体をあずけてくつろげる背もたれの高いハイバックチェアの名作を、アルテック、天童木工、アクタスなど人気インテリアブランドより厳選紹介。見た目の美しさと心地よさを追求した、居心地のいいパーソナルチェアを自分だけの特等席に

BY EMI ARITA

イルマリ・タピオヴァーラの「ドムス ラウンジチェア」

「ドムス ラウンジチェア」¥397,100〜/アルテック

COURTESY OF ARTEK

「優れたデザインをすべての人の暮らしに」というモダニズムの思想を追求した、フィンランドを代表する北欧モダンの巨匠、イルマリ・タピオヴァーラ。広く、ゆったりとした背もたれが印象的な「ドムス ラウンジチェア」は、1946年にヘルシンキにある学生寮「ドムス アカデミア」のために手がけた椅子のひとつ。
 一枚のバーチ材合板を三次元的にカーブさせた座面と背もたれは、体の曲線に沿うようにデザインされており、長時間座っていても疲れにくいのが特徴。肘掛けもついているため、楽な姿勢でくつろぐことができる。背座は豊富なカラーと仕様、生地や革張りのバリエーションからセレクト可能。

COURTESY OF ARTEK

アルテック
TEL. 0120-610-599
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ポール・ケアホルムの「PK20™ ラウンジチェア」

「PK20™ ラウンジチェア」¥1,933,800〜 /フリッツ・ハンセン

COURTESY OF FRITZ HANSEN

 家具マイスターの資格を持つデンマークのデザイナー、ポール・ケアホルムが1968年にデザインした「PK20™ ラウンジチェア」は、前脚しかないカンチレバー(片持ち)構造のハイバックチェア。柔軟性のあるスプリングスチールのベースは、座るとほどよくしなり、独特の弾力と浮遊感で体を支えてくれる。その快適さと、美しいデザインから、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館のパーマネントコレクションにもなっている。
 頭の位置にヘッドレストがついているのも特徴。瞑想をしたり、昼寝をしたり。静かにリラックスしたいひとときに、頭まで預けてくつろぐことができる。手触りも滑らかなレザーのカラーは、ブラックやブラウンなど数種からセレクト可能。レザー張りのハイバックシートのほか、少し背もたれの低い籐編みシートタイプもあり。

画像: こちらは籐編みシートタイプ。「PK20™ ラウンジチェア」¥1,405,800/フリッツ・ハンセン COURTESY OF FRITZ HANSEN

こちらは籐編みシートタイプ。「PK20™ ラウンジチェア」¥1,405,800/フリッツ・ハンセン

COURTESY OF FRITZ HANSEN

フリッツ・ハンセン 東京
TEL. 03-3400-3107
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新居 猛の「ニーチェアエックス」

「ニーチェアエックス」¥59,400/藤栄

COURTESY OF FUJIEI

 グッドデザイン賞、ロングライフデザイン賞などを受賞している「ニーチェアエックス」は、デザイナーの新居 猛が「座り心地を落とさず、とにかく安く、道具のように役立ってこそ椅子」という信念のもと開発した、世界に誇る日本の名作椅子のひとつ。X構造の脚部により折り畳みが可能で、約6.5kgと非常に軽量。さらに、肘掛けの高さや背もたれの角度、生地の特性に至るまで、すべてが計算し尽くされており、体を包みような座り心地を実現。その快適さは一度味わったら虜に。
 豊富なカラーから選べる布地のシートと、パイプやネジの交換が可能なため、長く愛用できるのも魅力。別売りのオットマンとあわせるのもおすすめ。ラウンジチェアタイプのほか、ロッキングチェアタイプや背もたれの低いタイプもあり。

こちらはロッキングチェアタイプ

COURTESY OF FUJIEI

ニーチェアエックス
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ブルーノ・マットソンの「ハイバックチェア」

「ハイバックチェア」¥207,900〜/天童木工

COURTESY OF TENDO MOKKO

 スウェーデン政府からプロフェッサーの称号を与えられた、北欧モダンを代表する建築家・デザイナーのブルーノ・マットソンと、天童木工のコラボレーションにより、1986年に誕生した「ハイバックチェア」。日本の生活様式にあわせてデザインされたマットソンシリーズのひとつで、卓越した成形合板技術による曲線的なフレームは「イスは“sit on”ではなく“sit in”でなければならない」というマットソンの哲学を体現。すっぽりと体を包み込むような安心感をもたらし、時間を忘れてくつろげる。
 カーペットや畳の上でも使えるよう、床をキズつけにくい"畳摺り"を採用しているのも特徴。同シリーズのオットマンと合わせて使うのもおすすめ。張り地は豊富な素材とカラーからセレクトできる。

画像: COURTESY OF TENDO MOKKO

COURTESY OF TENDO MOKKO

天童木工 
TEL. 0120-01-3121
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イングヴ・エクストレムの「ラミノチェア」

画像: 「ラミノチェア」¥392,700/アクタス(※2025年6月7日よりアクタス店舗にて注文開始) COURTESY OF ACTUS

「ラミノチェア」¥392,700/アクタス(※2025年6月7日よりアクタス店舗にて注文開始)

COURTESY OF ACTUS

 1945年に家具ブランド「スウェデッセ」を創業し、自身もデザイナーとして数々の作品を手がけた、スウェーデンを代表するデザイナー、イングヴ・エクストローム。1956年にデザインした「ラミノチェア」は、シンプルさと完璧な掛け心地を追求した、エクストロームの代表作であり、「スウェデッセ」のアイコン的存在。豊かなライフスタイルを担う椅子として、今なお北欧で絶大な支持を得ている名作。
 背中のカーブに沿うようにデザインされている曲線的なフォルムのシートは、どの角度から眺めても美しく、座り心地も快適。シートの張り地は、気持ちのいい肌触りのシープスキン。別売りのスツールをオットマンにして、足を投げ出して座れば、さらに快適な居場所に。

画像: COURTESY OF ACTUS

COURTESY OF ACTUS

アクタス
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