京都生まれ、京都育ちの食いしん坊、京都でおいしいものに出合いたければ、この人に聞けばハズレなし!そんなアマジュンこと天野準子の絶品満腹口福アドレス。今月は、「昼お茶、昼飲み、昼おやつ」をテーマに、左党にも甘党にも使い勝手がいい店を紹介。第2弾は「Méton(メトン)」へ

TEXT & PHOTOGRAPHS BY JUNKO AMANO

三条京阪「méton(メトン)」

画像: 「生ハムとマドレーヌサレ」¥700、グラスワイン¥1,000〜

「生ハムとマドレーヌサレ」¥700、グラスワイン¥1,000〜

 2025年2月、甘いもの好きにもお酒好きにもうれしい一軒がオープンした。「Méton(メトン)」は古いビルの2階にあり、ビル脇の階段をのぼり扉を開けると、オープンキッチンのカウンターには菓子が並び、カフェのような雰囲気が漂っている。が、しかし、メニューを見ると、プリンやシュークリームもあれば、パテドカンパーニュやオムレツもあり、スイーツとお酒のアテが仲良く並んでいる。
「お酒を飲みたい時もあれば、コーヒーを飲みたい時もあるし。カテゴライズしたくなくて」と、店主・山下めぐみさん。
 テーブルでは子供と一緒におやつを楽しむママがいたり、カウンターでは店主の友人がワインを立ち飲みしていたり、はたまた大きな窓向けのカウンター席では一人客がコーヒーブレイクしていたり、楽しみ方は自由だ。

画像: お酒も菓子もどっちも大好きという山下さん

お酒も菓子もどっちも大好きという山下さん

  山下さんは、独立する前は、焼き菓子カフェ「歩粉」を経て、ナチュラルワインと料理の店
「NISHITOMIYA」ではデザートを担当。山下さんの作る菓子は、食事の最後やお酒のアテに食べても重たく感じないように甘さは控えめに。きび砂糖を使い、まろやかなコクが感じられる。
 ナチュラルワインのお供に人気は「生ハムとマドレーヌサレ」。マドレーヌサレは甘さはなく、チーズやフェンネル、アニスを効かせ、バターのかわりオリーブオイルを使い、食事パンのように役割に。塩気のあるしっとりとした生ハムを一緒に食べると、よりおいしい。

画像: 「NISHITOMIYA」時代から作っているココット型で焼くひらべったい「プリン」¥600、「水出しアイスコーヒー」¥600

「NISHITOMIYA」時代から作っているココット型で焼くひらべったい「プリン」¥600、「水出しアイスコーヒー」¥600

 同じビルの1階には、京都で人気の居酒屋「赤垣屋」が営む昼酒場「ザコトラ」があり、店を構える仁王門通には月に数日数時間しか開いていない鉄板酒場「ニューオーモン」やナチュラルワインバー「エプロン」も点在。いずれも夕方を待たずに飲めるので、はしご酒も楽しい通りだ。

画像: ザクザク食感のシュー皮と甘すぎない軽やかなクリームが大人気。「シュークリーム」¥500

ザクザク食感のシュー皮と甘すぎない軽やかなクリームが大人気。「シュークリーム」¥500

画像: オーブンから焼き上がったばかりのキッシュ。本日のキッシュは「穴子、山椒、木の芽」¥1,150

オーブンから焼き上がったばかりのキッシュ。本日のキッシュは「穴子、山椒、木の芽」¥1,150

画像: 本棚には絵本も用意。子供連れもウェルカム

本棚には絵本も用意。子供連れもウェルカム

画像: 仁王門通を見下ろすカウンター席

仁王門通を見下ろすカウンター席

「Méton(メトン)」
住所:京都市左京区大菊町102-2F 
営業時間:14:00〜21:00(20:00LO、日曜12:00〜16:00、15:30LO)
定休日:火・水曜、不定休
TEL. なし
公式インスタグラムはこちら

画像: 天野準子 生まれてこの方、碁盤の目と呼ばれる京都の街中暮らし。雑誌やWEBで京都にまつわるライティングやコーディネートを行っている。プライベートでは、強靱な胃袋を武器に日々、おいしいものをハント

天野準子
生まれてこの方、碁盤の目と呼ばれる京都の街中暮らし。雑誌やWEBで京都にまつわるライティングやコーディネートを行っている。プライベートでは、強靱な胃袋を武器に日々、おいしいものをハント

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