BY T JAPAN

ティファニー ブルーが印象的な店内。天井にはブルーボックスをモチーフにしたアート作品が。
COURTESY OF TIFFANY & CO.
ティファニー 銀座4階に、待望の「Blue Box Café by Natsuko Shoji」が8月8日にオープンする。ブランドのシンボルカラーであるティファニー ブルーに包まれたこの空間は、単なるカフェではなく、美食とクラフト、アートが融合する“体験型ラグジュアリー”の新たな舞台だ。
監修を務めるのは、代々木上原のフレンチ「été(エテ)」で国内外から高い評価を得るシェフ・庄司夏子。ニューヨークと日本の食文化を掛け合わせ、素材の魅力を存分に引き出したメニューは、ティファニーならではのエレガンスと驚きに満ちている。

監修の庄司夏子シェフ。日本の食材や食文化を存分に生かしたメニューで、サプライズに満ちた美味しさを届ける。
COURTESY OF TIFFANY & CO.
シグネチャーとなる「Breakfast at Tiffany’s」は、映画『ティファニーで朝食を』へのオマージュでありつつ、日本の出汁文化を繊細に取り入れた新感覚のモーニングプレート。

シグネチャーの「Breakfast at Tiffany’s」。クロワッサンやシェフのシグネチャーであるブリオッシュ、自家製メイプルグラノーラは、バニラ香る特製ヨーグルトとともに。スクランブルエッグは出汁巻き卵に着想を得ている。
COURTESY OF TIFFANY & CO.

ブルー ボックス カフェのために特別に作られた低塩仕立ての生ハムとモルタデッラ。サーモンは、厳選した素材をすだちとレモンでさっばりといただける。
PHOTOGRAPH BY T JAPAN
息をのむような美しさの「Tiffany Afternoon Tea」には、シェフの代名詞であるフルーツタルトや、ティファニー ブルーを彷彿とさせるのマカロン、ジュエリーのようなセイボリーが三段に美しく並ぶ。中でも注目は、ジュエリーの精緻さに着想を得た「世界一美しい胡瓜のサンドウィッチ」だ。

ティファニーの伝統と庄司シェフの技が融合した、華やかで独創的なアフタヌーンティー。 3段のティースタンドに、2種のスコーンも添えられる。
COURTESY OF TIFFANY & CO.

1段目は、シェフのシグネチャーであるフルーツタルト。8月は桃のタルトにイチゴのソルベを添えて提供。2段目のデザートには、ティファニー ブルーを彷彿とさせるマカロンや、シェフのスペシャルメニューであるバニラチーズケーキ、フィナンシェ、プラリネのチョコレートガナッシュが。3段目のセイボリーは、胡瓜のサンドウィッチや、ケーキのように美しいレイヤーで仕上げられマッシュルームサンドとクラブサンド、トマトに見立てたカプレーゼ、桜鱒とアボカドの塩タルト、花をイメージしたモルタデッラと卵のオープンサンド、ほおずきのピクルス。
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「世界一美しい胡瓜のサンドウィッチ」
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また、終日楽しめるアラカルトメニューも充実。「イーストサイド風タルタル」や「チーズケーキ727」など、ネーミングにも遊び心と品格が漂う。
空間デザインを手がけたのは、ティファニー 銀座の建築も担当したピーター・マリノ。カフェ、バー、テラス、プライベートダイニングからなる店内には、ティファニーのアーカイブやクラフトマンシップに着想を得た装飾が施されている。特に、ティファニー ブルー ボックスを模した天井のアートは、訪れる者の心を一瞬でとらえる象徴的な存在だ。

インテリアとアートのキュレーションは、ティファニー 銀座と同様に、現代建築の巨匠ピーター・マリノ。
COURTESY OF TIFFANY & CO.
さらに、サラ・チャールズワースやロー・エスリッジらの現代アートが空間を彩り、テラスにはジオ・ポンティにインスパイアされた家具と、フラワーアーティスト東信による季節の花々が配される。自然光が降り注ぐこの場所は、まさに五感を通じてティファニーの世界観を体験できる唯一無二のダイニングスポットと言える。
予約はティファニーの公式サイトにて、毎月1日に2カ月先の1日〜月末分を受付け。プライベートな集いから特別な記念日まで、多彩なシーンに応えるこのカフェは、銀座に新たな物語を刻むことだろう。
「Blue Box Café by Natsuko Shoji」
住所:東京都中央区銀座6-9-2ティファニー 銀座 4階
TEL. 03-5005-0107(ブルー ボックス カフェ直通)
営業時間:10:30~20:30
定休日:不定休
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