ここはマンハッタンの築130年の建物、その地下にある茶室躙り口のこちら側から中を望む。多目的な用途も想定され、茶室としては広めの六畳間。炉が切ってあり、水屋も備えた堂々たるものである。「型にはまらないこと。アーティストのニーズに忠実にこたえてユニークな茶室にすること。多様な使い方に対応できること。アーティストの人柄に合わせること」。蔡國強氏から茶室の設計を依頼された建築家の重松象平氏が意識したのはそんなことだった
PHOTOGRAPH BY AKIRA YAMADA
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