2019年1月、「ドン ペリニヨン」の醸造最高責任者が変わる。先日、日本で行われたレガシーの”継承式”で、新旧醸造責任者の思いを聞いた

BY KIMIKO ANZAI, PHOTOGRAPHS BY MIDORI YAMASHITA

画像: 現醸造最高責任者リシャール・ジェフロワ シャンパーニュ地方ヴェルテュ村生まれ。生家がワイン醸造を営む家系であるため、幼い頃からワインに興味をもつが、途中医師になるため医学博士号を取得。その後、ワインの道を志し、カリフォルニアの「ドメーヌ・シャンドン」でキャリアをスタート。1990年より「ドン ペリニヨン」の醸造最高責任者に任命され、メゾンを牽引する

現醸造最高責任者リシャール・ジェフロワ
シャンパーニュ地方ヴェルテュ村生まれ。生家がワイン醸造を営む家系であるため、幼い頃からワインに興味をもつが、途中医師になるため医学博士号を取得。その後、ワインの道を志し、カリフォルニアの「ドメーヌ・シャンドン」でキャリアをスタート。1990年より「ドン ペリニヨン」の醸造最高責任者に任命され、メゾンを牽引する

 新醸造最高責任者となるシャプロンが「ドン ペリニヨン」に参加したのは2005年のこと。13年間、ジェフロワのかたわらで「ドン ペリニヨン」について学んできた。ジェフロワはシャプロンの醸造最高責任者としての資質は早くから見抜いていたが、それをあえて口にすることはなかったという。

 ジェフロワは言う。「彼は明晰な頭脳と的確な技術をもっていた。でも、これは醸造家としての絶対条件。加えて彼は、若いながらもマチュアな精神をもっていました。そして何よりクリエイティヴィティがあった。『ドン ペリニヨン』は、技術を超えたところに存在するシャンパーニュです。彼ならメゾンを任せられると確信しました」。そして、今から1年半前の大切な会議の日、ジェフロワはシャプロンに「これから社長のところに行こう」と突然切り出したという。

画像: 新醸造最高責任者ヴァンサン・シャプロン コンゴで生まれ、ボルドーで育つ。モンペリエの国立高等農業学院で醸造学の学位を取得後、チリやフランスのポムロール、ソーテルヌなどで研鑽を積む。1999年「モエ・エ・シャンドン」入社、2005年より「ドン ペリニヨン」に従事

新醸造最高責任者ヴァンサン・シャプロン
コンゴで生まれ、ボルドーで育つ。モンペリエの国立高等農業学院で醸造学の学位を取得後、チリやフランスのポムロール、ソーテルヌなどで研鑽を積む。1999年「モエ・エ・シャンドン」入社、2005年より「ドン ペリニヨン」に従事

「正直、驚きました。ただ、それまでリシャールは『ドン ペリニヨン』に関するあらゆることを私に教えてくれていたので、『そういうことだったのか』と納得できました」とシャプロンは話す。「リシャールは、この13年間、ずっと私を見守っていてくれました。私も、時間をかけて『ドン ペリニヨン』の哲学を受け取ってきた。彼のふるまい、まなざしの中からもさまざまなことを学びました。そういう意味では、『私の準備はもうできている』と言っていいでしょう」

 その言葉を受けて、ジェフロワが続ける。「『ドン ペリニヨン』にはレシピがありません。大切なのは、遊び心と、つねに自由である精神です。それこそが『ドン ペリニヨン』の本質なのです」

画像: 「ドン ペリニヨン ヴィンテージ レガシー エディション ギフト ボックス 2008」<750ml> ¥24,200 白い花や柑橘、白桃などの香りの中に、アニスやミントなどハーブの香りが隠れている。アロマティックな香りと熟成を感じるエレガントな酸味が魅惑的。余韻も長い。ボックスは新旧醸造最高責任者ふたりのサインが入った特別バージョン

「ドン ペリニヨン ヴィンテージ レガシー エディション ギフト ボックス 2008」<750ml> ¥24,200
白い花や柑橘、白桃などの香りの中に、アニスやミントなどハーブの香りが隠れている。アロマティックな香りと熟成を感じるエレガントな酸味が魅惑的。余韻も長い。ボックスは新旧醸造最高責任者ふたりのサインが入った特別バージョン

問い合わせ先
MHD モエ ヘネシー ディアジオ
TEL. 03(5217)9732
公式サイト

 

This article is a sponsored article by
''.