バロック、新古典、折衷的なネオ・ルネサンス、アール・ヌーヴォーなど、さまざまな様式の建築物が建ち並び、丘陵地には美しい温泉施設もーーハンガリーの首都ブダペストで訪れるべきスポットを厳選して紹介

TEXT & PHOTOGRAPHS BY WALTER GRIAO, TRANSLATED BY SHINJIRO MINATO

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ONYX RESTAURANT(オニキス・レストラン)
「オニキス・レストラン」は、2018年、ハンガリーで初めてのミシュラン二ツ星を獲得したレストラン。看板メニューは、伝統と革新をコンセプトにした2つのコース料理だ。ひとつは、ローカルをテーマに、主にハンガリーの厳選した食材を使った「国境の内側」。もうひとつの「国境の外側」は、世界各地の料理にアイデアを得ている。

 レストラン名は、宝石の「オニキス」から。ハンガリーの著名なインテリアデザイナー、ゾルタン・ヴァーロによるコンテンポラリーな内装も、このレストランの特徴だ。メインのダイニングルームにはオニキスを使った3つのオブジェが、料理とともに、ゲストの目を楽しませる。
https://onyxrestaurant.hu

画像: オニキス・レストランの水牛のタルタルステーキ

オニキス・レストランの水牛のタルタルステーキ

PÁRISI PASSAGE CAFÉ & BRASSERIE
(パリシ・パサージュ)
 街を散策したあと、ゆっくりと休憩したい時は、1914年に建てられた、五ツ星ホテル「パリシ・ウドバー・ホテル・ブタペスト・イン・ハイアット・アンバウンド・コレクション」。のロビーにあるカフェ「パリシ・パサージュ」に入るのが良いだろう。店内は、床はマヨルカ焼きのタイル、天井はベネチア・ムラーノ島のガラスやクリスタルでデコレーションされており、そこで飲むコーヒーやカクテルは格別だ。
https://parisipassage.hu

画像: ペスト地区の繁華街に位置し、休憩にもうってつけ

ペスト地区の繁華街に位置し、休憩にもうってつけ

BORKONYHA WINEKITCHEN(ボルコニハ ワインキッチン)
 ペスト地区の中心部に位置するミシュラン一ツ星のレストラン。このレストランはカジュアルな内装で、気候が穏やかなシーズンはテラス席を開放。隔週で替わるメニューは、ハンガリーの伝統料理をモダナイズしたもの。店名からもわかるように、ここのレストランは多種多様のワインを幅広く取り揃えているのも特徴で、その数、200種類以上。そのほとんどがハンガリー産である。
https://borkonyha.hu

CENTRAL MARKET(ブダペスト中央市場)
 新鮮な食材やローカルなお土産を探すなら「ブダペスト中央市場」へ。1897年に建造された、ネオ・ゴシックスタイルの建物で、外観の屋根部分はハンガリーの名窯「ジョルナイ」のタイルで彩られている。肉、ペストリー、お酒などさまざまな食材を購入できる。おすすめはトカイワイン(ハンガリーのトカイ地区周辺で作られるワイン)、トゥーロー・ルディ(ハンガリーで一般的な凝乳菓子で、カッテージチーズをチョコレートでコーティングしたもの)、あるいはハンガリー伝統のコルバス・ソーセージ。2階にはフードコートや伝統工芸品を扱うショップもある。

画像: ブダペストで最も古く、最も広い屋内市場であるブダペスト中央市場

ブダペストで最も古く、最も広い屋内市場であるブダペスト中央市場

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