『7/11』でビヨンセが着用!
奇抜さが魅力の「WXYZジュエリー」

Meet The Creator Of Beyoncè's Crown From The '7/11' Video
ホテルで踊りまくるビヨンセがキュートなPV。その中で彼女が身に着けているユニークなアクセサリーの作り手にフォーカス

BY VALERIYA SAFRONOVA, PHOTOGRAPHS BY DIEDRE SCHOO, TRANSLATED BY CHIHARU ITAGAKI

 ローラがブレイクの機会を得たのは2014年。米高級デパートのバーグドルフ・グッドマンのウィンドウディスプレイを手がけたことがきっかけだった。さまざまなアーティストがウィンドウディスプレイをつくるという企画で、ローラはこのオファーを受けたことにより、パリのコレットや、ミラノのディエチ・コルソ・コモ、ソウルのブーン・ザ・ショップといった世界の名だたるセレクトショップの注目をひくことになった。この成功によって、彼女は多くのファンも獲得することになった。その顔ぶれは、リアリティ・ショーの生んだスターであるカイリー・ジェンナー、ミュージシャンのファントグラムやジェームズ・ブレイク、それにアメリカのNGO「プランド・ペアレントフッド」の代表で妊娠中絶の合法化を唱える活動家、セシール・リチャーズといった面々だ。

画像: ビヨンセが『7/11』のミュージックビデオで身につけたサンバイザー型の王冠

ビヨンセが『7/11』のミュージックビデオで身につけたサンバイザー型の王冠

画像: チャイルディッシュ・ガンビーノのアルバム『アウェイクン、マイ・ラブ!』のジャケットに使われたヘッドピース

チャイルディッシュ・ガンビーノのアルバム『アウェイクン、マイ・ラブ!』のジャケットに使われたヘッドピース

『アウェイクン、マイ・ラブ!』のヘッドピースやビヨンセの王冠のように、彼女のアイテムが最終的にどこでどのように使われるか、ローラにもわからないときがある。一方、彼女の個人的なコネクションから、アーティストと彼女のジュエリーのコラボレーションが生まれることもある。

 彼女がエリカ・バドゥに出会ったのは、自作アイテムを身につけて、とあるパーティに出ていたときだった。彼女がつけていたのはゴールドの大きなマスクで、ピラミッド型のパーツが組み合わさってできたものだ。「エリカが私のところにやって来て、こう言ったの。『ハーイ、私はエリカっていうの。それ、私にも作ってくれない?』って。だから私はこう答えたわ。『もちろんです!』」

画像: NY・ブルックリンのブッシュウィックにあるアトリエで作業するローラ・ワス

NY・ブルックリンのブッシュウィックにあるアトリエで作業するローラ・ワス

 ローラは現在31歳。ペンシルベニア大学で専攻したのはラテンアメリカ研究だが、以前からアートに興味を持っていた。2008年に大学を卒業後、工業デザインやプロダクトデザインの分野でいくつかの職を経験。コーチ、スワロフスキー、ダイアン フォン ファステンバーグといったブランドのジュエリーコレクションにも携わったのち、2012年にWXYZジュエリーを立ち上げた。

 なぜ同じ形のパーツを繰り返し使うことに惹かれるのか? 「この世界そのものをつくっている基本構造のシンプルさに惹かれているの」とローラ。「生命の構造も、こういう基礎的な形の組み合わせからできているわけだし」

 そして今後の展望は? ローラはもっと大きなものをつくろうとしている。「最初は、ブランドを確立するために、ひと目でわかる、そのブランドらしいアイテムが必要なんじゃないかと思っていた。すごくわかりやすくて、周囲の雑音をかき消すことのできるようなアイテムが」とローラ。「だから、とにかく具体的な商品をつくる必要があったの。でも今は、こういったアイテムはもっと大きなものーー舞台装置や彫刻作品、夢中になれる世界をつくり上げるための、ミニチュアのようなものだと思っています」

 

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