それぞれの個性を強烈に押し出したデザイナーたち。プラダ、ヴェルサーチらの「マイ・ベスト」ともいえるショーを総括する

BY ALEXANDER FURY, TRANSLATED BY CHIHARU ITAGAKI

RALPH LAUREN PURPLE LABEL
(ラルフ ローレン パープル レーベル) 
ラルフ・ローレンは、まったくもって典型的なアメリカ人だ。彼はプレッピー・スタイルの概念をつくり上げるのにひと役買ってきた。それはヨーロッパの紳士のドレスコードをベースにしたものではあるが、結局は、彼の手によって見間違いようもなくアメリカ的なものに変身した。

画像14: 2018年春夏
ミラノ・メンズ・コレクションの
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ミラノで開催されたプレゼンテーションのモデルたちについても、同じことが言えるだろう。スポーツチームのメンバーのような彼らは、まるでJ・C・ライエンデッカーのイラストの世界から抜け出てきたように見えるが、実際にはさまざまな国や地域にルーツをもつモデルたちの集まりで、きわめてアメリカ的なのだ。

画像15: 2018年春夏
ミラノ・メンズ・コレクションの
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 プレゼンテーションは、ブランドのイタリア本社であるサン・バルナバ通りのパラッツォ・ラルフ・ローレンで開催された。

「ラルフの宮殿」の名にふさわしいこの会場は、まるでNYアッパー・イースト・サイドのマンションが、まるごとミラノに移動してきたかのような雰囲気だった。

画像16: 2018年春夏
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 ラルフ ローレンの提案するルックはあくまでリアルなものだ。申し分ない出来で、かつ着やすい服ばかり。

新作はやや薄手のリネンでできており、リラックスしたムード。1974年の映画「グレート・ギャツビー」でラルフ ローレンのリネンスーツを着たロバート・レッドフォードの姿を思い出してもらえば、おわかりいただけるだろう。

画像2: PHOTOGRAPHS BY YU FUJIWARA

PHOTOGRAPHS BY YU FUJIWARA

 レーベルの名前に使われている「ポロ」が示すように、ラルフ・ローレンはスポーツ愛好家だ。

春夏コレクションには、自転車レースのサインやマーク、レトロなサイクリストのイラストなどがついた、フィット感のあるジャージーニットが登場。その中には「ツール・ド・ラルフ」のロゴも。まるで、そんなレースが開催されるのを前にマーケット用に試作品をつくってでもいるかのような雰囲気だ。

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