BY REIKO KUBO
『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワートがダイアナ皇太子妃を演じ、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた映画『スペンサー ダイアナの決意』がいよいよスクリーンに登場。
ロイヤル・ファミリーが集う1991年のクリスマス、ダイアナはチャールズ皇太子への不信感とパパラッチやスタッフたちによる終日監視に苦しみ、王子たちへの愛情との狭間で葛藤する。スチュワートは時折、ダイアナにそっくりな表情を浮かべてドキッとさせながら、ほかの女性と結婚するため、ヘンリー8世によって首を刎(は)ねられた王妃アン・ブーリンと自らを重ねて追い詰められてゆく孤独な魂を繊細に表現。
冒頭に「寓話」と掲げられたこの作品はノンフィクションではないが、チリ出身の監督パブロ・ラライン(『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』2016年)とフランスの気鋭の撮影監督クレア・マトン、そしてスチュワートがダイアナの真実の叫びににじり寄る。同時期にドキュメンタリー映画『プリンセス・ダイアナ』も公開となる。
『スペンサー ダイアナの決意』
10月14日よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国ロードショー
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