プライベートな時間がまだ文字どおりプライベートで、スナップ写真が真の親密さを意味していた、あの頃。メアリー・ラッセルはヨーロッパ上流階級の人々と パーティに興じ、彼らの姿をカメラに収めていた

BY MARIAN MCEVOY, PHOTOGRAPHS BY MARY RUSSEL, TRANSLATED BY ASAHI INTERACTIVE INC.

画像1: 60~70年代に活躍した
写真家メアリー・ラッセルが
撮影した蒼々たる有名人たちとは

鏡の中のカール・ラガーフェルド、1970年代半ば頃

「カールはいつも、自分にアイデアをひらめかせてくれる人々に囲まれていたわ。マキャベリのように彼らを動かし、時には金銭的にもサポートしたり、素晴らしい贈り物を惜しみなく与えたりしていたわ。カールの気前のよさは有名だった。一匹狼で、ものすごい蔵書家で、シャネルのデザイナーになるずっと前のクロエ時代は、イヴ・サンローランとの競争に熱心だったわ。彼はいつだってファッションの天才だった」

画像2: 60~70年代に活躍した
写真家メアリー・ラッセルが
撮影した蒼々たる有名人たちとは

ピーター・ビアード宅のキャンディス・バーゲン、1975年

「ニューヨーク州のモントークにあった写真家ピーター・ビアードの古い家が焼け落ちる前に、その家で撮った写真。ピーターにはたくさんの有名な女性たちが夢中になったわ。キャンディスもそのひとり。彼女がちょうどキャリアの絶頂期にいた頃ね」

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