つるん!とした口当たりに仕上げた鶏胸肉に、目にも涼やかなおろしきゅうりをたっぷりと。高たんぱくで低脂質の鶏胸肉と、カリウム、ビタミンCやビタミンKを含むきゅうり。夏バテ予防にぴったりのスープにそうめんを添えれば、ご馳走の一皿に。

RECEPI BY TOMOKO NAGAO, PHOTOGRAPHS BY TAKAKO HIROSE, TEXT BY MIKA KITAMURA

画像1: 長尾智子の日々のスープ
Vol.20  おろしきゅうりと
つるんとした鶏胸肉の冷たいスープ

消化よく疲労回復効果も高い、ひんやりスープ

 今年の夏も酷暑が続く。暑さで食欲が落ちたり、体調をくずしたりする人も多いだろう。そんなときは、消化がよく、体にすっと入るひと皿がおすすめ。今回は、おろしたきゅうりの涼やかさと、つるんとした鶏胸肉を合わせた冷たいスープをご紹介。青唐辛子を添えれば、ほどよい辛みがアクセントになり、食欲を刺激してくれる。
 かつおと昆布のだしで鶏肉をゆで、その旨みが移っただしを塩と醤油でシンプルに味付けする。「調味料は味を左右する大切なもの。お気に入りを小瓶でそろえておくのもいいですね。薄味に仕上げているので、お好みで醤油を少し足してください」と長尾さん。
「鶏胸肉は繊維を断ち切るように削ぎ切りにすると、しっとり、やわらかくなります。さらに、片栗粉をまぶしてゆでることで、つるんとなめらかな口当たりに。葛粉を使ってもおいしいですよ。今回は冷製ですが、温めてもいいでしょう」。
 たっぷりのせたおろしきゅうりは、大根おろしのような感覚で味わえるのも新鮮。塩と酢を合わせて冷奴にのせたり、ゆで豚にごまだれとともに添えたりと、さまざまな料理に応用できる。
 水分を豊富に含むきゅうりと、高たんぱくで脂質の少ない鶏胸肉は疲労回復効果もあり、暑さで疲れた体にうれしい組み合わせ。涼を感じるひと皿は、夏の疲れをやさしく癒してくれる。

<材料3〜4人分>
きゅうり 2本
鶏胸肉 1枚(250g前後)
片栗粉 適量
青唐辛子 1本
かつおと昆布のだし 約1.5ℓ
醤油 小さじ1
塩 少々

【作り方】

画像: 鶏胸肉は皮を取り、縦半分に切ってから、繊維を断ち切るように厚さ1cmのそぎ切りにする。厚い部分はさらに厚みを半分にして,同様に切る。

鶏胸肉は皮を取り、縦半分に切ってから、繊維を断ち切るように厚さ1cmのそぎ切りにする。厚い部分はさらに厚みを半分にして,同様に切る。

画像: 鶏肉をバットなどに並べ、片栗粉を茶こしで全体に薄くまぶす。

鶏肉をバットなどに並べ、片栗粉を茶こしで全体に薄くまぶす。

画像: かつおと昆布のだしを鍋に入れ、中火にかけて沸いたら、片栗粉をまぶした鶏肉を入れる。煮立てすぎない火加減で3〜4分ゆでる。バットなどにとり、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。

かつおと昆布のだしを鍋に入れ、中火にかけて沸いたら、片栗粉をまぶした鶏肉を入れる。煮立てすぎない火加減で3〜4分ゆでる。バットなどにとり、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。

画像: だしのあくを丁寧に取り、塩、醤油で味を調える。粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。急ぐ場合は、大きめのボウルに氷水を用意し、鍋ごと氷水に当てて冷まして冷蔵庫へ。

だしのあくを丁寧に取り、塩、醤油で味を調える。粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。急ぐ場合は、大きめのボウルに氷水を用意し、鍋ごと氷水に当てて冷まして冷蔵庫へ。

画像: きゅうりはすりおろして塩を混ぜる。青唐辛子はヘタを切り落として縦に切り込みを入れ、種を除き、小口に切る。器に冷えたスープを注ぎ、鶏肉を盛る。おろしきゅうり、青唐辛子を添える。

きゅうりはすりおろして塩を混ぜる。青唐辛子はヘタを切り落として縦に切り込みを入れ、種を除き、小口に切る。器に冷えたスープを注ぎ、鶏肉を盛る。おろしきゅうり、青唐辛子を添える。

そうめんを添えれば、ひと皿で満足のごちそうに

画像1: そうめんを添えれば、ひと皿で満足のごちそうに

 このスープにそうめんを合わせると、一品で満足感ある食事になる。薄切りにしてさっとゆでたズッキーニと焼き海苔を添えれば、彩りも栄養バランスもさらにアップ。 ズッキーニ(中)1本は端を落としてスライサーで薄切りにし、熱湯で20〜30秒ゆでて流水で冷やし、水けをしっかり絞る。そうめん(1人分50〜60g)は表示通りにゆで、冷水で締める。器にそうめんとズッキーニを盛る。

画像2: そうめんを添えれば、ひと皿で満足のごちそうに

 スープに、そうめん、ズッキーニ、焼きのりを添える。各自でそうめんとズッキーニを入れ、焼きのりをのせる。風味のよいオリーブオイルやごま油をひとたらしすると、風味が一層引き立つ。

画像: 長尾智子 フードコーディネーター。書籍や雑誌の執筆、食品や器の企画やディレクションほか、食にまつわる提案を手がける。『料理の時間』(朝日新聞出版)、『ティーとアペロ お茶の時間とお酒の時間 140のレシピ』(柴田書店)ほか、著書多数。自らの目で選ぶオンラインストアSOUP(https://soup-s.shop/) も好評。 公式サイトはこちら 公式インスタグラムはこちら

長尾智子
フードコーディネーター。書籍や雑誌の執筆、食品や器の企画やディレクションほか、食にまつわる提案を手がける。『料理の時間』(朝日新聞出版)、『ティーとアペロ お茶の時間とお酒の時間 140のレシピ』(柴田書店)ほか、著書多数。自らの目で選ぶオンラインストアSOUP(https://soup-s.shop/) も好評。
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