世の中が大きく変わろうとしている今、私たちはこの先の荒海をどう舵をとり、進んでいけばよいのか――。大人気占星術研究家・水晶玉子と、当サイトの連載「ハーモニー占星術」も好評の占星術アロマセラピスト・濱 美奈子が語り合う

BY YOSHIE ODA, PHOTOGRAPHS BY SHINSUKE SATO, ILLUSTRATIONS BY HIROSHI KATO, STYLED BY PARISSA(FOR TAMAKO SUISHO), SPECIAL THANKS TO NORIKO SUGIMOTO

 いよいよこの春には平成が終わり、新元号が幕を開ける。消費税アップとそれに伴って加速するキャッシュレス化、オリンピックに向けてのインフラ整備など、社会のしくみや環境が大きな転換期を迎える2019年。さまざまな分野での変革の波が、リアルな実感をもって私たちの生活に反映されてくるのはこれからだ。圧倒的なスピードで押し寄せる新時代の渦に飲み込まれずサバイブするためには、変化をどう捉え、どう備えればよいのか。私たちが心にとめておくべきことについて、占星術研究家のふたりに縦横無尽に語ってもらった。

2019年、何が変わる? どう変わる?

画像1: 2019新春 スペシャル対談
水晶玉子×濱 美奈子
激動の新時代を切り拓くのは
「知の力」!

水晶 私、じつは対談や撮影では緊張するタイプなんですが、今日は“うさ友“の濱先生とご一緒ということで、安心してやってまいりました(笑)。

 こちらこそ。玉子先生の家のうさぎを養子にいただいて、かわいさに毎日癒やされています! 先生には私の主催するワークションプでもいろいろご協力いただいていますが、お話がおもしろいと毎回大好評です。

水晶 ありがとうございます! ではここからは、ふだんどおりリラックスしていきましょう。さっそくですが、2019年の特徴について。西洋占星術では、その年の特徴をおもに木星の位置する星座で見ます。木星は約1年にひと星座ずつ移動するので、位置する星座が、その年に拡大し勢いをもつ分野や方向性を示すとされているんです。昨年11月8日から2019年12月3日まで、木星は射手座に位置するわけですが……。

 射手座は、自由、成長、専門教育、高等教育、ロイヤルなどを象徴しますよね。教育といえば、昨年は医学部入試の女性差別問題などが明るみに出て、今後の動きが注目されています。今年4月からはより深く、実践的な職業教育を行う“専門職大学”制度もスタートします。

水晶 2020年の教育改革実施を前に、教育界はまさに変革まっ最中ですね。この後数年は、ただ堅実な土の星座(牡牛座、乙女座、山羊座)の勢いが強くなるので、“職人”は今後のキーワードのひとつ。サラリーマンであっても、なんらかの“職人”であることを目指す。そんな教育につながってほしい気がします。
 また射手座といえば、弓で遠くを狙うように、遠い場所、外国との縁が最も強いのも特徴。世界中の移民問題や日本での入管法改正など、次々と“射手座”が押し寄せてくる〜って感じ(笑)。

 外国人や外国籍の子どもの教育についても、これから整えていくことが必要になりそう。“フェア”を尊ぶ性質も射手座の特徴のひとつですから。占星術的には、世界的なグローバル化の波もまさに射手座の影響ですよね。

水晶 グローバル化が最高潮に進み、それに伴って各国の政治経済、政策が変わっていくと思う。急激なグローバル化に対して、ローカルや保守主義とのせめぎあいも生じるというのが2019年の特徴でしょうか。

 木星以外にも注目すべき動きがありますよね。改革、刷新を象徴する天王星が、3月6日に牡牛座に入ります。

水晶 牡牛座は農業と関係が深いので、農業、食といった人間の営みの根幹的な部分がこれから変わってくるでしょう。JA全中(全国農業協同組合中央会)が一般社団法人化するのも2019年。昨年は種子法が廃止になり、水道事業の民間委託を強化する“改正水道法”も成立したでしょ。人の命の根源と関わりあるもの、食をはじめ、生きるための生活の土台や基本の部分がどんどん変わっていくから気が抜けません。みんなでしっかり意識し、注視していかないと。

 食の革新に関しては、おもしろい変化もありそうですよ。世界各地で新世代のシェフたちが少数民族や部族の伝統食をモダンにアレンジしたフュージョンスタイルを発信するなど、新たな流れが生まれてきているようです。

水晶 外国発のカレーやラーメンが日本の国民食になったみたいに、グローバルとローカルの融合が生まれるかも。楽しみね!

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