BY OGOTO WATANABE
表面(SURFACE)としての衣服と、それを身に着ける支持体(SUPPORT)としての身体の関係性を、固定観念を捨ててもう一度ゼロから、構造から考え直すこと。それが「サポートサーフェス」のブランド名の由来となるものだ。一方で研壁さんはこうも言う。「人の気持ちを、服がサポートするときもあるでしょう?」
確かに、服のチカラによって、人間の精神がサポートされることはあるものだ。うれしい予定のある日はもちろんだが、気後れする案件や気の重い仕事があり、布団をかぶったまま閉じこもりたい朝こそ、私はサポートサーフェスを着る。行きたくないなあ、とため息まじりに身支度をする。玄関脇の鏡を見て、急に、まあなんとかなるかも、という気になる。そうしてドアを開けて出ていくと、不思議になんとかなるものなのだ。
問い合わせ先
サポート サーフェス
TEL. 03(5778)0017
公式サイト