世の中が大きく変わろうとしている今、私たちはこの先の荒海をどう舵をとり、進んでいけばよいのか――。大人気占星術研究家・水晶玉子と、当サイトの連載「ハーモニー占星術」も好評の占星術アロマセラピスト・濱 美奈子が語り合う

BY YOSHIE ODA, PHOTOGRAPHS BY SHINSUKE SATO, ILLUSTRATIONS BY HIROSHI KATO, STYLED BY PARISSA(FOR TAMAKO SUISHO), SPECIAL THANKS TO NORIKO SUGIMOTO

2019年から2020年は「変革のとき」

画像2: 2019新春 スペシャル対談
水晶玉子×濱 美奈子
激動の新時代を切り拓くのは
「知の力」!

水晶 さまざまな変化が訪れる2019年ですが、じつは、変化の本丸は翌年の2020年。2019年12月3日に木星が山羊座に移ると、木星と土星の両方が山羊座で並ぶ“グレートコンジャンクション”が起きるんです。ところで、土星は約30年周期で12星座を巡るんだけど、30年前、土星が山羊座に入ったころ、何があったか覚えてる?

 30年前は……1989年、ベルリンの壁崩壊! 山羊座は、現実世界と関わりが深い星だから、社会の構造やしくみ、枠組みが変わる。

水晶 そう、あれは世界的な改革でしたよね。東と西、イデオロギーの対立がくずれ去った。しかも今度の2020年は、土星に加えて木星、さらには“消滅と再生”の冥王星も山羊座にそろうので、前回の1998年前後に勝るとも劣らない大きな変わり目になりそう。だから2019年の変化はその序章のような感じかな。でも、射手座ならではのスピード感を伴う変化だから、翻弄されているうちに日本では2020年にオリンピックが開催され、わ〜って騒いで、ふと気がついたら2021年。「あれ、ずいぶん変わってますね」……っていう結末になるかも(笑)

 現実を動かす土星は、ひとつの星座を2年半で動くので、変化もそのくらいの時間がかかるんですね。

水晶 この流れを東洋哲学の陰と陽に当てはめると、2018年「戌戌(つちのえいぬ)」が精神的なものを表す陽干の年で、人々の気持ちに変化が起きる。2019年「己亥(つちのとい)」が現実を表す陰干の年で、現実が変わる。2020年がまた陽で、2021年が陰……。つまり、人々気持ちが変わって、次に現実が変わる。それを受けて、また精神も変わる……ということですね。

 こんな激動の時代をどうやって生き抜くか、変化に戸惑ったり、ついていけずに迷う方も多いと思いますが……。

水晶 ここ数年は迷ったときはやはり、天王星・牡牛座時代のテーマである「生きるために根幹部分をきちんと見つめる」、そこに立ち返るということが大事ですね。天王星が前回、動いたのは2011年3月。天王星が牡羊座に移ってすぐに起きた大震災以降のここ数年、私たちはどうやってサバイバルするかをつねに考えざるを得ない状況にいたわけです。次は、生きる土台をどう構築するか、物や現実の面で、その方法を模索すべきとき。
 それから私は「2019年どうやってすごしたらいいですか?」って聞かれたら、必ず「目の前のことに右往左往するんじゃなくて、数年先を見て長期的な視点をもつことが大事」と言っているんです。オリエンタル占星術では、2019年は夜空にきらめく昴(すばる)星団を表す昴宿(ぼうしゅく)の年で、“俯瞰した視点を持つ”ことがカギとなる年。これは、遠くのものに焦点を合わせる木星射手座期にも通じますよね。

自分のものさしを持つ

画像3: 2019新春 スペシャル対談
水晶玉子×濱 美奈子
激動の新時代を切り拓くのは
「知の力」!

 さまざまな制度の変化に伴って、私たちの価値感そのものもますます多様化してきました。例えばフリースクールなど、今は学校にしてもいろいろな選択肢があるでしょう? これまでは進学も就職も王道のレールがあって、あまり考えずにそこに乗ってきた人も多いと思いますが、これからはそうじゃない。どんな選択をしてどこに居場所をつくるか――。自由で可能性も広がるけれど、自分で進む道を考えなくてはならないので、難しい時代とも言えますよね。

水晶 長年、みんな偏差値やお給料といった“ものさし”で人生の価値を判断しがちでしたが、今もう、ものさしはひとつじゃないんだと感じます。既存の価値観の枠組みがどんどん外れていき、自分がどのものさしを使って何をチョイスするのかが重要になってくる。自由なぶん、責任や制約も生まれますね。

 多様化は人の交流の面でも加速するはず。国際恋愛、国際結婚がさらに増えそうですね。人種、国境のボーダレス化、さらにジェンダーフルイドなど、さまざまな価値観の多様性があたりまえの形になっていくと思います。一方で、日常的な感覚の変化で大きいのは、やはりキャッシュレスでしょうね。

水晶 もうじき、さらに進んで「無人店舗で買い物して自動精算して出てくる」ようになって……。若い人は現金を見たことがないという時代になるかもね。

 昔はお給料袋で現金をもらってた、なんておとぎばなしのようになっちゃう(笑)。

水晶 自分たち世代の感覚が、どんどん古いものになってくことを意識しないとね。そのうちAI占い師が生まれるかもしれない(笑)。ただ、私は、どんなに世の中が進化しても、自分はなぜ生まれたのだろうと人生について考える探求心や、人と人とがお互いを思いやる気持ちのつながりといった、精神的な価値感はこれからもずっと変わらず引き継がれるだろうと思っています。

 

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