TEXT & PHOTOGRAPHS BY JUNKO AMANO
烏丸丸太町「CHÉRIE CAFÉ」

イチゴのジェラートと大きなメレンゲを忍ばせた「贅沢アメリカンチェリーのクープシェリー」¥2,800(ドリンク付き)
静かな住宅街に星付き和食店や大人好みの上質な菓子店が点在する御所南エリアに、4月28日にオープンした「CHÉRIE CAFÉ(シェリーカフェ)」。店主の小林かなえさんは、京都在住の菓子研究家で、著書も多数出版されている。店舗は、テイクアウト専門の菓子店「CHÉRIE MAISON DU BISCUIT(シェリーメゾンドビスキュイ)」、完全予約制のパフェの店「CHÉRIE MAISON DU PARFAIT(シェリーメゾンドパフェ)」に続き、こちらは3店舗目となる。

白と赤を基調とした店内。大きなガラス窓の向こうには公園の緑が広がっている
「カフェを始めるつもりはなかったんです。店の近くに空き物件があったので、興味本位で見学させてもらったら、目の前に公園が広がる気持ちいいロケーションで。大きな窓を作って、テイクアウトで菓子を販売したいと思った時、公園で遊ぶ子供たちがクレープやソフトクリームを買いに来てくれるイメージが沸いてきました」。と、物件ありきで店造りがスタートしたという。

プレミアムミルクのソフトクリームにフリーズドライのフランボワーズをトッピングした「フランボワーズ」¥900
テイクアウトでは、クレープとソフトクリームを提供。日本のソフトクリームメーカーの多くは、重力落下式でずっしりとした食感に仕上がるが、こちらでは、ソフトクリーム界のフェラーリと称されるイタリア・カルピジャーニ社の最高級マシンを導入。ギアポンプ式で空気を送り込むことで、驚くほどなめらかでシルキーな口当たりに仕上がり、カーネーションみたいなビジュアルにもうっとりさせられる。ソフトクリーム液ももちろん自家製で、プレミアムミルクは、ミルク感が強すぎず、後味のキレも良く、パティスリーメイドな上品な味わいだ。

クープシェリーのフルーツは季節がわり。初夏は、アメリカンチェリーと台湾マンゴー、メロンの3種類から選べる

クレープは薄いバリバリ系ではなく、縁だけカリカリとしたこんがりもっちり系
店内のカフェスペースは、テイクアウト用とはメニューを変え、皿盛りクレープとクープシェリーを楽しめる。
クープシェリーは、フランスのカフェでよく見かけるメレンゲとアイスクリームを組み合わせたメレンゲグラッセから着想を得たデセールに。メレンゲの上にジェラート、フルーツ、ふんわり軽いエスプーマ生クリーム、ソースをトッピング。煎餅ぐらい大きいメレンゲをざくざく割りながらなめらかなジェラートやクリームと共にいただくのがおいしく楽しい。

「CHÉRIE CAFÉ」限定販売の缶「CHÉRIE KYOTO」はパリの道路標識をイメージしたデザイン。ショコラ、抹茶、ナチュール入り¥3,550
「CHÉRIE MAISON DU BISCUIT(シェリーメゾンドビスキュイ)」で販売されているビスキュイはこちらでも取り扱いがあり。カフェの上階には新たにビスキュイ製造場が誕生。発売当初は整理券を配布するほど入手困難だったが、現在は製造量も増え、気軽に購入できるので、京都の手土産にもおすすめだ。

焼き菓子やコンフィチュール、紅茶、オリジナルの保冷バッグなど、商品ラインナップも多彩。昨年発売されたレシピ本「シェリーのお菓子」は、ヒグチユウコさんがイラストを手がけた表紙が目をひく

真っ白なファサード。左の窓からテイクアウト用のソフトクリームやクレープを受け取れる
「CHÉRIE CAFÉ(シェリーカフェ)」
住所:京都府京都市中京区東洞院通竹屋町角三本木五丁目467-2
営業時間:10:00〜17:00閉店(土日は9:00〜18:00閉店)
定休日:月曜
TEL. 075-708-6773
公式インスタグラムはこちら

天野準子
生まれてこの方、碁盤の目と呼ばれる京都の街中暮らし。雑誌やWEBで京都にまつわるライティングやコーディネートを行っている。プライベートでは、強靱な胃袋を武器に日々、おいしいものをハント
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