TEXT & PHOTOGRAPHS BY JUNKO AMANO
神宮丸太町「mati(マチ)」

「田舎風パテ」ハーフ¥600。「トマトフライドオニオンのパン」¥300。イートインでいただく時はリベイクした後、カットして提供される
「パンとワインとアテ」をコンセプトに、“パン呑み“が楽しめる「mati(マチ)」。元印刷所だった建物は天井が高く、大きな窓からは琵琶湖疎水沿いの街路樹の緑が望め、昼呑みにドンピシャなロケーションだ。昔ながらの酒場は男性率が高いが、とある平日午後に訪れると、テーブル席は女性客でぎっしり。みんな一様にワイン片手にパンやアテを楽しんでいた。
「仁王門通や丸太町界隈など、徒歩圏内に昼呑みスポットが増えて、はしごして来てくれる方も多いです」と、店長の土井葉美さん。

オープンキッチンのカウンター横に設えたパン棚
土井さんは、パン好きに知られる薪窯焼きパンの店「ボンボランテ」出身で、毎朝、自家製酵母を使った長時間発酵パンを焼いている。「噛めば噛むほど、粉の風味や旨みを感じるパンを意識しています」と、ハード系優勢の品揃えに。カウンター横の棚には焼き上がったパンが並び、ベーカリーとしてパンを買いに来る人も多い。

「鮮魚のオープンサンド」¥1,400〜。魚は、姉妹店のイタリアンバルが一匹まるごと仕入れるので、鮮度抜群。この日は鯛にスパイス塩をトッピング
イートインメニューはパンとアテを盛り合わせた「アテパンプレート」や 「鮮魚のオープンサンド」など、パンを使ったメニューがあるほか、パンの良き相棒になるフードをラインナップ。 姉妹店のイタリアンバル「イルラーゴ」製の田舎風パテも人気が高い。
ナチュラルワインのセレクトも軽やかなロゼやペティアン(微発泡)、低アルコールなど、昼からぐびぐび飲める系を中心に。パンと相性が良いフードは、ワインも進ませる。

ボトルで注文する場合は、2階のワインセラーで自ら選ぶことも
立ち飲みカウンターでさくっと一杯ひっかける人もいれば、ウォークインのワインセラーでボトルを選び、腰を据えて飲む人もいたり。昼下がりの心地良い空気感の中、気ままにワインを楽しめる。

古いビルをリノベーション。3階のヴィンテージショップ「歩く鳥」もはしごしたい
「mati(マチ)」
住所:京都市左京区聖護院東寺領町8-1冷泉ビルヂング1F
営業時間:12:00〜19:00(金16:00〜21:00)
定休日:水曜、木曜
TEL. 075-606-4589
公式インスタグラムはこちら

天野準子
生まれてこの方、碁盤の目と呼ばれる京都の街中暮らし。雑誌やWEBで京都にまつわるライティングやコーディネートを行っている。プライベートでは、強靱な胃袋を武器に日々、おいしいものをハント
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