東京都独自の視点で優良住宅を認定する「東京こどもすくすく住宅認定制度」。新築マンションのモデルルームを訪問する本連載第15回は、この制度の基準を満たし、子育て視点で住まいの安全性に配慮した近鉄不動産の新築分譲マンション「ローレルコート立川錦町」を紹介する

TEXT&PHOTOGRAPHS BY NORIHIKO MORITA

子育てしやすい街に誕生する、子どもにやさしい住まい

画像: 「ローレルコート立川錦町」の外観完成予想CG COURTESY OF KINTETSU REAL ESTATE

「ローレルコート立川錦町」の外観完成予想CG

COURTESY OF KINTETSU REAL ESTATE

 JR中央線立川駅は、新宿まで約41分、東京駅まで1時間以内でアクセス可能で、JR青梅線・南武線が乗り入れている多摩地域最大のターミナル駅。その賑わいの大きさから、“西の新宿”とも称されている。この春からはグリーン車の運転も開始され、より快適な通勤・通学環境が整った。その立川駅に南武線でひと駅の西国立駅から、徒歩約11分の場所に誕生するのが「ローレルコート立川錦町」。立川駅までは南武線だけでなく、自転車を使えば約7分、コミュニティバスも利用可能だ。

「ローレルコート立川錦町」の周辺は閑静な住宅街で、ビッグシティ立川の喧騒からほどよく離れた、落ち着きのある住環境が魅力のひとつとなっている。さらに西国立駅前は、再開発により立川市子ども未来センターやたましんRISURUホール(市民会館)、立川病院が建設され、2025年5月には立川市子育て支援・保険センターが完成した。まさに子育てファミリーにうってつけの街といえるだろう。

 そんな“子育てしやすい街”に2026年1月に竣工する予定の「ローレルコート立川錦町」は、“子育てしやすい住まい”を実現する、総戸数86戸の5 階建てマンション。安全性に配慮された設計・仕様を施した「東京こどもすくすく住宅認定制度」の基準を満たした集合住宅であることが、大きな特徴となっている。

細部にこだわった、安全で暮らしやすい仕掛けの数々

「東京こどもすくすく住宅認定制度」とは「居住者の安全性や家事のしやすさなどに配慮された住宅で、かつ、子育てを支援する施設やサービスの提供など、子育てしやすい環境づくりのための取組を行っている優良な住宅を東京都が認定する制度」のこと。「ローレルコート立川錦町」は、その制度の「アドバンストモデル」という最高基準に認定されている。認定に必要な基準は、遊び場所や保育・教育・医療施設などが徒歩圏にあることや、住戸内の安全対策を施していること、共用部分での転倒・転落防止や防犯・防災対策の実施などさまざま。マンションギャラリーでは、モデルルームで安全性にこだわった設備や仕様を目で見て触れて確認できる。

 見学するモデルルームは3LDK、67.86㎡のBタイプ。子どもへの安全対策は、さっそく玄関ドアに現れている。通常の玄関ドアは丁番によって開閉され、その枠とドアの取り付け部分は指が挟まれる危険性がある。しかし、この玄関ドアは室内側の吊元部分の隙間を大きく設けており専用の気密ゴムを使用することで指が入り込んでしまっても、挟まれるのを防止する仕様となっている。

画像: 左/Bタイプの玄関まわり。右/玄関の内側、気密ゴム取り付け部分

左/Bタイプの玄関まわり。右/玄関の内側、気密ゴム取り付け部分

 また、玄関ドアを開けたとき、リビングドアが気圧差により勢いよく閉まってしまう場合に備え、開き戸用ソフトクローザーを採用。ほかにもスイッチ類は子どもにも操作しやすいよう、床上900mmの高さに設置したり、リビング・ダイニングやキッチン、個室の壁の一部には家具転倒防止の下地処理を施したりと細やかな工夫が施されている。

画像: 左/リビングドアのソフトクローザー。右/高さ900mmのスイッチ類

左/リビングドアのソフトクローザー。右/高さ900mmのスイッチ類

 室内のスイッチ類とは逆にバルコニーのサッシの鍵は、子どもの手が届きにくい高さにすることで、一人でバルコニーに出てしまう危険性に配慮。なお、バルコニーに設置したエアコンの室外機を、バルコニー手すりまで600mm以上離しているのは、子どもが室外機に登ってしまうことで生じるバルコニー転落事故を未然に防ぐ工夫だ。

画像: 左/サッシの鍵は子どもの手が届きにくい高さに。右/バルコニー手すりから距離をとったエアコン室外機

左/サッシの鍵は子どもの手が届きにくい高さに。右/バルコニー手すりから距離をとったエアコン室外機

画像: 引き戸も指はさみ防止のため、締まりきらない仕様の扉を採用

引き戸も指はさみ防止のため、締まりきらない仕様の扉を採用

ゆとりを感じさせるウォールドアとフルオープンキッチン

 住空間そのものに目を向けると、リビング・ダイニングは隣り合う個室とひと続きとなった余裕のあるスペースに。ウォールドアにより空間を自由に拡張できる近年主流の間取りを採用している。

画像: リビング・ダイニングと隣り合う個室(約5畳)。造作のデスクや飾り棚などはオプション

リビング・ダイニングと隣り合う個室(約5畳)。造作のデスクや飾り棚などはオプション

画像: ウォールドアを閉めた状態の個室

ウォールドアを閉めた状態の個室

 リビング・ダイニングの広々とした印象は、ウォールドアによる拡張性によるものだけでなく、建物の構造にも秘密がある。通常のマンションでは、室内の天井の下に梁が出てしまうことが多いが、「ローレルコート立川錦町」では梁を壁の内側に収める「内蔵梁」という工法を採用。この内蔵梁とバルコニー側に柱を出すアウトフレーム工法により、室内空間の出っ張りをなくすことで広くすっきりした印象を与えている。

画像: ウォールドアを開け放した個室側から眺めるリビング・ダイニング(約10.8畳 ※個室と併せると約15.8畳)。梁・柱が室内に出ない広々とした空間を実現している(壁面の間接照明などはオプション) COURTESY OF KINTETSU REAL ESTATE

ウォールドアを開け放した個室側から眺めるリビング・ダイニング(約10.8畳 ※個室と併せると約15.8畳)。梁・柱が室内に出ない広々とした空間を実現している(壁面の間接照明などはオプション)

COURTESY OF KINTETSU REAL ESTATE

 また、フルオープンタイプの対面式キッチンも開放感を与える大切な要素。リビング・ダイニングとの間に壁がない「フレタスキッチン」を採用することで、空間の広がりを感じられるとともに、子どもにも目が届きやすいというメリットがある。まさに子育てしやすいキッチンといえるだろう。

画像: キッチンは約3.2畳。背面の吊戸棚、カップボードはオプション

キッチンは約3.2畳。背面の吊戸棚、カップボードはオプション

デッドスペースを活かした収納と、大容量のウォークインクローゼット

 キッチンには食器洗浄乾燥機や浄水器一体型水栓などを標準装備し、シンク下の収納も豊富だ。気の利いたところでは、コンロ横の壁面にカウンターとスパイスラックを備えており、ちょっとしたスペースを上手に有効活用している。

 スペースを活かす収納は、サニタリーにも現れている。洗濯機の設置場所の上部に吊り戸棚と引き出し式のハンガーパイプを組み合わせた独自の収納(スマートランドリー)を標準装備。洗面化粧台下収納やリネン庫に加え、水回りのさまざまなアイテムの収納が可能だ。

画像: 左/キッチンのスパイスラック。右/洗面室の洗濯機置場上部のスマートランドリー

左/キッチンのスパイスラック。右/洗面室の洗濯機置場上部のスマートランドリー

 寝室を想定したそれぞれの個室にはウォークインクローゼットを備えているので、衣類関係の収納は問題なし。主寝室で約1.5畳、子ども部屋で約0.9畳と大容量のため、衣類以外にも季節家電やスポーツ用品などさまざまなアイテムを収納可能だ。

画像: 主寝室は約6畳。ウォークインクローゼットは約1.5畳

主寝室は約6畳。ウォークインクローゼットは約1.5畳

画像: 子ども部屋は約5畳、ウォークインクローゼットは約0.9畳

子ども部屋は約5畳、ウォークインクローゼットは約0.9畳

画像: Bタイプの間取り図 COURTESY OF KINTETSU REAL ESTATE

Bタイプの間取り図

COURTESY OF KINTETSU REAL ESTATE

豊かな植栽と重厚感を求めた低層レジデンス

「ローレルコート立川錦町」の外観をCG画像などを元に眺めてみると、上質なタイルを用いた重厚感と豊富な植栽が魅力となりそうだ。接する約50mの道路に対し、建物をセットバックすることで空間を確保。そのスペースに豊富な植栽と提供公園を配置するという。とくにエントランス周りは木々に囲まれた落ち着きあるアプローチとなるようだ。

画像: エントランスアプローチ完成予想CG COURTESY OF KINTETSU REAL ESTATE

エントランスアプローチ完成予想CG

COURTESY OF KINTETSU REAL ESTATE

 エントランスホールの先に用意されるラウンジも質感豊かなタイルを組み合わせたリラックス空間。大型のソファが、日々の暮らしの息抜きのスペースであることをイメージさせる。

画像: ラウンジ完成予想CG COURTESY OF KINTETSU REAL ESTATE

ラウンジ完成予想CG

COURTESY OF KINTETSU REAL ESTATE

 ちなみに「ローレルコート立川錦町」は、ZEH-M Orientedに加え、太陽光パネルを導入した低炭素認定建築物にも認定されており、省エネ効果が高い住まいであることもマンション全体の特徴だ。

画像: モデルルームで解説する販売担当の宗 拓久斗さん。外観VRシステムを利用して再現された建物を縦横斜めから眺めるだけでなく、興味のある部屋から眺める風景や、建物の細部まで確認できるので、よりリアルにイメージできる

モデルルームで解説する販売担当の宗 拓久斗さん。外観VRシステムを利用して再現された建物を縦横斜めから眺めるだけでなく、興味のある部屋から眺める風景や、建物の細部まで確認できるので、よりリアルにイメージできる

 立川および都心へのアクセスがよく、子どもにやさしいZEHマンション。将来のライフスタイル、ライフステージを想定しつつ、マンションギャラリーを訪れてみてはいかがだろうか。

ローレルコート立川錦町
所在地:東京都立川市錦町六丁目43番1(地番)
交通:JR南武線「西国立」駅徒歩11分
総戸数:86戸
竣工予定:2026年1月下旬
予定販売価格:5,300万円台~※100万円単位
公式サイトはこちら

※各完成予想CGは計画段階の図面を基に描き起こしたもので実際とは異なります。
また、植栽は入居時を想定して描かれたものではありません。
※モデルルームは標準プランにオプションなどの有償プランを採用しています。
※家具や調度品、造作家具などは販売価格に含まれません。
※掲載の情報は、取材・撮影を行った2025年5月時点のものとなります。
※モデルルーム内(バルコニー含む)にはモデルルーム施工上の都合により実際の建物と一部表現が異なります。
※タイプ・階数により一部仕様が異なります。

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