BY YOSHIE ODA, PHOTOGRAPHS BY SHINSUKE SATO, ILLUSTRATIONS BY HIROSHI KATO, STYLED BY PARISSA(FOR TAMAKO SUISHO), SPECIAL THANKS TO NORIKO SUGIMOTO
激動の時代を生き抜くために、考える力を養う

濱 あらゆる物事がスピーディに変化していくのが木星射手座期。
水晶 ニュースに無関心でいると、気づかないうちに大事なことが変わってしまう。思考停止していると、『ボーッと生きてんじゃねーよ!』ってチコちゃんに叱られちゃう(笑)。
濱 しかも、情報を伝えるメディアが新聞やテレビだけでなくネット、SNSとどんどん多様化して、同じニュースでもさまざまな捉え方がある時代になりました。ひとつの情報を鵜呑みにしないで、つねに自分なりの目をもって、自分の頭で考えることがとても大切ですね。
水晶 射手座はマスメディアの星座でもあるし、情報とのつき合い方そのものから考え直す必要があるかもしれませんね。一方で、個人メディアの発達によって昔より個人の声が広がりやすいというメリットもありますから、自分ひとりの力では何も変わらないとあきらめず、世の中の動きに幅広く関心を持つべきだと思います。新しい情報やものを取り入れることで、逆に守らなくてはいけない伝統的なものの価値も見えてくる。本当に残すべきものが選別されていく時代になる気がします。
濱 そこでも、自分で考える力が必要ですね。2019年の象徴である射手座は学問と関わりが深いんですが、すぐに役立つ実践的な知識というより、高等な学問、哲学的な学びと関わりが深い星。昨年のベストセラーが『君たちはどう生きるか』のリバイバルだっだことはその前フリなのかも。
水晶 世の中が大きく変わるとき、指針となる哲学は必要です。哲学なしにやみくもに突っ走ったら、混乱してしまう。
濱 科学でもテクノロジーでも、発達・発展したものを実際に用いるときに、哲学や倫理は絶対に必要なんだと思います。難しいけれど、自分なりに“考える力”を養わないと。
水晶 射手座ならではの「知の探検」が開運の鍵ですね。