストックしておくにも便利だ。シートはナチュラルウッド仕上げのほか、レザーやファブリックで表面のみ覆ったフロントパディング、全面を覆ったフルパディングなど多彩なバリエーションからセレクト可能。

COURTESY OF FRITZ HANSEN
フリッツ・ハンセン 東京
TEL. 03-3400-3107
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ハンス J. ウェグナーの「CH88」

「CH88T」¥104,500〜/カール・ハンセン&サン
COURTESY OF CARL HANSEN & SØN
有機的なカーブを描く背もたれ、そこからすっと伸びるスチールフレームと、美しい後ろ姿が印象的な「CH88」。デザインを手掛けたのは、“椅子の巨匠”と呼ばれる北欧の巨匠、ハンス J. ウェグナー。1955年にスウェーデンで開催されたH55 (ヘルシンボリ国際博覧会) に出展するため、デザインしたもので、当時はプロトタイプ版が製作されただけだったが、2014年、ウェグナー生誕100周年を記念し復刻された。
ミニマルなデザインにアクセントを添える背もたれの先端は、肘を置くことを考慮してデザインされたもの。スタッキングも可能なアームチェアとして、様々なシーンで活用できる。フレームはステンレススチールとパウダーコーディング仕上げの2種。シートはビーチ材、オーク材から選べる木製シートの「CH88T」のほか、張地を施した「CH88P」もセレクト可能。

シートを皮革またはファブリックから張地を選べる「CH88P」各¥101,200〜/カール・ハンセン&サン
COURTESY OF CARL HANSEN & SØN
カール・ハンセン&サン 東京本店 / 大阪
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マルセル・ブロイヤーの「チェスカチェア」

「チェスカチェア アームレス」¥173,800/ノルジャパン
COURTESY OF KNOLL
20世紀を代表するスチールパイプ椅子として知られる「チェスカチェア」。バウハウス出身の建築家・デザイナー、マルセル・ブロイヤーが1929年にデザインしたもので、娘の名前“フランチェスカ”にちなみ、「チェスカチェア」と名付けられた。工業的なスチールフレームと、温かみのある籐張りの背もたれやシートによる異素材のコントラストは美しく、軽やか。
スチールパイプならではの柔軟性を利用したカンティレバー(片持ち)構造は、腰掛けると独特の浮遊感をもたらし、一度座ったら虜に。バリエーションは、すっきりとしたデザインのアームレスタイプと、肘掛け付きのアームチェアタイプの2種。背もたれとシートも、籐張りのほか、レザー張りタイプもあるため、インテリアにあわせて好みのスタイルを楽しみたい。

「チェスカチェア アームチェア」¥227,700〜
COURTESY OF KNOLL
ノルジャパン
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イルマリ・タピオヴァーラの「ルッキ チェア」

「ルッキ チェア」¥84,700/アルテック
COURTESY OF ARTEK
フィンランド語で「あしながおじさん」の意である「ルッキ」の名を持つ通り、すらりと伸びるスチール脚が魅力の「ルッキ チェア」。フィンランドの巨匠イルマリ・タピオヴァーラが、1951年にヘルシンキ工科大学学生寮の家具をデザインするコンペのために製作をしたもので、スチールと木材を融合させた遊び心あふれるデザインが印象的。
座面と背もたれはバーチ材によるプライウッド、肘掛けはスチールチューブで構成されており、頑丈ながら軽量で、スタッキングも可能と使い勝手も抜群。食事や読書をする際、テーブルに椅子を引き寄せやすいよう、肘掛けはあえて小さめにデザインされており、実用性を追求したタピオヴァーラのこだわりが光る作品となっている。カラーバリエーションはブラックとArtek Tokyo限定色のストーンホワイト。

COURTESY OF ARTEK
アルテック
TEL. 0120-610-599
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