その人生のほとんどが20世紀と重なるイサム・ノグチ(1904〜1988)。日本人の父とアメリカ人の母を持つ境遇ゆえの疎外感を抱える一方、華麗なる交友関係、恋愛も知られる。 偉大な彫刻家であり、デザインの仕事では舞台や家具、照明器具を手がけ、陶芸、作庭、ランドスケープデザインでも名を残している。





多岐にわたる分野で活躍した彼だが、考え方の中心には“身体”があった。子どもの遊具もランドスケープの設計も舞台デザインも、その根本には常に人間の身体があったのだ。それは抽象彫刻においても同様である。彼が 1930年に北京で描いたドローイングがある。NYからパリに渡り、ベルリン、モスクワを経てシベリア鉄道で北京へ。そして東京で敬愛と憎悪の対象である父と再会し、京都で陶芸などを学んだ。彼が成功するのはそれからもう少し時がたってからだった。



イサム・ノグチ《北京ドローイング(横たわる男)》1930年

PHOTOGRAPHS: © THE ISAMU NOGUCHI FOUNDATION AND GARDEN MUSEUM,

NEW YORK / ARTIST RIGHTS SOCIETY [ARS] - JASPAR




『イサム・ノグチ ー彫刻から身体・庭へー』

 展覧会では舞台関連作品、陶作品や光の彫刻(照明)、庭園やランドスケープに関わる模型、晩年の石彫作品まで「異文化の融合」や「生活と環境の一体化」をめざした活動の全容を紹介する


会期:7月14日(土)〜9月24日(月)

会場: 東京オペラシティ アートギャラリー

住所:東京都新宿区西新宿3-20-2

開館時間:11:00〜19:00(金、土曜は20:00まで)

入場料:一般¥1,400、大学・高校生¥1,000、中学生以下無料

休館日:月曜(ただし祝日の場合は開館、翌火曜を休館とする)、8月5日(日)

電話: 03(5777)8600(ハローダイヤル)

公式サイト






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