BY T JAPAN
コロナ禍を経て、自分へのご褒美や小旅行気分で贅沢なひとときを味わえる、ホテルスパの需要がますます高まっている。定評のある『一休.comスパ AWARD 2021』でTOP 5に輝いた、東京で人気のホテルスパ体験記をお届けするシリーズの第3回。
汐留の高層ビル群を望む「コンラッド東京」の29階に居を構える「水月(ミズキ)スパ&フィットネス」。1400㎡という広さを誇り、スパエリアに足を踏み入れるとその静寂さが体をふんわりと包み込み、日々の疲れが癒されていくような空間だ。
エントランスを入ると、その奥に設けられたレセプションエリアで、ウエルカムティーをいただきながらカウンセリングシートを記入。廊下沿いの一角にウォーターフォールがあり、静かに流れ落ちる水の音で心が落ち着いていく。
ロッカールームに向かう長い廊下は、門をイメージしたというデザイン。ほの暗い照明もあいまって、幻想的な世界へと身を委ねるような感覚にひたる。
ロッカールームで着替え、温浴施設へ。水月スパの人気が高い理由の一つに、ウォーターエクスペリエンスの充実ぶりが挙げられる。男女別のジャグジー、スチームサウナ、ドライサウナを完備しているが、その内容が至れり尽くせりなのだ。
まずジャグジーは1人ずつ入れるブースに分かれているので、他のゲストがいてもあまり気を使わずに済む。ボタンの操作でジェットとブローの2種類の水圧が楽しめる。ジェットは、ふくらはぎや二の腕など無意識のうちに凝っているところが心地よく刺激され、ブローは、泡で体が躍るような楽しい浮遊感と、血流が全身にくまなく行きわたる感覚が味わえる。
サウナはミストとドライの2種。ミストサウナは毛穴の奥から老廃物がさらさらと流れていくようで、ドライサウナでは体の芯からじんわりと汗が噴き出し、溜まっていた疲労が軽くなっていく気分だ。温浴施設を出たらバスローブに着替え、トリートメント開始までロッカールーム内にあるリラクゼーションシートで休憩。その後、スパスイートへ案内される。
今回受けるコースは「ヴァルモン エクスペリエンス <ピークス オブ スリムネス(60分)>」。ヴァルモン(VALMONT)はスイスのクリニック発祥で、エイジングケアのパイオニアブランドだ。スイスの豊かな自然と先端技術を駆使して開発されるセルラーコスメティックスは世界中のセレブリティから支持されている。
<ピークス オブ スリムネス>のコースは、ヴァルモン独自の手技を使ったボディライン改造トリートメント。ボディラインを整えて引き締めるクリームを使用し、体の各部位に深く働きかけるマッサージでセルライトを潰し、スリミング効果が期待できるのだそうだ。
最初に重めのバームタイプのクリームを塗り、指でセルライトをつまんでほぐしていくのだが、強めのタッチでセルライトがつぶされていくのが予想以上に気持ちがいい。この刺激で血行もよくなり、コリがほぐれていく。クリームには利尿作用のあるカフェインが配合されており、体内の余分な水分を排出する効果があるとのこと。仕上げに美容液で肌の表面をなめらかにしていく。クリームと美容液どちらもメントールが配合されていて、全身がスーッとした爽快感に包まれる。
トリートメント後はリラクゼーションルームでクールダウンしながら、ホテルのパティシエによる日替わりのスイーツとハーブティーをいただく。オリジナルスイーツまで用意してくれる施設は少ないので、気分が高まる。
独自の手法でセルライトをつぶし、ボディラインにメリハリを出すことに特化したトリートメントは、独特のリズムと程よい刺激があり、新しいアトラクションを体験したかのような楽しさだ。メントールの爽快感と香りが夜まで続くのも心地よい。翌日は肌のなめらかさと、むくみが改善されて体がとても軽くなっているのを実感できた。
T JAPAN掲載記念 【ヴァルモン エクスペリエンス】スリミングボディ(ピークス オブ スリムネス) 60分
水月スパ&フィットネス/コンラッド東京
詳細はこちら
※このプランの販売は2022年12月31日いっぱいまで
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