BY MIKA KITAMURA
人口約1400万人の巨大都市・東京。ミシュランガイドの星付きのお店が世界で最も多い街。世界有数の美食の地でもあり、鮨や鰻、蕎麦、天ぷらなど江戸由来の和食はもちろん、世界各国の料理や居酒屋をはじめ、町中華や洋食、和菓子や洋菓子など、美味しいものがひしめき合う東京。美食の都の担い手といえば、切磋琢磨する料理人をはじめ、飲食店を支える人たち。そして、なんといっても舌の肥えた食べ手だ。
2023年5月19日(金)〜21日(日)の3日間、東京都が食の祭典『Tokyo Tokyo Delicious Museum2023』(TTDM)を開催する。「春の食フェスティバル 2023 実行委員会」を結成し、世界トップレベルの”多様な美味しさ”が詰まった東京の食の魅力を発信、大勢の方々にその美味しさに触れてほしいという。
メイン会場となる有明では、食のスペシャリストのプロデューサー4人がお店をコーディネート。村上千砂(フードプランナー/料理人)、柏原光太郎(日本ガストロノミー協会会長)、高橋綾子(フードパブリシスト)、北村美香(フードライター&エディター)、東京の食シーンを知り尽くしたプロデューサー陣ならではの視点で選んだ名店が一堂に会する稀少なチャンスとなる。
ハイエンドなレストランから予約の取れない人気店、新たな世界を切り開く若手料理人の店をはじめ、和食からフレンチ、イタリアン、スパニッシュ、中華、洋食……と多様なジャンルを揃える。そこではパスタやラーメン、カレー、蕎麦、鰻、ふぐ、唐揚げ、カレー、タパス、東京発のワインやビール、甘酒なども楽しめる。ヴィーガン料理店やハラル対応のパレスチナ料理、福島からは震災後にオープンした地元食材を使った店も出店。
スイーツマニア垂涎の「スイーツミュージアム」のテントも登場。ここでは、予約困難レストランのテイクアウトのお菓子やカヌレ、和菓子などが勢揃い。アマゾンカカオのポップコーンや、ミシュランガイド2つ星店の「ザ・ピーカンナッツ チョコ」、ほかにもカヌレや和菓子など、超人気スイーツが勢揃いしている。
ステージではさまざまなイベントも展開される。参加型学習ワークショップでは和菓子の上生菓子(練り切り)づくり体験や、日本茶の淹れ方や飲み比べも楽しめ、白米を使用したカクテルのパフォーマンスや、出店しているシェフたちのトークも。
この3日間で、東京の奥深く幅広い食文化を感じてほしい。そうやって食の楽しさを知ることで、「美味しい東京」はますます進化を遂げるはずだから。
東京 デリシャス ミュージアム 2023 有明会場
住所:東京都江東区有明3-7-7 イーストプロムナード 石と光の広場
会期:2023年5月19日(金)〜21日(日)