25歳の俳優、ジョシュ・ハッチャーソン。SF映画の常連だが、“現実世界”でのファッションは、かなりのベーシック派だ

BY BEE SHAPIRO, PHOTOGRAPHS BY BRAD TORCHIA, TRANSLATED BY AKANE MOCHIZUKI

画像1: 『ハンガー・ゲーム』の
ジョシュ・ハッチャーソン、
ベーシック服へのこだわりを語る

――ジャケットについて

 ウィンドワードの茶色の革ジャンを持っているよ。「American Rag Cie(アメリカン・ラグ・シー)」で見つけたもの。いわゆるボンバースタイルで、見た目も匂いも古めかしくて、ボアの襟がついている。すごく暖かくて、だから残念なことに、L.A.では頻繁には着られない。でも、時々は引っ張り出してみるよ。それから、マーク・ジェイコブスの黒のレザージャケットも持っている。50年代っぽいロックンロールな雰囲気なんだけど、柔らかい皮でできていて、ファスナーやら何やらの余計な附属品がついてないんだ。このジャケットは、『ハンガー・ゲーム』のプロモーション・ツアーで着た衣装の1つで、ツアー後に手に入れた。本当のこと言うと、僕の洋服の85%は、もともとプロモーション・ツアーで着た衣装なんだけどね。

――靴について

 アディダスのサンバはずっと履いているよ。クラシックな黒と白のタイプ。ブラック・ジーンズとの組み合わせはかなり気に入ってるけど、特徴的な長いタンをどうしたらカッコよく見せられるか、いまだに正解が見つからないんだ。でも、もし街でサッカーの試合をやっていたら、すぐに飛び入り参加できるよ。今は膝の外側の靱帯をケガしているから、当分そのチャンスはないだろうけど。

画像: ハッチャーソンのお気に入りのアクセサリーの一つ、MLBのシンシナティ・レッズのキャップ

ハッチャーソンのお気に入りのアクセサリーの一つ、MLBのシンシナティ・レッズのキャップ

――アクセサリーについて

 どこかに出かける時は、たいてい帽子を被っている。子供の頃からずっとそうなんだ。愛してやまないのは、シンシナティ・レッズのキャップ。あとは、親友がやっているFlush Recordsというレコード・レーベルのものを被ることもある。だいたいいつも、ダークカラーの帽子だね。実際、『Future Man』のクランク・アップの記念品としてもらったのも、僕が演じたキャラクター“Futterman”の名前が入った黒い帽子だったよ。それから、別の友人が「M.Cohen」というジュエリーブランドをやっていて、そこのブレスレットは毎日つけている。彼はアクセサリーを、重ね着けできるようセットで販売しているんだ。ちょっと素朴で、派手じゃないところがいいんだよ。

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