金色に輝く砂浜と、手つかずの美しいサンゴ礁に囲まれたキュラソー島。活気に満ちたこの島のおすすめホテル&スポットを紹介する

BY MICHAELA TRIMBLE, TRANSLATED BY FUJIKO OKAMOTO

<SHOP>

「ロス・バルキトス・フローティングマーケット」
ほぼ2週間に一度、ベネズエラから10時間かけてやってきた船が集まって水上マーケットを開く。これは、キュラソー島で100年も続く伝統的な光景だ。これらの木造船は、世界でここだけにしかないという歩行者専用の浮き桟橋「クイーンエマ橋」を越えたあたりの運河沿いに係留され、その陸側の色鮮やかなテントの屋台と一緒になって活況を呈する。そこでは、バナナやアボカド、パパイヤ、地元名産の魚であるレッド&イエロースナッパーなどを、商人たちがにぎやかに呼び売りしている。

「ネーナ・サンチェス・ギャラリー」
ウィレムスタットから北へ車で少し走ったところにある「ネーナ・サンチェス・ギャラリー」は、キュラソー島で最も悪名高い奴隷所有者、ヤン・コックのプランテーションに建てられた18世紀の邸宅の中にある。今は亡きキュラソー島出身のアーティスト、ネーナ・サンチェスのオリジナル作品が展示され、その複製も販売。かつて“ミス・キュラソー島”に選ばれたこともあるサンチェスは、バナナヤシやコロニアル風のコテージ、熱帯の花をアクセントに描いた具象的な女性像など、カリブ海の情景や雰囲気にインスパイアされた大胆な作風で知られる。サボテンで囲まれた、白い日干しレンガで作られたギャラリーからは、セントマリー湾の塩原で羽を休めるフラミンゴの群れを眺めることができる。
nenasanchez.com

<SEE>

「クライン・キュラソー島」
「小さいキュラソー島(クラインはオランダ語で「小さい」の意)」と呼ばれるサンゴ環礁の無人島。この熱帯のオアシスには、2時間ほどのカタマラン船のツアーで行くことができる。キュラソー島の東端から8マイル足らずの沖合に位置し、島の周辺を囲むのは手つかずの浜辺。この島にはほんのわずかしか建物がない。そのひとつが、1850年代に建てられ、いまはピンク色に変色して幽霊のように佇む灯台だ。海風が吹きすさぶ南岸の浜辺から海に潜りダイビングやスノーケリングを楽しむ観光客は、無数の難破船や海底の洞窟を出入りするウミガメやモンガラカワハギ、ハタとの出会いにすっかり魅了されることだろう。
www.mermaidboattrips.com

「ウェストプント」
カリブ海沿いに広がるクリストッフル国立公園は自然保護区に指定され、8通りものハイキングコースがある。公園を北に超えると、キュラソー島の最西端「ウェストプント」に到着する。そこには絵ハガキにもよく登場する絶景の海岸がいくつも見つかる。「クニップ・ビーチ」の青く澄んだ海で泳いだり、「フォルティ・ビーチ」で崖からダイブしたり、パラパ(ヤシ葺き屋根の小屋)が並ぶ「グロート・クニップ・ビーチ」の入り組んだ白い砂浜でピクニックしたり。また、この地域には多様な海洋生物が生息しており、「ピスカード・ビーチ」ではウミガメといっしょに泳ぐことも。日帰りで「クラ・フランダ・ロッジ」を訪れるのもいい。周辺の「カルキ・ビーチ」はキュラソー島屈指のダイビングスポットで、ロブスターやウツボ、星形のサンゴなどの宝庫として知られている。

T JAPAN LINE@友だち募集中!
おすすめ情報をお届け

友だち追加
 

LATEST

This article is a sponsored article by
''.