BY EMI ARITA
アルテックの「コリ ペンダント・デューン シェード」
ストックホルムを拠点に活動するデザインスタジオ、TAFがデザインした「コリペンダント・デューン シェード」は、フィンランド語で籠やバスケットを意味する「コリ」と名づけられた照明シリーズのペンダントライト。光源となる“籠”部分は、直接光を下方に投影し、柔らかな間接光を上方へと分散させる仕組みになっており、点灯すると、まるで木漏れ日のような優しい光を放つ。
その“籠”に、傘型のシェードを組み合わせた「コリペンダント・デューン シェード」は、“籠”が上方に分散させた間接光を、シェードが再び下方へと反射し、より広い範囲を照らしてくれる。無駄を削ぎ落としたシンプルで美しい佇まいと柔らかな光は、木の温もりあふれるナチュラルスタイルのダイニングにもぴったり。
アルテック
TEL. 0120-610-599
公式サイトはこちら
レ・クリントの「テーブルランプ 330 ブーケ」
一輪の花が咲いているような愛らしい姿の「テーブルランプ 330 ブーケ」。デザインを手掛けたのは、レ・クリントのデザインコーディネーターを務める、センヤ・スヴァー・ダムケア。街角の花屋で見かけた、無造作に束ねられたチューリップの花束からインスパイアされたという「ブーケ」シリーズのテーブルランプで、まさにチューリップの花を彷彿させるプリーツシェードが印象的。
光源がシェードで覆われているので、点灯した際にも眩し過ぎず、ふんわりと柔らかな光を放つ。木製の台座部分には凹みがあり、アクセサリーなどの小物置き場としても重宝。書斎のデスク、ソファやベッドサイド、あるいは窓辺に......と、ナチュラルスタイルのインテリアにアクセントを添えるように、美しく、優しい、“光の花”を咲かせて。
レ・クリント(スキャンデックス)
TEL. 03-3543-3453
公式サイトはこちら
ルイスポールセンの「ウォラート」
“世界一美しい美術館”と評されるルイジアナ美術館を設計したことでも知られる、20世紀を代表するデンマークの建築家、ヴィルヘルム・ウォラート。1959年にデザインしたこちらの「ウォラート」は、ナチュラルスタイルのインテリアにも調和する、シンプルで有機的なフォルムが魅力のペンダントランプ。発表以来、住居や公共施設など、さまざまな場所で取り入れられてきた、ミッドセンチュリーの名作だ。
三層吹きガラスのマットシェードは、点灯すると柔らかな光を拡散。まるで空間に浮かび上がる月明かりのような幻想的な姿で魅了する。シェードの下部にある開口部から、直接光を落とすため、テーブルの上に低めに吊るすのもおすすめ。
ルイスポールセン 東京ストア
TEL. 03-5413-6166
公式サイトはこちら
フリッツ・ハンセンの「AVION™」
ゆったりとした楕円風の不思議なフォルムが印象的な「AVION™(アヴィオン)」。コペンハーゲンを拠点に活躍するデザインユニット、イスコス・ベルリンとしても活動するデザイナーのボリス・ベルリンが、空中を滑るように飛ぶ、ツェッペリン型飛行船に憧れた子供時代の記憶からヒントを得て、デザインされたもの。
まさに飛行船を思わせるランプは、点灯してないときはオブジェとして、ナチュラルスタイルのインテリアにも遊び心を添え、点灯すると柔らかな光で周囲を優しく照らしてくれる。フロアランプとして床置きにしたり、シェルフに飾って間接照明にしたり、あるいは付属の金具を使って壁掛けのウォールランプしたり、と好みの使い方ができるのも魅力。
フリッツ・ハンセン トウキョウ
TEL. 03-3400-3107
公式サイトはこちら
メトロクスの「SK ランプ」
真っ白なアクリルシェードと竹を組み合わせたペンダントライト「SK ランプ」は、デザイナー、工芸作家、職人の3つの顔を持ち、竹を用いた照明づくりの第一人者として知られる近藤昭作が、1960年代にデザインしたランプシリーズ。2008年に職人の高齢化により生産中止となったが、2015年に別府の若手竹職人にその技術が引き継がれ、復刻を果たした。
四つ目で編まれた竹と、成型アクリルを融合させた一体型のシェードは、竹の表面をシェードの内側に用いることで、竹特有の張り感を活かした、優美な曲線フォルムを形成。長く愛用することで、経年変化により竹の風合いが増していく姿も楽しめる。ナチュラルスタイルに欠かせない、木製のダイニングテーブルとの相性も抜群な「SKランプ」シリーズは、山型、半月型、鐘型の全3種からセレクトできる。
メトロクス
TEL. 03-5777-5866
公式サイトはこちら
HAY(ヘイ)の「BONBON SHADE 320」
プロダクトデザイン、アート、写真、イラスト、ファッションと幅広い分野で活躍するデザイナー、アナ・クラシュがデザインしたランプシェード「BONBON SHADE 320」。表情豊かなシェードは、独自の織布技術を用いたコットンウールの手織り糸に、テクスチャード加工を施し、スチールフレームに巻きつけて成形。その作業は、すべて手作業で行われているため、同じものでも、少しずつ見た目やテクスチャーが異なり、それぞれ“一点もの”として楽しむことができる。
吊り下げ用と置き型用と、用途に合わせて別売りのコードを組み合わせられるのも魅力。ハンドメイドならではの温もりは、ナチュラルスタイルのインテリアにも心地よく調和してくれる。ペンダントライトやリビングのフロアランプ、あるいはベッドサイドのテーブルランプと、好みのスタイルでコーディネートを楽しんで。
HAY JAPAN
公式サイトはこちら
& Tradition(アンド トラディション)の「Herman SHY3」
コペンハーゲンを拠点に活躍するデザイナー、シーネ・ヒュッテがデザインした「Herman SHY3」。19世紀に活躍したデンマークの作家、ハーマン・バングの芸術的遺産と、バングの生き方へのオマージュを込めた作品となっている。
物語を通して、世間が背を向けがちな薄暗い問題にも光を当てた先駆者として知られているバング。「Herman SHY3」は、そんなバングの物語のように、暗闇にそっと光を当てるような、柔らかな光を灯す。オパールガラスのシェードとウォールナット材の支柱に、凜とした表情を加える大理石のベースを合わせているのも印象的。温もりあふれるナチュラルスタイルのインテリアにも、さり気なくエレガンスを添えてくれるはず。
アンドトラディション(林物産)
公式サイトはこちら
▼あわせて読みたいおすすめ記事