BY HIROKO NARUSE, PHOTOGRAPHS BY MASANORI AKAO, ARTWORK BY AYAME KIKUCHI

20世紀初頭、懐中時計全盛のパリ。空飛ぶ伊達男として有名だったアルベルト・サントス=デュモンは、親交のあったルイ・カルティエにある日、「飛行中に時間確認のため懐中時計を取り出していると、操縦もおぼつかない」との悩みを打ち明けた。そこでルイが1904年にサントス=デュモンのために世界初の男性用腕時計を製作し、贈ったとのエピソードが。その腕時計が評判を呼び、1911年に「サントス ドゥ カルティエ」が発表された。今年そのコレクションに、初のスモールモデルが新作として加わる。
「サントス ドゥ カルティエ」スモールサイズ〈27×34.5㎜/SS、YG、クォーツ〉¥1,584,000(予定価格)〈2025年6月発売予定〉/カルティエ
カルティエカスタマー サービスセンター
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2000年の発売後、たちまち時計界を席巻した「J12」。ヨットやレーシングカーの流麗なラインに着想を得たスポーティなデザインと、高級時計の外装にセラミックを採り入れるという斬新さが注目を集めた。以来、「J12」は未知の海に新たな発見を求めて挑み続ける。この春セラミックが、現ウォッチメイキング クリエイションスタジオ ディレクターのアルノー・シャスタンによって、究極のマットなブルーという新しい表情に進化した。
「J12 BLEU キャリバー 12.2」〈33㎜/高耐性マットブルー セラミック、SS(ブラックコーティング)、ブルーサファイア、自動巻き、数量限定〉¥3,971,000/シャネル
シャネル カスタマーケア
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