BY LINDSAY TALBOT, TRANSLATED BY FUJIKO OKAMOTO
「マンハッタンにある私のお気に入りのレストラン「Le Coucou」の料理で、エスカルゴのようだけど、じつはカブとムール貝とウニを使った一品。このレストランは料理だけでなく、ダイニングの照明も最高。至るところに灯されたキャンドルが、リラックスした雰囲気を演出し、まるで家にいるような気分に。というのも、私たち家族は毎晩キャンドルの明かりで食事をしているから」
「2018年の夏に初めて訪れ、大好きになったギリシャのアンティパロス島。この写真は、「Captain Pipinos」という素朴で小さなレストランで撮ったもの。この店が何より素敵なのは、海辺のレストランに地元の家族がたくさん集まって、捕れたてのシーフードを味わっていること」
「私が3歳くらいのとき、チュニジアで母とラクダに乗っている写真。母は平然としているが、私は怖がっているよう。母の荷造りを手伝ったり、タバコの煙が充満した飛行機の通路を行き来したり、そんな子ども時代を過ごしていたような気がする」
「ニューヨーク州のアマガンセットにある私のブティックで使っているライト。ドイツのデザイナー、インゴ・マウラーの1973年の作品であるこのファンライトは紙でできていて、経年変化も美しい。私は、自分の店舗の什器をアンティークで揃えようと、いま1stdibs(アンティークに特化したECサイト)に夢中。いつか自分のブランドで家具ラインも展開したい」