京都⽣まれ、京都育ちの⾷いしん坊、京都でおいしいものに出合いたければ、この⼈に聞けばハズレなし!そんなアマジュンこと天野準⼦の絶品満腹⼝福アドレス。今月は「昼呑み店」を紹介。第1弾は「vous」へ

TEXT & PHOTOGRAPHS BY JUNKO AMANO

京都市役所前「vous」

画像: 創作点心にワインが進む

創作点心にワインが進む

 京都では、ここ数年で昼から(そして朝からも)お酒が飲める店が増えている。その理由には、古くから商業文化が息づき、時間の自由になる商売人が多いことに加え、日本人旅行者や海外ツーリストの”昼呑み”需要が高いことに違いない。

画像: 一人客限定で好きな点心3種を盛り合わせで注文できる。「海老マッシュルーム焼売エスカルゴバター」、「鴨とフォアグラの小籠包」、「海老 蟹 帆立の蒸餃子」の3種盛り¥1,200

一人客限定で好きな点心3種を盛り合わせで注文できる。「海老マッシュルーム焼売エスカルゴバター」、「鴨とフォアグラの小籠包」、「海老 蟹 帆立の蒸餃子」の3種盛り¥1,200

 昨年6月にオープンした「vous(ヴ)」も昼からワインと創作点心がいただける店だ。オーナー佐野央典さんは、香港の飲食店グループで6年間、エグゼクティブシェフとして活躍。帰国後は、京都に中華料理店[CHINA TONGUE]を開いた。実は香港に渡る前はフレンチのシェフとしても活躍し、カンボジア・プノンペンのホテルでは総料理長を務めていたこともあり、こちらの料理はその集大成に。[CHINA TONGUE]では香港のローカル町中華を味わえるのに対し、こちらでは、フレンチ×中華の融合で楽しませてくれる。

画像: 中華でお馴染みの海老パンをイタリア菓子のカンノーロのように仕立て、カクテルソースをディップしていただく。「シュリンプカンノーロ」¥900

中華でお馴染みの海老パンをイタリア菓子のカンノーロのように仕立て、カクテルソースをディップしていただく。「シュリンプカンノーロ」¥900

 エスカルゴバターと海老焼売と相性抜群の「海老マッシュルーム焼売エスカルゴバター」やフォアグラの脂を含んだ鴨スープが口いっぱいに広がる「鴨とフォアグラの小籠包」など、フュージョン中華レストランのコースの一皿に出てきそうな趣向を凝らしたものも多し。ワインのアテになる小ポーションで提供され、軽くつまむつもりが、追加オーダーが止まらない。具材を蒸しパンでサンドしたバオや麺類もそろい、気づけばしっかり〆まで楽しんでしまっている。 

画像: カウンター8席のほか、ガラス窓から大通りを望む立ち呑み席もあり

カウンター8席のほか、ガラス窓から大通りを望む立ち呑み席もあり

「パリの街にあるバーアヴァン(ワインバー)のように、ワインをさくっとひっかけられる店にしたい」と、ビールやワイン一杯からひっかけられる気負わない雰囲気も魅力。
 店は京都市内の中心部を東西に走るシンボルロードである御池通に面していながら、一歩入ると落ち着いた雰囲気で、大人が昼から心地良く酔うことができる。

画像: 雑居ビルの1階。大きなガラス扉や窓が配され、昼呑みが気持ちいい空間

雑居ビルの1階。大きなガラス扉や窓が配され、昼呑みが気持ちいい空間

「vous」
住所:京都市中京区下丸屋町412-3
営業時間:13:00〜22:00(日曜〜19:00)
無休
TEL. なし
公式インスタグラムはこちら

画像: 天野準子 生まれてこの方、碁盤の目と呼ばれる京都の街中暮らし。雑誌やWEBで京都にまつわるライティングやコーディネートを行っている。プライベートでは、強靱な胃袋を武器に日々、おいしいものをハント

天野準子
生まれてこの方、碁盤の目と呼ばれる京都の街中暮らし。雑誌やWEBで京都にまつわるライティングやコーディネートを行っている。プライベートでは、強靱な胃袋を武器に日々、おいしいものをハント

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