32歳ながら、これまで出演した映画は数知れず。朴訥(ぼくとつ)な青年から狂気を纏った犯罪者まで、あらゆる役柄が彼にかかると驚くほどのリアリティを帯びる。俳優、柄本 佑が八着八様の“コートの男”を演じる

MODEL BY TASUKU EMOTO, PHOTOGRAPHS BY PHOTOMAKER, STYLED BY KEITA IZUKA, HAIR & MAKEUP BY KANAKO HOSHINO, EDITED BY KAI TOKUHARA

画像5: 俳優、柄本 佑
“コートの男”を演じる

 オートクチュールの職人技から着想を得たサテンのロングストールが、身体に沿うようにぐるりとあしらわれたダブルブレステッドコート。サイドには深いスリットが入っており、インに合わせたトレンチコートとの立体的なレイヤリングが楽しめる。

コート¥480,000、中に着たコート¥270,000、タートルネックニット¥125,000、パンツ¥110,000、靴¥135,000
クリスチャン ディオール(ディオール)
フリーダイヤル:0120-02-1947

画像6: 俳優、柄本 佑
“コートの男”を演じる

 ガウン感覚でエレガントに羽織りたいオーバーサイズのショールカラーコート。襟元の折り返し具合で、裏のキルティング面は好みに合わせた見せ方ができる。ラグジュアリーさとスポーティさを兼ね備えた一着を、防護パンツがモチーフになったチャップスに合わせた個性豊かな装い。

コート¥486,000(参考価格)、ニット¥213,000、パンツ¥135,000、チャップス¥451,000
ロエベ ジャパン カスタマーサービス(ロエベ)
TEL.03(6215)6116

画像7: 俳優、柄本 佑
“コートの男”を演じる

 極端に丈が短く、肩幅はワイド。80年代的なボックスシルエットが実にプラダらしいウィットを感じさせるボア襟のポリスジャケット。男臭い印象になりがちなアイテムを、シャープなスリムスラックス、ハイウエストのタックイン、ベルトの重ねづけでモダンに。

ブルゾン¥364,000、パンツ¥114,000、ベルト(上)¥50,000、(下)¥60,000、靴¥105,000(すべて予定価格)
プラダ クライアントサービス(プラダ)
フリーダイヤル:0120-451-913

画像8: 俳優、柄本 佑
“コートの男”を演じる

 カーディガンのようにさらりと羽織れるノーカラーのウールジャケットは、ハイネックのニットとマフラーで首回りにボリュームを。サイドにジップアップを配したパンツは、ポケットを引っ張り出すとそのままウエストポーチになるユニークなデザイン。

ジャケット¥130,000、ニット¥119,000、マフラー¥69,000、パンツ¥129,000
メゾン マルジェラ トウキョウ(メゾン マルジェラ)
TEL.03(5725)2414

――俳優の柄本佑さんが、ルイ・ヴィトンやエルメスなどの最新コレクションをスタイリッシュかつユーモラスに着こなしてくれた。若くして映画界で独自のポジションを築いてきた彼も、この12月で33歳。表情や佇まいにはぐっと大人のムードが漂ってきた。「ファッション撮影の主人公はあくまで服。だからいつも自分を消してマネキンに徹するよう心がけます。『服の邪魔をするな』『俺は存在しないものだと思え』と。それでも人間という存在は欲の塊みたいなもので、いざ現場に立つと個を出したくなってしまう。そんな自分を制しつつ、撮影に臨みました」。それでいてどのルックも映画やドラマの役柄に見えてしまうのだから、柄本佑の“役者力”、やはり恐るべしである。

 しばらくは大阪に滞在するという。来年1月から放送されるNHKドラマ『心の傷を癒すということ』の撮影のためだ。演じるのは阪神・淡路大震災で自ら被災し、病に冒されながらも被災者の心に寄り添い続ける在日韓国人の精神科医。「モデルは実在する安克昌(あんかつまさ)さんという方。震災、病気、在日であること。さまざまな壁に苦悩しながら医師として奮闘する彼の生きざまを描いた青春ドラマです。ジャズピアノに大阪弁、病気でやつれた表情。リアリティという点で自分の中に取り込まなければならない要素はとても多いですが、それらも含めて楽しめています。ただ、僕はキャラクターをガチガチに固めずに“全裸”で現場に行くタイプ。まず現場に入り、そこの空気や共演者との間合いも感じ取りながら、じわじわ作品に入っていきます」。どうやら、今回も“役者力”がいかんなく発揮されそうだ。――

柄本 佑(TASUKU EMOTO)
1986年東京都生まれ。2003年に『美しい夏キリシマ』の主人公役で俳優デビューして以来、映画を中心に数々の名作で個性豊かな演技を披露している。2018年の主演作『きみの鳥はうたえる』で第92回キネマ旬報ベスト・テン、第72回毎日映画コンクールで主演男優賞を受賞。待機作に、2020年1月18日スタート(全4回)のNHKドラマ『心の傷を癒すということ』、同年夏公開予定の映画『痛くない死に方』など

 

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